2017年7月22日、高野山へ(後編)。 | 滋賀・高島の機屋・サダ杉岡のブログ

滋賀・高島の機屋・サダ杉岡のブログ

滋賀の高島という地域で機屋をしている今年53歳の男のブログです。
仕事のこと・家族のこと・日々の日常で感じたことなどを綴っております。
大したことは書いておりませんが、それでもよろしければご覧ください。

(前編から続く・・)


着いたところはいわゆる高野山で言えば真ん中くらいの、商店が多く立ち並ぶ場所。


高野山は、山全体が「金剛峯寺」という大きなお寺のようで、そこは大きく分けて、三つの区分がされています。


弘法大師さんが嵯峨天皇に「この山のここから向こうをください」とおっしゃった「大門」というエリア。


そこから進み、中ほどに金剛峯寺のお寺そのものや、大塔、金堂などと言われている一見メインような、立派な塔やお堂たちがあるエリア。


そこからしばらく離れた、「奥の院」といわれる弘法大師さんのお墓があるエリア。


今回、わたしたちはその奥の院にはいかず、中ほどのエリアを目指していました。


「千手院橋」でバスをおります。


消防署や、宿坊の案内所などもあり、街としてはここが栄えているような感じです。



やっぱり、温度は涼しいです。27℃くらいしかないのでは?という体感です。


近場の喫茶店に入り、休憩をします。


かき氷。


わたしは、冷やしぜんざい。


結局は、上の子の冷やしおろしうどんがからすぎて、こっちに回ってきました。



見た目はうまそうなのに、おろしがからすぎて、とは勿体ない。



それからビールも少しいただき、帰りの運転もあるので、ここでわたしはアルコール終わり。


ごちそうさまでした。


味はともかく、こういう雰囲気の喫茶がとても良かった。


そこから、金剛峯寺のお寺の内部に入らせていただきます。


まあなんと、広い立派なお寺です。


チケットを見せたらまけてもらえる、と聞いていた拝観料はまけてもらえず、大人は500円、子どもは200円の料金を払い、入場。


ゆるキャラ「こうやくん」。


このたたずまいの中・・


要るか?


立派な高野杉の前で、記念撮影。


あなたたちも、太くて丸い、立派な杉になってください。


蟠龍庭、といわれる日本最大級の庭園を見ながら、新別殿と言われる部屋へ向かいます。


いいですね、お庭。



どこを切り取っても間違いがない。


新別殿といわれる場所で、お茶とお菓子のお接待を受けました。


いただきます。


広い場所での休憩をさせていただいていたら、尼僧さんによる有り難いお話が始まりました。



正座して聞く子どもたちとわたし。


尼僧さんはおっしゃいました。


弘法大師さんがこの山を嵯峨天皇さんに所望されたこと


明治になるまで、この山には女人堂という建物があり、女性が来られるのはそこまでで、女人禁制だったこと


そんな高野山には、今では外国の方も多くこられ、特にフランスの方々が多くいらっしゃること


だから時代が代わると環境も変わるので、自分は英語は話せないが、これからは英語くらいは身に付けておけばいいと思うこと(そこのお坊っちゃんたちは特にね!とウチの子を指していただきました)


