連日の雨で引きこもり生活ですが、おかげで『マスコミ市民』9月号の「東京五輪開催の総括」原稿を書き上げ、遅くなりましたが、上記齋藤幸平さんの本を読み切りました。

 後になるほど読みやすく、しかも勢いよく読み込める不思議な本です。最後の結論は、「資本主義と、それを牛耳る一%の超富裕層に立ち向かう」ために「三・五%(の人々)が、今この瞬間から動き出すのが鍵」だということです。実際の実践的事例はバルセロナやいくつかの地域・自治体の運動が出ていて説得的です。是非、ご一読を!