2019年4月12日、高島ちぢみ・高島晒を考える。 | 滋賀・高島の機屋・サダ杉岡のブログ

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滋賀の高島という地域で機屋をしている今年53歳の男のブログです。
仕事のこと・家族のこと・日々の日常で感じたことなどを綴っております。
大したことは書いておりませんが、それでもよろしければご覧ください。

今日は金曜日。


昨夜は遅かったので、朝はそこそこ眠いですが、仕事はしなくてはいけない。


金曜日なのでゴミだしからスタート。


機織り。







段ボール出し。


金曜日の大事なお仕事のひとつです。


そして


たくさんの生機。


すぐに要るものもあり、そうでないものもあり。



それらをしてから


マスダ社へ。


まだ未定ですが、お仕事を頂けそうな?その前段階のお話しをさせていただきました。


仕事の話以外に。


久しぶりに、増田専務の父上の増田社長にお話をすることができて、かなり手厳しいご意見をいただきました。


「産地の改革を、アンタ(たち)は考えているが、人件費削減や、コピー紙の節約や、工賃アップや、そんなことで大きく変わるわけがないやろ!?」


「変えるなら、もっと大きく変えるんや。」


などという、大まかに言えばそんな話。


わたし(なんか)に言われてもなあ、ということがほとんどですが、ウチの会長の友達でもある増田社長の、「先見の明」はその筋では有名でして。


もともと


儲かるなら、別に生業として「織物製造」にこだわらなくていいやないか?と本気で思っておられる方。


60才を越えてからベアリング製造の会社に1ヶ月、修業にいかれたという逸話は、何回聞いても面白い。



そのスパイス効いたご意見を、わたし(たち)は取り入れないといけない。


今、待望論。



帰り道


マスダ社とウチの会社の間にある、我が母校の小学校の桜に、癒やされます。



頑張ろう。


11時半に、お客様をお迎えに駅へ。


「オールユアーズ」の原さん、高島へ。


残りの午前中、昼にかけては市内の縫製屋さんへ。



こちらの雰囲気、社長の人となりを、原さんに一度見ていただきたかったのです。




アイデアをいただけるような気がします。


なんとなく安堵して。


「かばた館」さんへ。


わたしは、しょい飯ときつねうどん。


ごちそうさまでした。


原さんは、とんちゃん定食を頼まれました。


食後


「COFFE WORKS PLUS」さんへ。



今日はアイスのブラジルをいただきました。


目が覚めました。


それから


高島晒へ行き。


14時過ぎから平山氏と打ち合わせます。


原さんには、15時から「高島ちぢみ」のリブランディングについてお話しをいただきます。


売れるブランドにするため、まだまだ、終わらないブランドにするための機会です。


わたしはひととき、別仕事での「高島ちぢみ」データを撮影。





「高島ちぢみ」には隠れた効能があるようで。


それをきちんと詠えるようにしたいものです。


15時になり。



若手を中心として、「高島ちぢみ」に携わるみんなが共通の意識を持つための機会、第一回目のスタートです。


坂尾織物の郁夫専務以外は全員参加がかないました。



まずは、よかった。


原さんの厳しい意見や、一般的なファッションの世界の話や、ヒット作の生み方、コピーの付け方、付加価値の生みかたの話に、最初は訝しげに聞いておられた皆さんも、引き込まれていきます。


思い込みが激しくても、そうでなくても。


経験年数が多くても、少なくても。


世間が狭くても、広くても。


原さんの言葉は、ドクターフィッシュのように色んな方の、色んなところに入り込み。


何かを変えるために、何かを始めよう、何かを始めたい、と思わせてくれる力があります。


お話しを聞いた後「高島ちぢみ」とはなんだ?


ということをみんなで洗い出します。


内藤社長。




野村さん。




川島くん。




本庄くん。


みんなでコメントを貼り出します。


たくさんのコメントたち。


これらを、ひとつのものへ。


そしてその共通の意識や認識を、みんなで持つ。


それから、広める。


原さんは言いました。


「高島ちぢみ」を広めることと、繊維産地の高島を知らしめることは、似ているようで、全く違うことだと。


当然、手法もターゲットも変わってくるのだ、と。


そのやり方を試してみたい。


そして、やりきらないと意味がない。


やるなら今で、今しかなくて、今やらないと未来もない。



そんなつもりで望みたい、と個人的には思ってしまいました。


17時になり、原さんに感謝を伝えて、駅までお送りしました。


バタバタさせてしまってすみません。


でもしかし


今のわたしたちに必要な話のエッセンスを詰めていただいて、その塊を産地の皆さんに聞いてもらえて、本当によかった。


次は範囲を広げて、産地の他の織物業者の方々や、行政の人たちや、若い方々にもこういう機会を持っていただけるように、わたしは考えています。


限られた人が、お金を儲けるだけの手段としての製造業などではなくて。


地域ブランドというものにふさわしい仕組みにするために。


そして再び


織物の町が、織物でまちづくり(「re;まちおこし」)ができるように。


そういう夢をもって生業を続けていけるように。


そんな環境を作れるようにするのが、今のわたしの目的です。


その前に・・


自分の会社も、しっかり体力つけていかないといけないんですけど。


いったん帰宅。


母屋は何かを変えるのか?


サッシ戸が。




置かれていまして。


いつから工事するのかな?


事務所へ戻り、しばらく作業をしていたら、工場へ入る時間がなく。



帰宅。


献立はカレーライスでした。




いただきます。




キューちゃんもごちそうさまでした。


デザート、抹茶プリン。



いただきます。




こちらも、ごちそうさまでした。


今週も忙しかった。


夜は野球観戦で癒されました。


オリックスバファローズ、サヨナラエラー負け、ですが。


埼玉西武ライオンズの多和田投手の初星に相応しい試合内容で、今日は彼が勝つべき日でした。


良いものを見ました。


高島ちぢみも、プロ野球のように、魅せられる存在になりたいものです。