リズム | Sala de Sada ~Nueva~

Sala de Sada ~Nueva~

フラメンコギタリスト 伊集院サダトシのブログ
フラメンコギターのソロ演奏にストンプパーカッション(足踏みパーカッション)を組み合わせた演奏スタイル ”一人行脚”で全国で活動。オリジナルのCD制作に加え、各種舞台での音楽制作もやっています。

強烈なインパクトがある

フラメンコ

激しく、速く、鮮烈で、美しい、、、
反面、人が持つ弱さや辛さなども大きく影響します。

現在、世界的なギタリストになった
Tomatito
がきっかけで、ドップリこの世界に踏み込んだのですが、入ってから

”Tomatitoに惹かれた理由は、大半がフラメンコの持つ特徴だった”

と気づきました。そして、

”Tomatitoのような音楽をやるためにはフラメンコをしっかり学ばねば、、、”


 はじめは、
音源やビデオ、実際に目の前で歌う人や弾く人、踊る人など、現代、現在の ”今の” フラメンコを勉強しました。
しばらくすると、人からも言われるし、自分の興味も、必要性も、全てが”古いもの” “源流”に学びの中心が移ります。

自分の場合、1920年代くらいまで(今気づきました!!ちょうど100年前!!)
遡っていきました。

やってみて気づいたのは、

ギターや歌はほぼ変わってない、、、
のに
踊りは全然変わってしまっている、、、

 普段から踊りの伴奏が仕事であり、踊り好きの家系に生まれたせいもあり、踊りに対しては人一倍敏感なので、
ギターと同じくらい、興味をもって踊りも勉強し始めました。(踊りを始めたわけではありませんよ、、、研究です。)

これらの経験を通して、共通の法則に気が付きました。

 自分たちが惹きつけられて触れる現在のフラメンコは
その誕生から始まる歴史の頂点。
精製され、洗練された、技術的にも、ハイレベルなもの。
だから、その雰囲気や惹きつけられた理由は
直接見つけづらいです。

そこでやるべきことは二つ。

惹きつけられた現代のものから煌びやかな仕上げの要素を手に入れること。
もう一つは
表面には表れない強い魅力を作っている本質を限界までさかのぼり、原点を手に入れること

ここから、音楽の原点や踊りの原点、意味や本質を探り、行き着いた答えが

リズム塾

です。
踊りだろうとギターだろうと根っこは同じ

自然の摂理に従ったリズム

自分はここに惹きつけられたのだと思います。