などをお話しくださいました。


お茶とお菓子、涼しい環境が相まって、非常に心に染みるお話を頂戴しました。


ロータリークラブの皆さんにもお聞きしてほしいくらいでした。そんな機会があればよいですけど。


部屋を離れ、庭園を見てから、和歌山刑務所で作成されたものを見てから、わたしは前掛けを購買しました。


和歌山と言えば、刑務所は有名ですが、お寺の中での販売とは恐れ入りました。



お寺の中を散策します。



白い庭が印象的。



庭が広い。



ちょっと休憩。



それから、壇上伽藍といわれる、高野山で最初に開かれた、堂と塔が多くある場所へ移動しました。


蛇腹道、といわれる道で移動します。


根本大塔、といわれるシンボリックな建物が見えてきます。


近づくと。



デカい。


これはデカい。



立派すぎて、近づく気にならない。


金堂などなどを飛ばし、中門といわれる建物から外へ出て、壇上伽藍見学を終えます。

 
裏表に四天王像が配置され、結界を守られています。


素晴らしい。


それから、大門へとバスで移動しました。


大門は、まさに「入り口」でした。温度は26.5℃。


涼しいはずです。


他には何もありません。というか、畏れ多くてなにも作れませんね。


こちらにも、結界を守る四天王さんがおられました。


上の子が急に「願い地蔵にお参りしたい」と言い出し、そこから歩いて近くのお地蔵さんへお参りしました。

 
あとで聞いたら、二人とも「サッカーがうまくなりたい」とお願いしたそうで。


意外すぎて、ちょっと驚き。 



お地蔵さんの帰りに、大門を見ながら。





なかなかのナイスビュー。



横から見る大門も、かなり立派です。



大門をあとにして、近くで焼き餅を買って、食べながら中門方面へ向かいました。


帰りは、下り坂なので何とか歩けるのです。


経済産業大臣の地元!ここは和歌山。


看板にも余裕を感じます。


歩きながら、携帯の充電をしながら焼き餅をいただきます。


柔らかくて美味しかった。


ごちそうさまでした。


千手院橋まで戻り、バスにのります。


駆け足で見ましたが、高野山、楽しかったです。


高野山駅で、ケーブルカーに乗る前、展望室で休憩します。


高い山。


スマホを見る兄弟。


二人とも、お疲れさまでした。


15時9分のケーブルカーに乗って、下山します。


勾配が急すぎて、子どもには少し恐ろしい。


下の子は、撮影。


帰って、画面で見て楽しむそうです。


下界に下りるのは、少し寂しい気もしました。


しかし、下山。


麓の駅で、枠にはまりました。


お疲れさまでした。


帰りは、新今宮駅まで南海特急「こうや」で向かいます。


15時30分発。



一時間と10分で、大阪市内の都会へ戻ってしまいます。



車内では、下の子がポカリスエットをこぼした以外は、とても快適でした。


上の子はずっと本を読んでいました。読書感想文を書くための読書ですが、今年は早めに宿題をする、と決意したそうです。


偉い。


ただし、実現できたら・・。


子どもの時のわたしは、夏休みの宿題は8月の30日と31日で仕上げるタイプだったので(聞けばヨメもそうでした)、遺伝的に早めに宿題を出来る筈がないのです。


でも頑張れ、上の子。


新今宮駅へ到着。ここで切符に穴を開けてもらい、南海線とはさようならです。


JRに乗り換え、大和路快速に乗り、大阪駅を目指します。


旅の終わりが近づき、大阪の暑い気候が身体に沁み、何だか夏休みが終わった気分です。


大阪駅下車。


現実に戻り、夕食をとろうということで、ヨドバシカメラ8階のレストラン街へ向かいます。


焼肉店へ。


家族で食べるのにちょうどよさげなセットがありましたので、迷う間もなく、チョイスして焼き始めます。


牛より、鶏が美味しかったかな。


ヨメはビールを飲めるのが羨ましい。





豚も、美味しかったかな。




クーポンで10%引きはデカい!





ごちそうさまでした。


上の子のゲームに付き合い、ギリギリながら、18時42分大阪駅発のサンダーバードに乗ります。


この時間のサンダーバードは、近江今津駅に停まるのです。


新しくできたヨドバシカメラから大阪駅への連絡橋を経て、走ります。

 
間に合った。



良かった!


車内では、車掌さんに


「ウチの子が電車にハマってるんですが、どうしたらその仕事に就けますか?」


などと相談をしてみたり、旅の思い出を話したり、何となく楽しい時間がすぎました。



二人の夏休みの自由な時間は、あまりなく。


あとはサッカーの予定が多いので、とうちゃんが遊んでもらえるのは今日だけ。


寂しい限りです。


ですが、今日は楽しかった。


上の子も、下の子も、成長しているのがよくわかったし。


夏休み中、急に休みが出来たら、またこんな旅をしてみよう。



またサンダーバードに乗りたい。


車掌さんから、記念乗車品みたいなシールをもらいました。


有り難うございます。


19時44分、近江今津駅到着。


疲れましたが、楽しかった。


子どもたちとお風呂に入り、あれやこれやと話し、反省会をしました。


自分でプランニングした下の子は、とても満足していたようです。




こういうことをきっかけに、プレゼン能力か、ツアコン能力のようなものが化けるといいなあ。


上の子は、前述通り、宿題に燃えている。


頑張れ、ウチの子。


わたしが出来ることは些細ですが・・頑張って協力します。