慣性の法則
久しぶりの投稿になりました。
今日のテーマは、物理学のお話ではありません。組織論のお話しをしたいと思います。
冒頭の「慣性の法則」とは、ご存じ「ニュートン力学の第一法則」のことですね。
この法則の意味は、「止まっている物体はさらに止まり続けようとする」逆に言うならば「動いている物体は、さらに動き続けようとする」という定義でしたね。
『えっ~これって人の心と一緒じゃないか』私はふと気づいてしまったのです。
元来、なまくらで“超ぐ~たら”な私、20代~30代の休日の過ごし方といったら、とても人様に言えないおぞましいものでございました。
休日といったら、二日酔いのあげく、何もしないでぐ~たらに過ごす休日。これを『アルチュー』といいます(笑)
日曜の夜になってサザエさんが始まってくるあたりで憂鬱になってくる。憂鬱を解消するためにまた飲んで、明日を迎えたくないから深夜までまた飲む。(飲んでばかりかよっ)
そして月曜に。。。
「何も準備しない男の、仕事に流される計画のない1週間がまたまた過ぎ去っていくのでした。おしまい・・・」という感じ(笑、いや笑っている場合ではな~い。。。)
この時の私のように、心が怠惰になっていると、何事も怠惰から抜けられなくなります(何かやろうとしてもやる気が出ず、言い訳しかしないさま、様子)
つまり、すべての行動が止まる状態になり、そんなことやったってムダでしょ!という考え方になっていました。
腐りかけた自分のダメさに気づいた私は、小さな出来る事から始めることにしました。
まず、自分を変革するために生きる道を探す作業でした。
自分の強みや弱み、やりたいことと、絶対にやりたくないことを探しました。
やることを決めた後は、そのための勉強を始めることでした(もちろん、ちと深く飲みすぎた日は除きますよ~)。
いつのまにか、自分が活かせる場所や職業を探そうと活動するようになり、自分の体の動きが変わっていくのを感じました。
ただ、やると決めたといっても、自分にあまい部分は残しましょうね。そんな強い心を持たなくてもいいんです。ゆっくりあせらず動きを変えていけばいいんです。
組織改革や会社の改革といったことも、実はまったく一緒だと思うのです。
そんなこと言ったって何からやっていいかわからない、そんな気になるものですね。
ささいなことでもなんでもいいのです。これまでの業務活動の中で自分がやったことのない変わったことをしてみるだけでいいのです。
自分の変化がわかると、『いつもと違う自分、いけてるな俺(私)』という妄想を抱くこと、つまり『自己満足』&『ナルシスト』感がとても大事です。
小さなことを始めると、それが習慣となり、そして意識が変わってくるものです。
まずは、ローギアを入れて行動すること。
そうすれば、不思議とトップギアにすんなりシフトチェンジできることに気づくものです。
慣性の法則は、まさに人の心の法則、いや、生き方の法則なのかもしれないですね。