2017年12月9日、お仕事土曜日。 | 滋賀・高島の機屋・サダ杉岡のブログ

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滋賀の高島という地域で機屋をしている今年53歳の男のブログです。
仕事のこと・家族のこと・日々の日常で感じたことなどを綴っております。
大したことは書いておりませんが、それでもよろしければご覧ください。

師走12月の第二土曜日の本日。


今日を終えたら、師走感が一気に高まりそうな本日の夕方16時過ぎ。


工場外の電気をつけようとそとに出たわたしに、圧倒的な茜色の雲の風景が。



思わず手を止め、足を停め。


キレイだ。


照り返す社屋はそんなにキレイではないですが、なかなかの風景でした。



そんな本日。





昨晩、高島青年会議所のOB会の総会とそのあとのさよならパーティーに出席して、帰宅して。


それから機織りをしに現場に戻り、全部で20台ある織機の中で、急ぎの約5台ほどだけ動かし始め、さあ何時間残業すればよいか、などと色んな計算をしていたら・・。


どうやら、明け方までやれば良い?という結果が・・。


残念ながら、何度計算してもそれは変わらず。


結果。


27時45分、わかりにくいですが3時45分まで、仕事をしました。




で今朝。


お休みだと良いのですが、営業日なので。


何とか、少しだけ寝て、出社しました。


頼りにしている社員さんがおひとりお休みで、元々現場に入ることが必要だったこともあり、今日はもっぱら現場で機織りをして、過ごそうと思います。


ここ三週間くらい日本にいる間(この言い方、なんかカッコつけてますが事実なので・・)に、仕事のことも色々出来ましたし


併せて補助金、助成金の完了作業もすることが出来ました。


お陰で、最近は機織りも邪念なく、無心になって出来るので、本業にも、とても良い影響が出ているように思えます。


(海外展開+合同展示会向けのの用事がたくさんあるのと、会議が多いのは、まあまあ、ご愛嬌。)


というわけで
 

午前中、何だかめっちゃ寒くなってきた中、現場でお仕事。


もともと


冬場は、エアジェット織機にとっては良い環境ではあるのと、人間にとっても外で仕事するよりは快適なので、機織りは良い仕事だと思っています。


「生地の右半分に糸がいっていない」
  

何てことが起きて


「10cm分戻し、緯糸を抜く」


何てことがなければもっと良いのですけど。


黒の先染め糸は、なかなかに見た目は髪の毛ですが、弊社はこのようにきちんと織っています。


13時過ぎ、お昼ごはん。


おにぎりとうどんがあたりました。


うどんはだしが温かく、寒いので特に有り難かったです。


今の時期、よその国でも寒いとは限りませんが、他の国の鍋類、スープ類、汁類は美味しいでしょうねぇ。


ごちそうさまでした。


食後、デザートもついていたのでいただきました。 


これは、あんパンなのか?



正解は・・


クリームあんぱんでした。



ヨメめ、こういうダイエット心が緩むものを仕込むとは・・やりよる。


食後、少し昼寝をして。


美味しかったクリームあんぱんを励みに、また現場に戻りました。


17時の土曜日お仕事時の終業時刻まで、社員さんに頑張っていただきました。



結構、現場は調子良い方だったのではないか、と思います。


ひどい経糸切れの症状はなかったし、一部綿麻糸の台のところは緯切れの症状は多かったけど、頻発というほどでもなく。


そんなこんなで、夕方、冒頭の夕方の景色を見ることができたのでした。




おひとりには残業までしていただき、目的だった急ぎの台の経繋ぎ(経糸の巻きビームを、無くなったものから新しいものに繋ぎ替えることはウチの会社では「たてつなぎ」と呼びます)をしていただくことが出来ました。



土曜日のお仕事が無事終わると、会社・とくに工場経営者としては、なんとなくしみじみとした気持ちになりますね。


今週もお疲れ様でした。


わたしは、このまま19時くらいまで残業をして、今日はそこで織り止めて、少し休もうと思っていたところ・・。


17時半過ぎ、残業の社員さんが帰られた後、まあ織機の調子が悪くなり、停まる停まる。


「え?同じ台たちのハズやんな?」


くらいツッコミ入れるほど、渋い状態に。



大汗。



そこに追い討ちとして、経糸が切れました。


空気で織っているハズなのに、異物に当たった?くらいの不思議さで、同じところをバッサリやられて、わずか5~6本。


されど、5~6本。


こういう通しかたの変わった台だと、困るんですよね。


まあなんとか、事なきを得たのですが。



これと同時に、織り上がった反物の巻きが2反単位で織り上がると違う巻き棒に替えないといけないのですが、ほぼ同時刻に三台か四台、もしくは五台ほど、その作業が頻発するという・・。


織機の設定スピードは、大体一台ずつ替えておりますし、織り糸=緯糸の番手や密度が違えば、一反単位を織り上がる時間も変わります。


20台あっても二台くらいは何分か違いくらい、で時折はかぶりますが、今回のように1分違いで何台も被る、こういうことはあまり起きません。



「あんたら、なんか意地悪してる?」


とわたしは無人の現場で、一人叫ぶ。


そういえばこの前、織物組合の役員さんの会議のあとの懇親会があったときの話題で、一人で機場で叫ぶときがあるという話題で盛り上がったのを思い出しました。


大体、皆さん織機に話しかけたり、糸をなだめたり、そんな経験があるようで、わたし大笑いして聞いていまして。



頭のなかで面白かったことを走馬灯のように浮かべつつ、わたしはフルパワーで動きます。


結果、17時には何もなかった織り上げ棒さんたちは、19時にはこの状態でございました。



被りすぎ。


お疲れ様でした。


というわけで工場をふうふう言いつつ仕舞い、帰宅。


でも、今日はゆっくりご飯が食べられます。


すき焼き風のおかず。


とても美味しい。


玉子を混ぜ、七味唐辛子と醤油を少しかけ、豪快に混ぜて、ご飯を入れてスプーンでいただきました。


合間に



漬け物をいただきました。


漬け物が、まあホンマに好きで。


美味しくいただきました。ごちそうさまでした。



昆布のふりかけ(いただきもの)は、今回出番なしでしたが、またゆっくりいただきます。



ごちそうさまでした。


食後、少しゆっくりしようかと思っていたのですが・・。


思う間もなく、ソファで眠りに入りまして。


満腹感あり、家族の間での眠りあり。


なかなか気持ちいい、土曜日の夜となりました。


明日は、やすみます。