いや時が過ぎるのが早いですね。この調子でまもなく「師走」、ぼつぼつ「喪中はがき」やメールが届き始めした。Kさんに連絡していて気がついたのですが、イタリア(とりわけグラムシ研究)の草分け的存在の松田博さんも今年4月末に亡くなっていたのですね。驚きです。彼には直接、イタリア語の勉強も教わったことがあります。
私のフィレンツェ滞在中も彼の仲間が大挙して訪ねて来たことがありました。今ではそれぞれの道で専門家になっている方々です。私のイタリア滞在は1980年3月から翌81年3月の1年間でしたが、未だにイタリア・スポーツ研究が定着していないのは困ったものです。いつまでも私が片手間仕事でやっていたのではどうしようもありません。残念ながら、村上義和さんとの『イタリアを知るための○○章』シリーズ(明石書店)、雑誌『みんなのスポーツ』(2010年8・9月号)の「イタリア スポーツとクラブ事情」の域を出ていません。
いずれある程度まとまった「イタリア・スポーツ研究」(実際には序章)を残しておくことが必要ですね。まだまだやることがあってこのまま消えていくわけにはいきそうもありません。