フキノトウの昔からの言い伝えや、伝統の食べ方、薬草としての効果などをご紹介します。
 

「春の神様の使い」フキノトウ

 

 

こんにちは、つゆ草日和です。
季節は冬だったのでネタに困っていてサボってましたので、久しぶりの更新ですてへぺろ


 

今朝、庭に出てみると、ひっそりと顔を出したフキノトウに出会いました。
 まだ風は冷たくて、手もかじかむような朝だったけれど、その小さな緑の芽を見つけた瞬間、心の中にふわりと春の光が差し込んだような気がしました。
早速家に戻ってステンレスのボールとナイフを用意して初物フキノトウを4個収穫しました。

 

天ぷらにしていただくと、ほろ苦さの中に春の香りが広がって、「ああ、季節は確実に春になってるんだな」と、しみじみ感じました。
私にとってフキノトウは「春告げ花」なんですウインク

 

  フキノトウの豆知識

1.フキノトウ(蕗の薹)はフキ(蕗)の蕾(つぼみ)

 

フキ
フキノトウは、キク科のフキ(蕗)の花のつぼみ部分。

雪解けとともに地面から顔を出し、春の訪れを知らせてくれる山菜の代表格なんです。
花は雌株と雄株があります。見分け方はこちらに詳しく解説されてます。

日当たりの良い土手に群生していることが多いです。
花期が終わると枯れるのが雄株、綿毛を飛ばすために枯れずに残っているのが雌花。

2.独特の香りの正体は?
あのほろ苦さの正体は「フキノリド」などの苦味成分です。これが春のデトックス効果をもたらすとも言われていて、冬の間にたまった老廃物を流してくれる大事な役割をしてくれます。

3.栄養もたっぷり!
ビタミンKやカリウム、食物繊維が豊富で、むくみ予防や整腸作用にも◎。昔から薬草としても親しまれてきました。

4.食べ方いろいろ
天ぷらはもちろん、味噌と和えて「ふき味噌」にしたり、炒め物や味噌漬けもおすすめです。
 

5.花言葉は「待望」「愛嬌」
春を待ちわびる気持ちを表すような花言葉。小さな姿に秘められた力強さと愛らしさが感じられますね。

 

  昔話に登場するエピソード

「一寸法師」の物語では、一寸法師が川を下るときに使った“お椀の舟”と“お箸の櫂”の材料が、フキの葉と茎だったという説があります。
フキの大きな葉は、昔から雨よけや日よけにも使われていて、子どもたちがかぶって遊んだりもしていました。

また、山の神様が春の訪れを告げるために地面からそっと顔を出すのがフキノトウ、という伝承もある地域があります。なので、「見つけたらそっと摘んで、感謝していただくのがよい」という言い伝えがある地域があるようです。

たとえば、東北地方の一部では、フキノトウは「春の神様の使い」とされていて、最初に見つけたときは「春が来たことを知らせてくれてありがとう」と手を合わせる風習があったんだとか。特に雪深い地域では、フキノトウが顔を出すのは待ちに待った春のしるし。だから、むやみに摘まず、「一番最初のフキノトウは神様のもの」として残しておく、なんて話もあります。

また、「フキノトウを食べると一年間、風邪をひかない」という言い伝えも。これは、フキノトウの持つ解毒作用や抗菌作用を昔の人が経験的に知っていたからかもしれなませんね。
 

  フキノトウ(蕗の薹)の薬草としての働き

1.解毒・デトックス作用
フキノトウには「フキノリド」や「ケンフェロール」といった苦味成分が含まれていて、これが肝機能を助けたり、体内の老廃物を排出する働きがあるとされています。冬の間にたまった毒素を流し、春の体を目覚めさせる“春の苦味”って、まさに自然の知恵ですね。
 

2.抗酸化作用
ポリフェノールやビタミンEなどの抗酸化物質も含まれていて、細胞の老化を防ぐ働きがあるとされているよ。昔の人が「春にフキノトウを食べると元気になる」と言っていたのも納得できますね!


