土曜日は、お仕事となりました。
そういえば
先日クアラルンプールで収録させていただいたラジオの放送日でもあり、その件で朝から現地在住の増田勝哉くんや、セレスなどからメールをいただきました。
なんと、堂々と名前が!
日本に帰ってからまだ一週間くらいなのですが、離れてみると何だか感覚も変わってきて、また まわりの人に告知とかも恥ずかしいのでしたくないなあと思う気持ちも湧いてきます。
しかしながら、思い出すとほとんどが、現地有名デザイナーであるセレスへのインタビューだった気もしますし、わたしは単なる、おまけ。
これからの「高島ちぢみ」の素晴らしい広告だ、と割りきらないといけません。
その為には、恥ずかしい気持ちや、身を捨てて考えないといけないのかもしれません。

そんな感じの中、機織りでスタートです。
今朝から掛かる予定の、急ぎの規格のものがあり、それらを4台分ほどで織らないといけません。
織りにくい規格なのですが・・無事に織り上げたいなと思っております。
他には、同業他社さんから依頼された織物の製織も控えていて。

いわゆる、グレージュといわれるものの色目を初めて織ります。
グレーとベージュの合間の色で、ユニセックスに使えるので最近特に、サンプルレベルではよく引き合いのある色目ですが、本番で決まるのは珍しいです。
どうしても難しい色目なんです。
濃度を上げると、ただの鉄色に見えたり、グレーかベージュのどっちかに振れてしまいます。







しかも今回は、ボーダーで織るので相手の白色に引っ張られて、濃度が濃いのに、濃く見えません。
言われたとおり、の色目に染めて、織っているつもりではあるのですが・・。
人の目の錯覚というものや、色のバランスというものがそれを邪魔するときがあります。
アナログな世界である、織りの世界が難しいのは、まさにその辺り。
でまた、面白いのも、そのあたり。
織り上がった今より、生地加工を終えて、整理が上がったときはまた違うものにも見えますし、特に「高島ちぢみ」にはシワという風合いが与えられますので、また違う世界があるのです。
作り手でバッチリはまっても、売り手に響かないときもあり。
売り手がハマりすぎてテンションあげられていても、その先の消費者の方々に、まったくとどかないこともあり。
繊維の世界は奥深いなあ、とやっているわたしが思うのですから、おそらく得意先の方々や、消費者の方々もそう思われているのでしょう。
そんな機微があり、やりがいもあり。
仕事としては、有り難いことに素晴らしいものだと、我ながら思っています。
そんなわけで、なかなか忙しい土曜日午前・・。
ラジオの放送が12時からで、その間はわたし、残念ながら工場で機織りとなりました。
その間も・・
セレス、ジェームスからWhatsAppでやんやとメールをもらい、英語で返しつつ、現場。
「did it!」
という感じではありますが、ラジオでも、滞在でも、お世話になって、ほんとうにほんとうにありがとうございます。
なかなか出来ない体験でしたし、貴重な経験でしたし、そして何より、楽しかったです。
感謝。
13時から、昼食。
ヨメ、上の子、下の子は、一応ラジオを聞いてくれていたようで、何の感想も言われませんでしたが、まあ、日本人の英語はあんなもんじゃないかということでした。
上からやなあ。
まあ、おっしゃるとおり。
食べながら、そんなことを聞きつつ。

献立は、カレーライス。
この前テレビで見た「フローラ整腸カレー」のような感じかな、と思っていたら、ヨメとしてはまさにその通りだそうで。
ヨメ「昨晩のおかずをアレしてみた。」
わたし「昨晩のおかずって何やった?」
ヨメ「もう忘れてる!?」
わたし「肉のなんかやったか?」
ヨメ「参鶏湯、サムゲタン。それをベースにカレーにしたの。」
わたし「はあーん。なるほど。」
全然わからへんもん、しようがないやん。
確かに、鳥はホロホロ、野菜も染みてて、カレーにするのは良さそうです。

ヨメも自信作、のような振る舞い。
美味しくいただきました。
ごちそうさまでした。
食後、上の子はサッカー練習へ。下の子は、お留守番。
わたしも、ひととき下の子と、お留守番。

インフルエンザが快癒した日から数えて、明日から彼は、出掛けてもよいそうです。
症状は軽かったけど、やっぱり大変でしたね。
下の子も、他の家族も、お疲れ様でした。
14時半前、ヨメが帰ってきたので工場へ戻ります。
雨が降りだしてきたことを生かして、雪を溶かします。

塊の雪を、いや雪の塊を(どっちだ?!)、雨の当たりそうな、濡れている路面に放って溶かします。
まだ、屋根雪もあるので、その辺も溶けてくれないかな。

三千メーターをスケートで四分で滑る。単純計算だと、一時間では45km進むんですから、自転車と同じくらいのスピードでしょうか?
おそらく、とてもしんどいことでしょう。
あと三種目出られるとか、身体は持ちますか?
メダルとかはある意味ではどうでもいいから、練習されてきたことの成果が、選手皆さんに存分に出ることを祈りつつ。
しばらく、オリンピック観覧を楽しませていただきます。
明日明後日は、お休みをいただきます。