ついにわかった!?古文の難しいところが!!!
答えは終盤に!!!
では、行きましょう。たいそう長文になっております。
式部 |和泉式部[保昌が妻にて]丹後に下りけるほどに
教科書では『和泉式部』のあとに点があります。ずるいw。続く『保昌が妻にて』
は挿入句扱いををしました。カッコ”[]”をつけてみました。英語ならコンマで挟むところです。
「和泉式部、保昌の妻であるが、和泉式部が丹後に下ったころに」
と訳してみました。
【地理常識】北近畿の地名
但馬(兵庫県北部)、丹後(京都府北部)、丹波(京都府中部)
但馬牛、丹後ちりめん(絹織物、魚じゃないよw)、丹波栗・黒豆、が有名
歌合 |京に歌合ありけるに
小式部|小式部内侍歌詠みにとられて
〃 |詠みけるを
定頼 |定頼中納言たはぶれて
小式部|小式部内侍[ありける]に
ここは、冒頭の1文と同じような意味の流れで理解します。
『小式部内侍[ありける]に』
「小式部内侍がいたのだが、その小式部に向けて」と訳しました。『に』は「~に向けて」という意味にとれば、その後の『言ひて』にスムーズにつながります。
古文ってこういう風に読むんだと思う。知らんけど。ホンマ、知らんけど。
『と言ひて』は、小式部さんへ向けての発言です。
小式部/人|「丹後へ遣はしける人は参りたりや。
小式部|いかに心もとなく思すらむ。」
定頼 |と言ひて
『遣はす』は”行かせる”の尊敬語。小式部さんに尊敬語、いい感じです。
『参る』は”行く、来る”の謙譲語。『遣はす』と対になっているので、「行く」ではなく「来る」さらに言えば「戻って来る」でしょう。また、謙譲語なので、戻る人ではなく、戻り先への尊敬を表します。かくして、戻り先は小式部のところ。
尊敬語と謙譲語がともに小式部への尊敬であるというのが面白いところです。定頼、尊敬なんてこれっぽちもしてないくせにね。
定頼の発言は続きます。
小式部|いかに心もとなく思すらむ。」
『心もとなし』は”待ち遠しい、じれったい、不安だ、気がかりだ、ほのかだ、はっきりしない”などの意味があるそうです。
まとめて訳すと、
「丹後へお行かせになった人は戻って参りましたか?
たいへん待ち遠しくお思いになられていることでしょう。」
突然何を言っている?何が言いたい?
小式部さんが誰かを行かせたん?さっぱりわからんやん。
あぁ、わかった。ここが古文の難しいところで、これをなんとかするのが古文の読解やね。文学力とも言えましょう。