月曜日です。
新型肺炎・新型コロナウイルスで明け暮れる世の中に、大きな訃報が。
まさかまさかの、志村けん氏死去。
もう、驚きすぎて、言葉にならない。

高島晒の会議中、志村けん氏に似た雰囲気をどこかで持つ木村織物の内藤社長に、そのニュースの画面を見せてもらい、驚愕。
内藤さんがスマホ持った時代・・。
いや、そこではなくて
もとい
今年49歳のわたしの世代がどうというわけでなく、昭和後半と平成を生きた国民のほとんどが、たくさんの笑いをもらった人に、いま、死なれるこの痛み。
痛切だ。
痛恨だ。
ちょうど昨晩、お正月に出演されていた「芸能人格付け」の録画を見る機会があり、出演されていた志村けん氏が間違っても、正解しても、大物ぶらないで飄々としている姿が印象的で。
その番組にはちょうど、沢尻エリカさんが出る予定で例のことで流れていたり、最近の不倫の話題を一手に引き受ける人が出ていた「ケイジとケンジ」という番組の番宣があったり、いろんなネタが隠れている中での、ひっそりとした志村けん氏の存在が気になっていました。
本当に不本意な亡くなり方で、故人はさぞ残念だっただろうと思います。
合掌。
そんなことになると思わなかった、今日の朝。
大好きな朝の番組、NHK「おはよう日本」からのスタート。
和久田アナから!
ニュースナインの桑子アナへスイッチ!

和久田さんの存在がいかに大きかったか・・。
今になって思い知るとは。
しかしながら
朝に聞く桑子さんの声は、新鮮。
早朝のテレビ前で、ひとり悶えるわたしを見守るヨメの視線は、遥か遠いディスタンス。
so far away...
さておき
気を取り直し、出社。
年度末を明日に、年度期首を明後日に控える週の始まりである、この本日から・・
社会的状況と、諸般の状況を鑑みて、頑張って在庫ストックを絞る工夫、そして電力代を削減節約することに関して、真剣に考えます。
昨日から妄想似も近い想像を経て考えついた、大胆な作戦を持って臨みました。

生半可な話では、乗り切れない気がします。
ですから
出来る限りのことはします。後悔したくないから。
幸いなことに、社員さんも会長=親父さんも、わたしの真剣な様子を見て理解してくれた模様です。
良かったです。
その後、現場と事務所を往復して、10時前に高島晒まで、会議へ向かいます。
その前に・・
ヨメが診察を受けてきて。
頭痛が少し治ったみたいで、良かった。
安堵。
さて、このご時世下のでの会議ですが・・
これからは、なかなか会議も参加しにくくなるでしょう。人が集まる機会は、やっぱりご時世的に良くないのでしょうし。
この会議の瞬間に、冒頭の訃報をお聞きしました。
本当に残念です。
帰社、昼間に機織り。
その後、昼食を13時半から。

どん兵衛豚汁うどん。
そしておにぎり。
ごちそうさまでした。
午後からも、高島晒へ。
朝日新聞さんから、川島理事長向けに取材があるということでしたが。
マスクや最近の営業面でのことはわたしから、ということで向かうことにしました。

その途中、菜の花を愛でてみました。
「春なのに、お別れですか。
春なのに、涙がこぼれます。
春なのに、春なのに。
ため息またひとつ。」
さすが柏原芳恵さん。
今のわたしの気持ちを数十年前に言い当てるとは、天才だ。
それ以上に
けん志村・・あなたは天才だった。
東村山音頭、庭先ゃ、多摩湖〜。
関東のことなんて知らないただの滋賀の子どもが、東村山も多摩湖も知らないのに、きょうだいと並んで、あきれている親と一緒に、爆笑できたあの瞬間。
そうです、わたすが変なおじさんです。
そんなキャラを打ち出して再現していいのは、あなたくらい。うんこもちんこも、何故かあなたがいうだけで、平民帯刀を許された庶民くらい、自分もそんなことを言ってもいいのかな?と許された気持ちになったものです。
たくさん思い出をくれたあの人が、今あの病気で亡くなるという、まさに国民への試練。
でもお礼を言わないと。
ありがとうございます。
向こうでも、バカ殿らしく、大奥の人たちと仲良くして過ごしてください。
さて、その悲しみのあと向かった、高島晒での取材は、なかなかタフなものでした。
朝日新聞さんの記者さんは、断片的に「高島ちぢみ」のことをご存知で、それが余計に情報のインプットを遅らせる。
説明する、電話がなる。
用事も処理したいから出て話す、川島理事長話す。
電話終わる、話題が逸れている。
そんなのの繰り返し、約3回ほど。
なぜ、理事長は高島晒のことを聞かれているのに自社のことを話すのだろう?
なぜ、理事長は高島ちぢみのことを聞かれているのに、ネルやタテヨコちぢみのことを話したがるのだろう?
なぜ、それでも写真をとられるのは嫌いじゃないんだろう?

