20時前、予定より早く飛行機は関西空港に着きました。
無事について、とにかく安堵。
「近場でしたが、今回は長かったですね」
と、香港で別れる前に堀田さんに言われたけれど、まさにそんな感じ。
展示会は水曜日始まり、金曜日終わりが多く、準備日を入れるとやはり長丁場。
そのあと、移動するにせよ週が変わってまうから、土日を挟み、月曜日から始動すると今回のような感じになってしまう。
上海の展示会での応対数の多さや、香港のポップアップやワークショップの内容の濃さはとても満足しているし、毎日とても充実していたけれど、実際の商売にすぐ繋がるかと言われると・・
やはりまだまだ「距離」があるのは否めません。
それらを如何に近くするか、少なくとも「遠ざけない」工夫をすることが、これからのわたしの作業になります。
ものづくりの会社だから、
単なるしがない(滋賀の)メーカーだから、
得意先が川下でそういうことをしてくれているから、
わたしたちはそういう作業をしなくてもいい、するということはある種の越権行為なのだ、と思うのはもうやめた方が良いですね。
というか、
もうそういう考えがあまり通用しない気もするし。
こういった前へ向く営業行為、特に外国へ向くことなどが得手でなくて良いと思うんです。
上手くやろうとしなくても、やり方がどうあろうと、とにかくやること、やり続けることが求められている気がするんです。
自分が商売先を見つけてきて、売ってきて。
行けるところまで繋いで、無理なところができたらならどこかにその時、振ればよいだけだと思うのです。
そこまでは自分達で頑張って、(例えば)「高島ちぢみ」の値打ちを上げる工夫や努力は、無駄ではないし、必須だと思うのです。
「高島ちぢみ」の生地の人気をあげたら、あとは・・
デリバリーなら商社さんだし、
言葉なら翻訳業者さんだし、
お金のことなら銀行さんだし、というように・・
部分によっては自分達で解決できないことは多くあるわけだから、その部分は潔く甘えたいと思っていますし、そうしないと立ち行かない。
だから
甘えるまでは、とことん自分達の仕事の範囲を突き詰める。
「自分に厳しくしたあとは、人様にも上手に甘える。」
それが今回、というか
ここしばらくの海外展開についてわたしが導いた答えのようなものです。
決して
満点ではないでしょうが、そんな答えが今のところ、目指すべきところだと思います。
飛行機のなかでそんなことを思いつつ。
飛行機は意外と満員に近く、たいへん驚きました。空港内は比較的、閑散としていたのですけどね。
中国系の方々の親子連れや、西洋人のご夫婦やグループが多くて。
日本人が、特にビジネスマンなどが見当たらないのは、意外と言うべきなのでしょうか?
わたしの席は(推定)イタリア人の一団のなかに紛れてしまって。
後ろのおじさん二人組は、ずっとふたりで話している。声もでかいし、なんだか日本のおばさんみたいなおじ(い)さんたちだ。
わたしは2-3-2のseat配置の左の二人がけの通路側に居るのですが、左側の窓側に居られる隣のおじ(い)さんはそのおしゃべりイタリア人の仲間なのですが、ものすごく静か・・
・・なはずだったのですが、タブレット端末を開け、映画を見始めたところでわたしは異変に気づきます。
ヘッドホンで音を聞かれているのですが、その音が駄々漏れ。
言い方が少し失礼でアレなのですが、お耳が少し遠い方でないと、ヘッドホンでかなりの大きな音を聞く形なので、耳を壊しかねないレベルだと思います。
こちらに聞こえている音が相当なので。
おじ(い)さん、しかも機内サービスは一切受けず、あられとアイスをもらわれただけ。
大丈夫なのか?ドリーファンクJr.のような感じおじ(い)さん?
そんな要らない心配ばかりしているうちに。
食事ごちそうさまでした。
うとうとしたりして。
またそのうちに
よかった、着いた。
というわけで
明日からも頑張ろうと思います。
うどん食べて帰ります。
滋賀まではまだ遠い。