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 今回はアンダーラインを取り上げます。『大事なところに引く』とされる、あれです。引けとか引くなとか、効果があるとかないとか、諸説あるアンダーラインです。さだのおかは、どこが大切かがわからない人だったので、アンダーライン、苦手でした。

 

 こんなさだのおか、あるとき、視点を変えるとアンダーラインを引けることに気が付いたのです。「これなら僕でも引ける!」(いや、無理に引かなくてもいいんですけどw)それは、

理解したらアンダーラインを引く

というものです。

 

 ここに物理の教科書があるので、アンダーラインを引いてみましょう。ポイントは、

  • 納得できることがら、理由が言えることがらはアンダーライン
  • 『〇〇と呼ぶ』など、定義や名づけはアンダーライン
  • 計算は、自分でも計算できたらアンダーライン
  • 練習問題は自力で解けたらアンダーライン

です。こんな感じになります。緑色は思っていることです。

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【1】音の伝わり方(第一章が終わっていないのでまだ引けません)

(A)音の性質(この節が終わっていないので(以下略))

1.音波

太鼓をたたくと、太鼓の膜の振動によって、まわりの空気は圧縮と膨張を繰り返す。

うん、確かに膜が振動する。そしてその振動で空気は押されたり引かれたりするからな。

この振動が縦波となって空気中を伝わる。

うん、つぎつぎに押されたり引かれたりするからな。

一般に媒質を伝わるこのような縦波を音波または音という。

名前を付けたんやね。

---略---

空気中を伝わる音の速さは、温度がたかくなるほど大きくなる。(ノーマーク)

え?なんで?

<音速の公式>(ノーマーク)

え?どこから出たん?経験則?

音は空気のような気体だけでなく、液体や固体中でも伝わる。

そやな、箱の中の音も聞こえるもんな。振動さえ伝わればいいもんな。

水中を伝わる音の速さは空気中に比べて4~5倍であり、鉄の中ではさらに速く伝わる。(ノーマーク)

え?なんで?

真空中では、媒質がないので音は伝わらない。

ふつうにそやな。

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 と、こんな感じで、重要なところがむしろ引かれない傾向にありますなw。
 
 見方を変えましょう。解決すべき課題だけが白く残ります。未達の領域が白というのがいい感じです。ノーマークのところは頭に置いたまま、いつの日かの自力解決を目指してもいいですし、先生のところに質問に持って行ってもいいでしょう。もちろん、理解出来たらアンダーライン。
 白く残った練習問題は振り返って解いて、自力で解けたらアンダーライン。
 真っ白があまりに続く場合は、その章の最初に戻って読み直すといいかもしれません。それでも白い場合は、先生に相談してください。(薬の箱書きにある、「1週間使って症状の改善が見られない場合は、医師にご相談ください」というのと同じやね。
 
 本人、いい感じなのですが、周りは呆れますw。ちなみに、さだのおかは、柿色の色鉛筆を使っていました。濃さ太さ、ちょうどいい感じでした。
 
 物理、数学向けのやり方ですね。実力つくよ~。やってみてね~。物理と数学の教科書って、よくできてるよ~。信じて~。