木曜日。
気持ちのよい天気となりました。
昨日届いていた特殊な原糸を、追撚加工をするために、まず地撚り(じより)の回数を調べます。
わたくし、機能糸を使った「高島ちぢみ」を産み出そうと思っていまして。
ウチが供給しているのは、綿100%生地が多いのですが、天然繊維使いの良さもあれば、悪さもありまして。
その悪いところを補ってあまりある特徴のある「高島ちぢみ」を作れたら、と思っています。
目指すのは、より涼しく、速乾性を高め、風合いと肌触りの良い生地作りです。
そのためのファンダメンタルとなる、撚り回数検査。
所属しております、高島織物工業協同組合には、そういった検査が出来る設備があります。
元々は、滋賀県が「東北部工業技術センター高島支所」として市内に分所を持たれていたのですが、嘉田知事の時に閉鎖され、長浜に集約された折、こちら組合で必要な備品等を受け入れたのが始まりです。
出来ることは・・
引っ張り検査、番手測定、重さ測定、などなど。
本日使う機械はこちらです。
下に糸を置き、機械に繋いで20回分、25センチごと検査をします。
確かシキボウさんの機械で、セイコーエプソンのシリアルプリンタが接続され、出力することが出来ていたのですが・・
シリアルプリンタは壊れて久しいです。
わが社の将来を占う?検査をさせていただきます。
糸を二種類、確認することができました。
無事に確認できて、良かったです。
なお、高島織物工業協同組合では経糸を巻く作業、「整経」(せいけい)という業務を行っていまして、本日もその業務で忙しそうにされていました。
糸が何百本も並んで引き込まれている様は、関係者なので見慣れた風景ながら、いつ見ても圧巻の風景です。
こういう風景がいつまでも見られるように、産地も仕事も引き続き継続していけることを望んでいます。
だから今は、その時その時にやれることを精いっぱいやろう、と結構真剣に思っています。
帰社して、早速撚糸屋さんに撚りをかけてもらう段取りをして、昼間には海外展開(台湾催事)について、確認したいことがあるので寄れるだけの若手で集まりました。
ホソイフクロモノの細井くんが、台湾には行けないという衝撃的な事実をお知らせいただいたことで・・
ランチミーティングをしながらも、さてどうしようかと。
場所はかばた館、お昼時の賑わいがありました。
わたしはカツ丼単品+きつねうどん単品。
決まったことは、他の帆布業者の方をお呼びすること、駒田織布さんの生地を使った商品を作ってもらい、販売させてもらうこと。
高島ちぢみの方は、製品を増やすこと。そういった意味では、得意先さんの許可が得られたものを売るのはアリですが・・
やはりなるべくは自分達で作ったものを売ることがいいんじゃないか、ということを話し合いました。
何にせよ、ちょっと急がないと・・
13時過ぎ、帰社。
ビジターズビューローの総会欠席の連絡をしていなかったので、折り返し電話をするようにということでかけ直すと、その用件がすんだあとに違う人に代わっていただき、懐かしい方とお話しすることができました。
NHK大津にキャスターとして活躍おられた桑原由紀さん。
今は結婚されて違う名字ですが、何度かおうみ610に出させて頂いた12年前ほどにお出会いしてから、連絡をさせていただいていたのですが、滋賀にすんでおられ、今はビューローの職員さんだそうです。
近況をお伝えいただいたあと、明日の総会では司会をされることもお聞きしまして。お得意の分野で活躍されることを期待しております。
午後からは、先染め+ドビー織物で織りたいもののシミュレーションをして過ごしました。
そして、夕方から現場。
わたしは、こういうミートソーススパゲッティが好きです。
食べてて安心します。
ごちそうさまでした。
明日は早くも金曜日。やれることをやって、無事に一週間を終えないといけません。