今日の晩はスーパームーンなのか、そういう感じは凄くあるけど、あまりわかっていない。
神秘的に見える月
見ごろを迎えた桜の花
わたしを見てとばかりに にほい立つ菜の花
そのいずれも、今の現状の世界・日本で見るのがつらい程、悲しいくらい美しい。
さっき、工場で機織りをしていたら知らない間に涙が出てきて。
織っている布でも、作ったマスクでも、救えないことがひょっとしたらあるのか?思っていたら涙が出ていたようで、あまりの不意なことに自分で驚きつつ。
その「救えないかもしれない」マスク関連すら、毎日毎日昼も夜も奮闘しているのに、なかなかそろえることもかなわない。
なんでこんなにわたしは無力なんや、と思ったら涙がもう止まらなくなって、情けなくなって、目を閉じてじっとしていた、少しの間。
既に亡くなっている
世界のたくさんの命、日本でのたくさんの命、そんな大事な命たちに対してもわたしは何も助けられなかった。
現状こんなだと
友達にもなかなか会えないし、いろんな方々と距離を取って接する社会がまず、とても悲しい。
また
学校が始まってもすぐ休校になる、地元の子どもたちの気持ちや、そうせざるを得ない環境も悲しい。
それよりも、感染したらどうしよう、と怯える子どもたちを、今の世界に触れさせている可能性がまた悲しい。
明日から学校が再開するけど、行きたくないと思って泣いている子どもも、たくさんいることでしょう。
そしてそして
日本から名優けん志村まで奪うコロナ・・・。
冷静に考えたら・・・・
そこまで奪うとは!ということで、復讐せざるを得ないようなレベルです。
ひどいぜ、コロナ
・・・
ひとしきり目を閉じて泣いた後
誰も見ていない工場でなくおっさんは気持ち悪いから、という理由で泣き終えて。
もともと、あまり泣いたことがないので、自分でも驚いた。
泣いたらすっきりした。泣いたから切り替えていきます。
おっさんが泣いても笑っても、月は浮かぶ。
とりあえず前向きにやっていこう。
昨晩は結局、2時40分で終業。

なかなかの厳しい経糸環境で、あまり織れなかったですね。
5台目の織り付きはまだしばらく先になりそうで、ちょっとそのあたりも厳しく感じます。
ぼちぼち織る、でも出来ることはする。
もともと徹夜はよくしているし、残業の合間にやることもたくさんありますし、たくさん考え事が出来るし、浮かんだアイデアもなかなかのもの。
寝たら忘れるので、時々メモしてから寝る。
・・
ゆっくり寝たかったのですが、8時起床。
でも身体がきしんだ機械のように、油でもさしたいくらい動かないので、9時までは家にいることを決めていたら、8時半すぎ、大阪からのご来客があるから、と会長に呼ばれ、出社。
ちょっとしんどいな。
既存の得意先様なのですが、元々、そういう強引なところがある。
商談した後、回ってない頭で、来られたらいやだな、という時間帯にノーアポで来られる相手の気持ちになって考えてください、とお伝えして。
いいたくないこともいってしまったけど、言っても変わらないだろうな。
(朝、眠いだろう息子を呼んでしまう会長もスゴいんだけど。)
ある意味ではわたしもそんな、強い人たちになりたいな。
さて
午前中、糸がたくさんやって来ました。
杢糸、抗菌糸、また普通の40番手の原糸。

いろんな仕事をして、出来ることを請けて。
今はそうやってなんとか、食いつなぐだけですね。
お昼前。
ずいぶん前から取材を受けてから、親しくさせて頂いている敏腕女性ディレクターの方が高島市に来られることになり、お子さん方、お知り合いの方々と一緒に会食をしました。
久しぶりのかばた館、やっぱり人は少なめでした。
とんちゃん定食。

しょい飯も味が優しかったし、美味しかったです。
女性Dの近況をお聞きするにつれ、相変わらずのウィットにとんだ言葉や行動を垣間見て、相変わらず尊敬の念を持ちました。
やっぱり、わたしも面白い人にならないといけませんね、もっともっと。
お土産にしば漬けまでいただいて、ありがとうございました。
敏腕Dとお別れしてから。
高島晒へ。
コロナがあって、邂逅があって、青空があって。

なんだか不思議な日だ。
なかなか会えない人たちにたくさん会えた。

今日は、金曜日に出演する?(今、テレビ局収録とかあまり歓迎されないのでしょうが)びわ湖放送さんからの取材。
高島ちぢみについて全くの「ノー勉強」で来られた若手男性Dの方(この人も、ある意味強い人だな・・・)にいろいろとお伝えしつつ、現場のほうへも回りました。

それでも、取材自体は熱心で、なおかつイケメンなので女性ウケも良さそうです。
やっぱり
イケメンのほうが得だよな。

放送は金曜日、の夜らしいのですが、スタジオに行かなくてはいけない必要も(今のところ)あります。
「高島ちぢみ」マスク関係の告知をさせて頂くのはいいのですが、あんまり今、眠いから大津市まで運転とかしたくないんだけどな。
第一、工場で仕事せなあかんしな・・・。
そんな都合全く聞かず、「今のところ来てもらいたいんすよね〜」なんて言われるD。
(はよ決めてくれ。)
少し伺うと
コロナ禍の中なので、局での収録も工夫されているそうです。
・密閉せずスタジオ開放している(意味あるんか?)。
・人と人との間と間をあけている(これも微妙だな・・・)
あまり工夫でない工夫をお聞きしたところで、結局金曜日に行くか行かないかは、結論はまだ出ていないそうです。
そうですか。
それから
おもむろに帰社、夕方の自社の事務所では電話がやたら鳴り響き、参ったな。
おかげさまで
やろうとしてる仕事がなかなか進まない、でも人からこんなに電話もらうのは必要とされている証拠。
喜ばないといけないな。
いったん帰宅、夕食。

冒頭の何やかんやの思いの後、おもむろにパソコンを開く。
工場で。