ブグローの「ヴィーナスの誕生」とその他4点 | さむたいむ2

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ウィリアム・アドルフ・ブグロー(1825~1905)は19世紀フランスのアカデミズム絵画を代表する画家のひとりです。この「ヴィーナス誕生」(1879年)は数あるヴィーナス絵画のなかでひと際輝いています。

まだボードレールの指摘したなかには出てきていませんが、偶然ネット検索をしていたら彼の項目に出会いました。神話のなかの天使や少女を題材にした絵を多く残しています。

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ブグローの絵のなかでも一番のお気に入りは「Head at a Young Girl」(1890年)です。少女というより気品ある乙女です。もうすでにこの時代は王侯、貴族の子女でなく、ブルジョワの依頼に寄ってモデルは彼らの身内に変わっています。ここにも革命の変遷が見て取れます。これは我が部屋の飾りとなれば最高です。しかしこの狭い場所に飾ることはできません。

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次なる絵画は「The Prayer」(1865年)です。まだ幼い少女です。
手のひらを組み、幼いながらもポーズをつけています。すでも見られることに慣れています。恐るべき子供です。

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「The Haymardess」(1869年)と「Pendant I'Orage」(1872年)。

それぞれの表情に注目してください。ひとつとして同じ表情はありません。
ブグローが手慣れた肖像画家ではなく、モデルひとりひとりに求めているのは個性という名の美なのです。

まだまだ沢山の絵画があります。是非ブグローの名で検索してください。