数学力を支える三つの要素について書きます。その三つとは、
- 理解、納得、慣れ
- 知識
- 知恵
です。
おおむね、この順で学習は進みます。教科書の構成『問ー例題ー章末問題』もそうですし、青チャートで言えば
- 基本例題=理解する、納得する、慣れる
-
基本例題の一部と重要例題=知識
- 章の最後らへんの練習問題=知恵
といった感じです。
このことは、学習の進み方のみならず、問題を解くときにも当てはまります。だいたいこの順で脳を稼働させます。
- 問題を読んで理解する
- 知識に応じていろいろやってみる
- 上手く行かないので知恵を使ってなんとかする
一部では理解力と知恵がありすぎる人が『数学は暗記だ』とか言っていますが、真に受けてはいけません。その人たちは息をするように理解し、知恵を使っているので、自分が理解し知恵を使って解いていることに気が付いていないのです。
フツーの私たちには『息をする練習』が必要なのです。言い換えると、練習しなければ、息をすることができないのです。どう理解し、どう知恵を使うかを学んで行きましょう。そして、息をするように理解し、知恵を使えるようになりましょう。(そのとき、『数学は暗記だ』と感じる・・・かもしれません。)
ワンポイントレターの主眼はそこにあります。