冬らしくなり、コタツに潜っていたら、20年以上前の中学時代の冬休みを思い出した。 中学2年の冬休み、ロックにハマり始めの僕は、先輩やアキラから、ラウドネスやアンセム、アースシェイカーやプレゼンスのレコードをかき集めて、カセットに必死でダビングしていた。 当時徐々に主流はCDに移行していたが、中学2年までは僕はレコードとカセットで暮らした。レコードのジャケットの存在感、針を落とした僅かなノイズに続いて鳴り始める「クレイジー・ナイツ」のイントロ… レコードに合わせて、白のスプレンダーのストラトキャスターで懸命に真似して弾いたリフ… 何故か中学2年の冬休みの事はよく覚えている。自分のハードロック元年だったからなのか? レコードのA面の流れ、B面の流れ、カセットのA面の余白、B面の余白…あれはあれで良かったと思う。 CDになって、アルバムは一枚通しての流れになった。A面 B面の流れがあった頃には中だるみは無かったのに、今は後半のダルいアルバムをよく耳にする。 CDやMDになって、余白はなくなった。 カセットの頃のアルバムが終わった後の余白の余韻が無くなった。 ダビング…なんて言葉は無くなった。 レコード屋はCDショップと名を変えた。 だけど僕は未だに自分の作品を作る時に「レコードを作る」と言う。 キングレコードやバップレコードなど、メジャー制作会社の事を「レコード会社」と呼ぶのだから。 さすがに車はCDとMDのオーディオだが、まだカセットテープも多数保有している。 僕は「A面B面」という言葉を忘れない。 僕の彼女はダックスフンドを見ると必ず「シャコタンの犬」と言う。ローダウンなんて言葉は使わない。そんな彼女のバブリーな感性が大好きだ。だから僕はバブリーを継承し続ける。レコードはレコードなのだ。 ポケベルだって忘れてないし、怒れば「プッツン」するのだ。 …しかし、最近「ボイン」って言わないな…