6月9日 ロックの日…
毎年恒例のHOTARU ROCK が終わった。
普段のライブハウスでのブッキングライブとは違った、ノンジャンルイベント。
わざわざ遠方から来てくれた方、
「Crystalみたいなバンドは他にいないし、メンバーみんなが大好きだから、ずっとCrystalを続けて欲しい!」
と、これが最後と決めた僕を、何度も何度も説得し、終わった今もまだ説得し続けてくれる人…
幸せな事に、沢山の素晴らしい人が僕の周りには溢れている。
多彩で多様な音楽仲間、同業者の仲間、車関係の仲間…そんな沢山の仲間が僕の周りにはいてくれて、その多くがバンド活動を応援してくれた。時にバンドの為に仕事を調整したり、バンドの為にレース直前まで、車に関われなかったりしても、笑顔で応援してくれた、沢山の人達。そんな温かい宝物を大切にしたいと思った。
そんな沢山の人達の期待に応えたかった。
今まで、そんな沢山の人達が、チケット代を払ってまで、いっぱいライブハウスに足を運んでくれた。
いつも、わざわざお金を払ってライブに来てくれる人達には、しっかり楽しんでもらいたい… だから、笑顔でステージを楽しみ、その楽しさをフロアに届けてきた。
…なのに、最後のステージは、音楽関係者達に、Crystalというバンドが「完成度の高いバンド」として映る事、クオリティの高い演奏を提供し続けてくれたメンバー達の評価が、自分の唄によって下がる事の無いように… メンバーの足を引っ張る事の無いように…そんな事ばかりが頭をよぎり、僕は お客さんを置き去りにしたステージをしたようにしか思えない。
悔いしかない。何一つ楽しくなかった。
自分が楽しくなければ、お客さんはもっと楽しくない。
こんなボーカリスト、誰も見たくもなかったろう。 楽しませた…という実感が無いのだから。
僕は今まで、お客さんの為にやってきた。お客さんに楽しんでもらえればOKだった。
なのに、最後に何故それを忘れてしまったのか… 悔いと苛立ちと腹立たしさ しか残らなかった。
達成できなかったのだから、達成完も無い。
自分がそれを忘れなければ、メンバーにも もっと達成完を味あわせてあげられたろうに。
これから、僕はどんな活動をしていくかわからないが、間を開けずステージに戻る気で溢れている。
この悔いは、大きな糧になる。
