気儘に、ねこのように | さむたいむ2

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今日も元気で

M1グランプリの審査員のひとり上村恵美子に毒舌を吐いた芸人ふたりが窮地に立たされています。酒の勢いで吐いた言葉が災いしたのでしょうか。
一度吐いた言葉は消えません。謝罪したといっても本人に直接ではないのだから仕方ありません。洒落のつもりが洒落でならなくなったよい例です。

気儘であることは決して悪いことではないのです。ただしそれは、飽くまで自分自身に対してです。ボードレールも言っています。「滑稽というものは、笑いの原動力は、笑い者のうちに存するのであり、笑いの対象のうちにあるのでは断じてない」

笑いも毒舌も、そして気儘もすべて自分にあるべきであり、自虐ネタこそ人々を楽しませるのであって、他人を中傷してしまったら周囲も動き出します。彼ら若手芸人といっても駆け出しではありません。その点を今まで学んでこなかったために起こったことでしょう。思えば痛ましい事件といえます。また上沼恵美子の度量のなさが分かります。それこそ一笑にふしていれば済んだことです。

さてここから私事です。5日より仕事を始めました。仕事といっても1日基本4時間のパートです。残業はしなくてもいいと言われていましたが、まだ他の人がしているので先に帰る訳にはいきません。結局午前9時から午後2時半の5時間半が労働時間となります。ましては今まで勤めていた所なのでそれで良しということになっています。

仕事内容は前回と違って内務であってもディスクワークで、間15分の休憩以外ずっと座りっぱなしです。15分では昼食はきついので休憩室の自販機でパン1つとコーヒー1で済ませ、さすがに仕事終わりには腹が空くので途中で軽い食事をとります。ただ3時頃に食べると晩御飯は8時過ぎになります。今までのように6時にはなりません。睡眠と食事は規則正しくした方がよいといわれていますが、それは無理なので流れに任すことにしました。

そもそも睡眠時間は分割していました。この時間に起きて居ることは決して早起きではないのです。何を迷ったかハナが3時に起きてきて私を起こしたのです。私が寝付いたのは2時前です。なかなか寝付かれなかったので障子のガサゴソに気づいたのが3時という訳です。

ハナに言い聞かせました。「まだ3時は早いから6時に起きておいで」と。
じっと座って待っているので障子を閉めることができません。あとは無視して寝る事にしたのですが目が冴えてしまいました。障子の隙間をみるとハナの姿はありませんでした。2階に上がったものとホッとしてトイレに行きました。用を足し部屋に戻るとハナが座卓の下から出てきました。上に行ったと思ったらまだいたのです。

ハナは6時までこうして待っているのでしょうか。目が冴えてしまった私はパソコンに向かいました。座卓の下で待っているハナ。彼女はじっとそこから私を見つめています。視線を感じるけど無視します。つぶらな瞳で見つめています。さて何を書くかとキイを叩き始めます。タイトルさえ決まればあとは気儘です。

手を休め、時計を見ると5時でした。ハナは私の視線に気づいたのか顔を上げました。寝ているとばかり思っていたのですが、きっと耳を立てていたのでしょう。「さて、ご飯にするか」という間もなく、私の足元にハナは来ました。そして食べ終わるとさっさと2階です。現金なものです。

教訓。私も気儘に、ねこのように、です。
さて6時まで眠れるかどうか、まず横になりましょう。