採って、下ごしらえして、食べるまで。春のつくしを完全解説
つくし(土筆)は食べられる!初心者でもできる下処理とおすすめ料理
こんにちは、つゆ草日和です。
春になると、土手や道ばたに顔を出すつくし。子どもの頃に摘んだ思い出がある方も多いのではないでしょうか。
実はこのつくし、少しの下処理をするだけで、とてもおいしく食べられる春の恵みです。
ほろ苦さの中にやさしい香りがあり、料理にすると季節を感じられる一品になります。
この記事では、初心者でも失敗しないつくしの下処理の方法と、家庭で気軽に作れるおすすめ料理を紹介します。
どこでもよく見かける身近な山菜なので、春のお散歩ついでにぜひ楽しんでみてください。
つくし(土筆)は食べられる春の山菜
・つくしを美味しく食べるための下処理
つくしの下処理(必須)
- 袴(はかま)を取り除く:茎の節についている硬い葉のような部分で、食感が悪いためすべて外します。手でむしるか、ハサミで切ると簡単です。
- 洗う:水を張ったボウルで軽く揉むようにして泥や汚れを落とし、数回水を替えて洗います。
- 茹でてアク抜き:沸騰した湯に入れ、10~30秒ほどさっと茹で、すぐに冷水にとって冷まします。水を数回替えることで苦味やえぐみを和らげます。
※茹ですぎると食感が悪くなるため、短時間で行うのがポイントです。
下処理のポイント
・茹ですぎると食感が悪くなる
・若いつくしの方が苦味が少ない
・採ったらその日のうちに下処理すると風味が良い
初心者でも作れるつくしのおすすめ料理
つくしの卵とじ
つくし料理の定番。だし・みりん・醤油で軽く煮て、溶き卵でとじるだけで春らしい一品になります。
【レシピ】つくしの卵とじ
材料(2人分)
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下処理したつくし ひとつかみ
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卵 2個
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だし汁 100ml
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みりん 大さじ1
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醤油 大さじ1/2
作り方
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鍋にだし汁・みりん・醤油を入れて火にかける。
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下処理したつくしを加え、1〜2分ほど煮る。
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溶き卵を回し入れ、ふんわり固まったら火を止める。
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器に盛りつけて完成。
つくしの佃煮
甘辛く煮詰めるとご飯のお供にぴったり。保存もきくので、たくさん採れたときにおすすめです。
【レシピ】つくしの佃煮
材料(作りやすい分量)
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下処理したつくし ひとつかみ
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醤油 大さじ1
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みりん 大さじ1
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砂糖 小さじ1
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酒 大さじ1
作り方
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フライパンにつくしと調味料をすべて入れる。
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中火で汁気がなくなるまで煮詰める。
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煮汁がほぼなくなったら火を止める。
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器に盛って完成。
ポイント
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甘さは砂糖の量で調整できる
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冷蔵で2〜3日保存可能
つくしの天ぷら
衣をつけて揚げると、ほろ苦さと香りが引き立ちます。サクッとした食感が楽しい春の味。
【レシピ】つくしの天ぷら
材料(2人分)
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下処理したつくし 適量
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天ぷら粉 適量
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冷水 適量
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揚げ油 適量
作り方
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天ぷら粉を冷水で溶き、衣を作る。
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つくしに軽く衣をつける。
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170℃の油でカラッと揚げる。
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塩や天つゆでいただく。
ポイント
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茹でずに揚げるとシャキッとした食感
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衣は薄めにすると香りが引き立つ
つくしのきんぴら
油で炒めて、醤油・みりんで味付け。ごまを加えると香ばしさがアップします。
【レシピ】つくしのきんぴら
材料(2人分)
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下処理したつくし ひとつかみ
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ごま油 小さじ1
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醤油 小さじ2
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みりん 小さじ2
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白ごま 少々
作り方
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フライパンにごま油を熱し、つくしを炒める。
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醤油・みりんを加えて味を絡める。
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汁気が飛んだら火を止める。
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白ごまをふって完成。
ポイント
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つくしは炒めすぎない方が食感が良い
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かつお節を加えても美味しい
【レシピ】つくしの混ぜご飯
材料(2合分)
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下処理したつくし ひとつかみ
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醤油 大さじ1
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みりん 大さじ1
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砂糖 小さじ1
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炊いたご飯 2合分
作り方
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つくしを調味料で軽く煮て味をつける。
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炊きたてのご飯に混ぜる。
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全体が均一になったら完成。
ポイント
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だしを少し加えると風味アップ
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冷めても美味しいのでお弁当にも
保存方法と苦味を和らげるコツ
保存方法
- 冷蔵:下処理後、しっかり水気を切りタッパーに入れて1~2日以内に使用。
- 冷凍:小分けにしてラップで包み、フリーザーバッグに入れると2~3週間程度保存可能。解凍後は炒め物や汁物に使用すると良いです。
苦みを和らげるコツ
- 卵や油、肉、魚介類と組み合わせると苦味がマイルドになります。
- 頭が開いていない、まっすぐ伸びた若いつくしは苦味が少なくて食べやすいです。 開ききったものは風味が落ちるので、そっと見送ってあげるのも◎
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茹でた後に冷水に長めにさらすと、さらに苦味が和らぎます。
つくしを採るときの注意点
つくしは身近な場所で見つかる春の山菜ですが、つくしに限らず野草を採るときにはいくつか気をつけたいポイントがあります。安全に、そして環境に配慮しながら楽しみましょう。
1. 車の多い場所は避けてあげる
道路沿いは排気ガスや汚れがつきやすいので、食べる目的ならあまり向きません。 できれば、河川敷や公園のはじっこなど、空気のきれいな場所で探すのがおすすめです。
2. 農薬が使われていそうな場所は控えめに
畑の近くや管理された芝生は、農薬や除草剤が使われていることがあります。 「ここ大丈夫かな?」と少しでも迷ったら、別の場所を探す方が安心です。
3. 私有地には入らないように気をつけて
つくしはあちこちに生えていますが、敷地の境界がわかりにくい場所もあります。 無断で入らないように、周りをちょっと確認してから摘むと安心です。
4. 必要な分だけ、少しだけ
つくしはスギナの仲間で、採りすぎるとその場所のバランスが崩れてしまうことも。 料理に使う分だけ、控えめにいただくのが自然にも優しい楽しみ方です。
5. 若いつくしを選ぶとおいしい
頭が開いていない、まっすぐ伸びた若いつくしは苦味が少なくて食べやすいです。 開ききったものは風味が落ちるので、そっと見送ってあげるといいかも。
6. 虫さんチェックも忘れずに
つくしには小さな虫がついていることもあります。 摘むときに 黒ずみや虫食いがないか 軽く見ておくと、あとが楽になります。
7. 採ったらその日のうちに下処理を
つくしは時間が経つとしおれやすく、アクも強くなります。 家に帰ったら、袴を取って軽く茹でるところまで済ませておくと、料理がぐっと楽になります。
終わりに
つくしは、身近な場所で見つかる春の恵み。
少しの下処理で、卵とじ・佃煮・天ぷら・きんぴらなど、さまざまな料理に変身します。
ほろ苦さと香りが春を感じさせてくれるので、季節の食卓にぴったりです。
身近なところでよく見かける山菜なので、春のお散歩で見つけたら、ぜひ気軽に料理してみてください。



