土曜日は寒い気候の、冷たい雨になりました。
基本的に最近は土日休みにしているのですが、二重ガーゼ生地の需要が急に上がった昨今、数台しか織っていない関係で、土曜日や日曜日でも織らないといけなくて。
(織るためには時間が必要なのです。)
本日も、その時間にあてました。

仕事終わりのときは雨が本格的で、景色そのものも少しグレー。
3月終わりにしては、寒々しい。
そんな日です。
昨晩も残業をしており、結局28時まで仕事をしていました。
仕事の合間に、ファンタのプレミアグレープを飲んでいました。

美味しかったけど、ワインでいうと澱(おり)のようなピューレ?というような感覚は、ファンタには要らないのかも。
家でゆっくりしたときに、少し冷やしてグラスで飲みたかったかな。
ごちそうさま。
さすがに28時・4時まで機織りをしていると、合間に見るスマホの画面にも飽きてきて。
画面を見てるとまた、織機が急に停まるのでまた対応し。
雨がよく降り、途中で湿気パランスが狂ったのか、緯糸切れも経糸切れも多発して。
あわてて空調設備を切ったりして対応。
(実はこのあたりの織布工場はおおよそが水ポンプなどを使用した湿度を増やす工夫をしていて、ウチの会社も例外ではないのです)

まあまあ、予定していた分くらいは織れました。
帰って寝て、また朝起きて。
6時。

お茶漬けをいただきました。
ごちそうさまでした。
そのあと、また寝て。
10時過ぎのメールと電話で、慌てて起きて。
結果として慌てて、出勤。
別のことでのお仕事だったのですが、結局また、機織りを開始することにしました。
会長=親父さんが、もうすでに織っていたからです。
代わって、昼まで。

織りながら、今日は来週以降の現場について考えてみました。
・織るものを絞る
・一気に機械たちを立ち上げない
・役割分担や時間配分を再検討する
などなど。
要するに、急ぐものや要るものと、そうでないものを分けるということを徹底します。
そうしないと、来月以降の受注の読めない環境では、とても乗り切れないと思っています。
(今までも読めなかったのに・・)



生き残りとは、単に人の生命だけでなくて。
会社というものが生き物ならば、やはりそちらも生かさないといけないわけです。
その心がけや活動の集積が、まわり回って経済を殺さないことになる。
人の生命と、経済が生かされていれば、とにかく社会は生き延びられる。
そんな観点から言えば、花見に行きたい人の桜は来年も咲くし、学生で言えば、学校を遅らせてでも、学ぶ気になれば学べる。
今、慌てて文化的なことを、いつも通り、平等に、というわけにはいかないのです。
お金がなかったら必要な物を買えないわけですが、まずその必要なものを作る人がいなかったら物はないわけだし。
そして
死を賭してまでして、今、学校での勉強をする意味はない。命あっての物種ですから。慌てて学校を再開することも不要。
普段通りのことをすることはできない前提でやっていかないといけません。
(語弊があるといけませんが、わたしは普段は極めて芸能や文化的なことが大好きな人間です)
本当はそんなレベルでの優先順位がない、というのが理想の社会ですけど、今は通常の世の中ではなく、非常事態なわけで。
(今の国の方針や政治の感じで言えば、その適材適所がわかっている感じはないですけど・・それが怖かったりする)
そのことを認識さえしていれば、色んなことが、まだまだ日本では対応できるんじゃないかと思います。
近年の5年間ほど海外を回って、日本ほど、(国から受けるものが)公平で、(言論や行動が)自由な国はないと感じました。
被教育やなんや公平でないことには目くじら立てて怒れるし、普通に生きていれば情報が行き渡らないということは、まずない。
この辺は野党の皆さんの努力なのかもしれません。色んな意見を取り入れながらの多数決原理の民主主義国家ですから。
でも、やはり弱い。
こんな非常事態に至ってさえも、普段と同じように考え、行動し、公の指示に従わない人が多い。多すぎる。
今の日本の、そこかしこに蔓延している理念のないただの自由は、「自由」でなくてただの「勝手」です。
言ってるわたしも、実はそんな一人。
これから行動を戒めて、先ずは、そういう意識をただしていかないといけません。
そう思っています。
仕事中に、機織り中に考えることではありませんでしたね。
現場の話に戻します。
13時まで入らなくてええで、と伝えていた会長=親父さんが現場に帰ってきて、機織りを替わってくれました。
とりあえず甘えて
休みの日の昼ご飯くらい、家族と食べたかったのでそれに関してはありがたく受け取ります。

雨だな。
帰宅、着替えて座り、テレビを見る。
長い間、夕方から夜にかけて家を明けていたから、子どもたちに珍しがられる。
東京、一日で63人感染。

お出かけ自粛要請されても、出かけている人もおられるし。
それらを取材するテレビ局もあるし。
東京ではどうしようもない、と地域の実家に帰る方々も居られるみたいですが、それが地域感染を広めることにつながり、武漢やミラノなどの二の舞にならないといいのですが・・。

心配してもキリがない。
気を取り直して、ご飯をいただきます。
豚と野菜の茹でたもの。

生放送ならではの緊迫感と、ゲストの頓珍漢さが面白かったです。
たかしままるごと百貨店でのマスクキット販売、そしてマスク販売も始まりましたし。
明日からも必要なことをやっていきます。
頑張らないと。