平和公園でのショック | 広島市議会議員 さだの和広のブログ『敬天愛人』

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みなさんこんにちは。さだの和広です。この町が好きだから!ほっておけない!
いっしょにこの町の将来のことを考えていきませんか。
西区選出。現在3期目。自民党広島市西区第五支部長。

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ある日、平和記念公園を歩いていると
向こうからものすごい数の観光客。
中国からの観光客でした。


一行はそのまま慰霊碑の前に行き、
それぞれのやりかたで祈りを捧げていました。


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丁寧に静かに祈るその姿は、原爆犠牲者への
哀悼の意を表すのに十分なもので、
私は感動すら覚えました。


と、そこまでは良かったのですが、
私のすぐ横を通り過ぎる日本の若者が
話す内容に愕然といたしました。


「原爆はさっさとポツダム宣言を受諾しないから
落とされたんだろ」



「まあそういうことだ。よかったんじゃないの、
犠牲者が最小限で済んだんだし。」



「それもそうだな」


おそらく大学生ではないかと思いますが、
彼らは自分たちが立っている場所を知らないようです。


こういう言葉を公衆の面前で吐ける子供を作り出した
教育に気分が悪くなりました。


悲しいやら情けないやら。
不幸にしてなくなられた人たちの気持ちに
ほんの少しでも寄り添う気持ちがあれば
こういう言葉は出ないはずです。
もしかしたら特攻攻撃で亡くなられた英霊に対しても
「犬死に」とでも言うのかもしれません。


なんと薄っぺらで安っぽい思考なんだろう。


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ここは一瞬で町が消えてしまった場所です。
反核平和運動がどうこう、それはそれとして、
自分たちの立っている場所で、日本人が無差別に殺された
という事実をこのように淡々と口にできる人間に
とんでもない恐怖を覚えました。


私は教育のことについて、もっと学び、実践したい
と思っています。こういう言葉がサラリと出てくる
子供たちを大量生産してしまう教育が果たして
まともなのか。これでいいのか日本の教育。