もともと、かわいらしい人ではあるのだけれど。
気付いたことは、とにかく負けず嫌い。若いわたしなんかには負けない、という自負がすごい。
どうぞどうぞ、頑張ってしゃべってください。
・・・
おおお、なぜ、京都の伏見晒の話題になるのかな!?もうない会社のことを答えなくていいですよ、高島晒のことを答えてくださいよ。
おお〜わかった。
そんな感じ。
なんだか最近は、出川哲朗(氏)化してきたな。

どんな記事になるのだろうか、4月6日の月曜日、滋賀版の「この人」的なコーナーに乞うご期待。
付き添って結局、何だったのかわかりませんが、とりあえず用事は終わり、帰社。
しばし倉庫に籠もる。

マスク用の生地、どこかに忍んでないかな。

そんな思いで、ひとときを倉庫にて。
なかなか、ないものだ。

重い・・。
一般的な二重ガーゼと言われる接結のダブルガーゼが1反(幅違い)、それと別に「風通」のダブルガーゼが出てきました。
コトバンクから、「風通」の意味を拾います。
・・・・・・・・・
風通(読み)ふうつう
織物の組織名で風通織の略。 両面錦ともいわれるように二重織で表裏の経糸,緯糸にそれぞれ違った色糸を用い,その組織を模様に従って表裏に交互させ,表裏の模様が同じで色が反対になるように織り出したもの。・・・・・・・・・
要するに、色糸は使っていませんが格子調になっております。
縫いやすいから、マスクキット向けにはいいと思うな。
これで抗菌や制菌の機能を付与して、生地売り用にでも作ってみよう。
そうしよう。
実は、ご近所の方からガーゼを分けてくれとよく言われますが、ウチの会社にある布は、ほとんどがこういった「晒す前の布」なので、お渡しできなかったわけなのです。
皆さんの想像に近い生地になるには、型押しや糊抜き、いわゆる精練や漂白などを経て、それもまたそこそこの何百メーターのロットを得て、加工する必要があるわけです。
何百メートル、買いたくないですよね?皆さん。この辺が、うちの業種が機屋であって、生地屋でないということなんです。
が、応対をする準備はしているのですけどね。なかなか出来ないんですよね。
ご期待に添えない代わりに、たかしままるごと百貨店さんに生地が置けますように、または今のマスクと違う感覚のマスクを作るための布になるよう、今から尽力することにします。
さて
そんなこんなで、わたしは一旦帰宅。
夕食はお好み焼きだ!

美味しく、いただきました。
さて、今日は何時まで機を織ろうか・・。
増台計画も、なかなか進まなかった本日。
色々と試練もありますが、今の世の中で求められているマスクや、それら用の生地を織って供給していることは、誇らしいこと。
それだけを励みに、しばらく乗り切っていこう。
そうしよう。
・・
そうやって夜勤を過ごしていると、インスタグラムからメッセージが。
なぜ、カダフィ大佐の娘と名乗る女の人からメールが来て、助けてほしいと言われないといけないのか?
なぜ、イギリスにいるアジア系の人は偽造IDカードをわたしに示し、離婚したいから手伝ってほしい、と願うのか?
この前無視した、長い英語のメッセージにより寄付を募る社会団体の女の人から、無視していたら「日本のイエローモンキーだな!」と言われないといけないのか。
恐るべし、ネット社会。
残念ながら、すべて相手を英語でしていると、ちょうどよかったわ、わたしのスキルが上がっているんだなあ。
前向きに行こう。
そうしよう。