3.抗菌・抗炎症作用
フキノトウの成分には、抗菌作用や炎症を抑える効果があるとされ、風邪の予防や喉の痛みの緩和にも使われていたことがありました。

民間療法では、煎じて飲んだり、湿布のように使われた地域もあるそうです。

4.食欲増進・消化促進
あの独特の香りと苦味は、胃腸の働きを活発にして、食欲を促す効果もあります。春先の体がまだ本調子じゃない時期にまさにぴったりの食材といえます。

 

  フキノトウの「補肺」効果とは

フキノトウは、中医学(中国伝統医学)や和漢の考え方でも「補肺(ほはい)」の働きがあるとされていて、肺を潤し、咳を鎮め、痰を取り除くと伝えられています。
 

  • 咳や痰を鎮める:

  苦味成分や精油成分が、軌道を落ち着かせる働きを持ち、慢性的な関谷機関紙の炎 症を和らげます

 

  • 喘息や肺の弱り苦味

 肺の機能を高めることで、呼吸器系の不調を整えるとされ、昔は喘息や風邪の初期症状に煎じて飲まれていました。

 

  • 春の体調管理にぴったり:

 冬の間に冷えて弱った肺をいたわり、春先の寒暖差や花粉の影響で乱れがちな呼吸器を整えるのに、まさにぴったりの山菜といえます。

 

  フキノトウのレシピ


たくさん採れたら作ってみましょう。
まずは伝統的な使い方から。

  • フキノトウのふき味噌レシピ

    〈材料〉(作りやすい分量)

  • フキノトウ:10〜15個

  • 味噌:大さじ2〜3(お好みで)

  • みりん:大さじ1

  • 砂糖:小さじ1〜2(お好みで)

  • 酒:大さじ1

  • ごま油:小さじ1(風味づけに)
     

    〈作り方〉

  • 下ごしらえ  フキノトウは外側の汚れた葉を取り除き、さっと水洗い。熱湯で30秒ほど湯通しして、冷水にとってアクを抜く(5〜10分ほど)。その後、水気をしっかり絞って、みじん切りにする。

  • 炒める  フライパンにごま油を熱し、フキノトウを炒める。香りが立ってきたら、酒・みりん・砂糖を加えてさらに炒める。

  • 味噌を加える  味噌を加えて、焦がさないように弱火でじっくり炒める。全体がなじんで、少しツヤが出てきたら完成!

    おすすめの食べ方
    ・炊きたてごはんにのせて
     ・おにぎりの具に
     ・焼きおにぎりの味噌として
    ・冷奴や焼き野菜のトッピングに
     

保存容器に入れて冷蔵庫で1週間ほど保存可能
春の間にたくさん作って、季節の味を楽しんでくださいね!
 

つゆ草日和は、昨年こんな↓レシピも試してみました。美味しかったので今年の春も作ってみたいと思っていますニコニコ

  • フキノトウのペペロンチーノ(クックパッド様)
  • 天ぷらが最も手軽な食べ方ですが、お味噌汁の薬味にしたり、炒め物のトッピングにしたりといろいろ工夫して楽しんでます。

冬の間に溜め込んだ不要な毒素をデトックスしてくれる貴重な食材を有効利用しましょう。
 

 

終わりに
 

まだ冷たい風の中、ふと足元に顔を出したフキノトウ。
 その小さな命が教えてくれたのは、「春はもうすぐそこに来ている」ということでした。
 

もし、あなたの暮らしの中にもフキノトウを見つけたら、 ぜひ手にとって、香りや苦味を味わってみてください。
 きっと、季節の移ろいが心にやさしくしみ込んでくるはずです。

季節のものをありがたく頂く暮らしは、自然に寄り添った昔なら当たり前のことだったのではないでしょうか?

慌ただしく1日1日をようやくやり過ごす毎日から、少し立ち止まって周りを見渡して、何か一つを暮らしに取り入れる。そんな、ゆっくり呼吸できる時間を大切にしてみたいと思います。
 

今日も読んでくださって、ありがとうございました。 あなたの春が、あたたかく、健やかでありますようににっこり