花を紡ぐ | 時間は背伸びする

 

 

 


花を紡ぐ音が夜の世界から聞こえた

何処か私の知らない土地で愛が囁かれているのだろう

夢が凛と響いている音も雨音に混じって聞こえる

穏やかで温かい夢のために私ができることなんて何もなかった

目を閉じればそこには忘れていた色がひっそりと瞬いていた