2020年3月26日、取材のち、会議、残業。 | 滋賀・高島の機屋・サダ杉岡のブログ

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滋賀の高島という地域で機屋をしている今年53歳の男のブログです。
仕事のこと・家族のこと・日々の日常で感じたことなどを綴っております。
大したことは書いておりませんが、それでもよろしければご覧ください。

本日3月26日は、祖父の命日です。


ウチの会社の創業者である祖父が亡くなったのは、わたしが3歳くらいの頃、ちょうどオイルショック冷めやらぬ昭和49年のことだったようです。


残念ながら、わたしには祖父の記憶はあまりないわけなのですが、姉とわたしとで遊んでもらった写真などを見るにつけ、破顔一笑、とでもいうような笑顔で孫にも接するような人だったように見える次第です。


それから46年、仏前にお参りをしましたところ、どうしても新型肺炎・新型コロナからみんなを守ってください、という願いというか、お祈りになったわけですが。


こちらも、先だってのお墓参り時の墓前同様・・


「ご先祖にそれを頼むのは、とうちゃん、荷が重くない?」


などと子どもたちに冷やかされ。


結構本気だったのにな、と思いながらの朝となりました。


おじいさんが生きていたら、今の世間を見てどんなことを思っていたでしょうね。


聞いてみたい。


合掌。


朝食はお茶漬け。


美味しくいただき、ごちそうさまでした。


それから、先述の御仏前参り。


そして


出社。


眩しい。


9時まで事務所や工場をウロウロし、伝票などをかきあげたあと、出かけます。


今日はクルマのリコールが出ており、その修理をお願いしていたので、車屋さんまで付いてきてもらい、帰りに家まで送ってもらう。


そこから、わたしは高島晒へ。


本日は「NHKWORLD」さんからの取材が入っていたようで、平山部長が応対されていたところ、わたしが到着した瞬間から、丸投げをされたかのように・・。


わたしが応対させていただきました。


ある程度の説明を受けた平山氏と違い、わたしは何が何やら、わからない状態。


昨日は残業のあと、26時くらいに寝たので、頭が回らないぞ。


まずは取材一発目、高島晒の現場を回り、機械や反物の説明をさせていただきます。


それから


一路、わたしの会社まで、織りの現場の撮影に来られます。


皆さん、仕事が早くて。


迷いもない、決めたらとにかく素早い。




これがプロなのだな。


尊敬をしました。


その後、踵を返して高島晒の現場へ。


生地に型押しをする工程を撮影していただきます。


ちょうど


ピケという縦ストライプ調のエンボス(型押し)をするところが動いておりました。


そちらを、熱心に撮られていました。



こういう動きも無駄がない。


撮った映像はすぐさま、別の端末で(たぶんBluetooth接続・・)確認できるとのこと。


飛躍的に仕事が進むわけですね。


お昼ごはんは、「かばた館」さんへご案内しました。


皆さん、大盛りとかオーダーされるし。


動いて、食べる。


粋だな。


そんなわたしは、きつねうどん+しょいめし。


美味しくいただきました。


本当に、かばた館さんのうどんのだしは最高です。


ごちそうさまでした。


かばた館さんには、たくさんのお客様がお出でになりました。


滋賀県には新型肺炎・新型コロナの罹患者の方が5名ほどおられます(※・・書いている間にもう一件発生とのこと、お大事にされてください)が、まだ幸いなことに、普段通りの日常は送れていますので、外食をしていても差し迫った危機は感じません。(ただし・・ウチの会社の売上が伸びない。)


それでもわたしとしては極力、外食を控えているつもりなのですが、お客さんとの同行の場合はやむを得ません。


昨日の東京都知事の会見は衝撃的でした。


東京から来られた今回のお客様の一部も、色々と心配はされているものの、仕事もあるので何とも言えない、ということでした。


メディアの方が特別だ、とは言いませんがやむを得ないことは多いでしょうね。


ただ、感染した場合はしょうがない、では済まないのですが。


ツラいところですね。


さて


気を取り直して、午後からの撮影。


漂白工程の最後を撮ってもらいました。










このあと、わたしもインタビューをうけて。


生意気にも、スミマセン。


(台本くらいは、欲しかったところ・・あるならばちょうだい)



それから


13時半の電車で来られたオールユアーズ原さんへの取材、わたしとの打ち合わせなどのシーンなども撮られました。


原さんは熱弁家なので、なかなか聞いてて面白い。


自分が喋らないときは、とても気楽。


でも、やっぱりなかなか、大変ですよね。


一生でテレビに何度も映らない芸人さんもいる中で、芸人になるのを諦めて、テレビに出る人になれなかったわたしが、そこそこの頻度でテレビに出させていただくという、皮肉。


まあ、これも人生なのか、何なのか。


14時から、会議開始。


皆さん、勢揃い。



今日は、土日自粛を促された東京が今、大変なことになっている、という情報から始まりました。


「マジでものがないんです」


と原さん。


「今までの普通が、普通でなくなりますよ。」


色んなことを考えろ、というご指示。


メンバーの頭で考えます。


トレンドも大事、しかしながら今は、必要なものを作ることが大事。


求められているものは何か、それを一生懸命作る姿勢を保たなければいけない。


また、売る相手をイメージして、ものを作ることが必要。 


誰に売るか、なんのために売るのか。


原さんは続けていう。


「さっき取材受けて、高島ちぢみを売りたいのは、【気持ちいいから】でいいんですよ。」


その感覚が必要なのでしょう。


直感に近い何かを信じることが、実はこれからの世の中に必要なことなのかもしれないですね。


しばらくは、トレンドはエシカルやサステナブルではない。


「世間に要るもの」を追究して、頑張っていこう。



布を供給するものとして、できることは絶対にあるはず。



頑張らないと。
 

流石に午前からの御来客応対は堪え、用事ができたこともあり、会議からは早めに帰社。


北陸のマイテルさんから、マスクのサンプルが。


ここにも


世間に要るものをイメージされている方がおられます。


わあ、素晴らしい。


貴重なものを、ありがとうございます。


有効に商談などに使います。


石川のマイテル社に、伺ってから本日でもう7年。ともに頑張っていこうと(勝手に)決めました。


よろしくお願いします。


事務所で、書類作成に明け暮れ、一旦帰宅。


リコール車輌を車屋さんまで取りに向かいます。


帰宅して、夕食はスパゲティでした。


いただきます。




美味しかった!


ごちそうさまでした。


それから事務所に戻り、ギリギリまで書類を作って、メールなどを送信後、大事な用件で出掛け、話し合いなどをさせていただく。


帰社、機織り。


今日は事務所の作業と並行しつつ、の機織りとなります。


忙しいのが、ありがたいと思えます。


明日もまた、取材を受ける必要もあり、また会社では月末の業務なども控えていて・・。
 

大津へ行く用事もある。



なるべく、明日の仕事が楽になりますように、今のうちにできることをやっておきます。


頑張ろう。