2017年1月12日、忙しい木曜日。 | 滋賀・高島の機屋・サダ杉岡のブログ

滋賀・高島の機屋・サダ杉岡のブログ

滋賀の高島という地域で機屋をしている今年53歳の男のブログです。
仕事のこと・家族のこと・日々の日常で感じたことなどを綴っております。
大したことは書いておりませんが、それでもよろしければご覧ください。

昨日の夜20時前、わたしはいなかったのですが糸が届きました。

 

 

「1月6日に着けてほしい。」と1月5日に依頼して

 

 

届かないので1月10日に再確認。

 

 

「今日には届くでしょう、お待ちください。」

 

 

てな返事を鵜呑みにして、まだまだ届かない。

 

 

11日午前中には、まあ言うても届くだろうと解釈して、まだ届かない。

 

結局

 

11日午後遅くに電話して、そこから返事がのらりくらりだったところを見ると、多分夕方、その時間から京都の倉庫からの発送を掛け、何とか間に合わせたつもりなんでしょうが。

 

 


IMG_20170113_071845712.jpg

 

緯糸に使っていたので、なんとか糸がショートする前、つまり織り糸が無くなって織機を停める前には補充することが出来たのですが、年明けからこれでは、先が思いやられます。

 

 

ちょっと苦情を言おうかな、と思っても、会長によれば・・・

 

「正月やし、そういうのはやめておこう。」

 

とのことで、わたしの動きをけん制します。

 

 

会長は神なのか、仏なのか、こういう時は本当に怒りません。

 

 

わたしには真似できません。

 

出来た会長=親父さんだと思うんです。

 

 

だがしかし・・・真似をしていいとも思えないんです。

 

理由は下の通り。

 

 

1.わたしは人間が出来ていないので、良い人の真似がもともとできないから

 

 ・・・書いてある通り。

 

2.指摘することで、相手の改善につながるから

 

 ・・・「こっちが我慢すればよい」というのは、結局は究極のエゴだと思うんです。近所づきあい、社会のコミュニティなら少し話は変わりますが、特に仕事面に於いては。指摘することで相手さんに気付きを与えることは、個人的にすごく大事だと思います。

 

3.待てない。

 

 ・・・繊維業は景気が悪すぎます。せめて頼んだものがすぐに来ないと致命的になります。

 

 

等々。

 

今回は、「言わない」ことを選び、相手さんに気付いてもらうことにしました。

 

 

半年後、一年後、その会社が成長しているかどうか、楽しみにしています。

 

 

さて

 

冬型の気圧配置が強くなってきた今日この頃。他の地域ではそろそろ、雪の知らせが届きます。

 

 

この地区も、もう間もなくディープ・スノウの予感。

 


 

だって寒いもの。

 

 

午前中からは、今年になって初めて、特に用事がない日だったのですが、そんな時に限って落とし穴、ヨメが風邪で欠勤となりました。

 

 

事務所に、いつも居てくれる人がいないと、こんなに困るものなんですね。

 

 

何とか、気を持ち直して仕事続行。

 

 

今日は事務所の電話を気にしながらの現場中心、そして用事をこなす日とします。

 


 

試織の糸も届きました。


 

新内外さんの「モクティ」40番手、GR1のスーパー強撚糸。

 

 

うまく撚糸のストレッチが活きたまま織れるかどうか、が今回のポイントです。

 

 


 

 

現場の合間に

 

 

さる方に頼まれた日本酒を上原酒造さんに買いに行き、それをまた届け、帰りにまた別の用事で寿光苑さんに日の予約・依頼をしに行きました。

 


 

お昼の間は現場。

 

機織りをしました。

 

13時に帰宅して、ヨメの風邪の具合を見に行き、予感がして結局ご飯は食べずに事務所にとんぼ返り。

 

 

案の定・・・

 

13時過ぎ、社員さんのお子さんの通われる学校の方から電話がありました。

 

「発熱か何かでお子さんの具合が悪い」

 

とのことで、おひとり帰宅。

 

 

事務所、工場ともに一人ずつ少ない状態での営業日となりました。

 


 

工場に入り機織り、事務所に入り電話や作業、などをしていると・・・

 

 

わたしが工場に入った合間に、会長がある電話を取ったようで、これまた胸騒ぎがして事務所へ戻ります。

 

 

かかってきた番号を調べると、あまりよくない感じの電話業者との情報が。

 

会長に確認。

 

 

親父「NTTがな、3割安くなるとか言うてな、明日来るらしいんや。」

 

 

わたし「・・・。」

 

 

親父「ちゃんとホンマのNTTやて言うとったわ。」

 

 

わたし「ホンマ違うらしいで、これみてや。」とPC画面を見せるわたし。

 

 

遠目で見て、バツの悪そうな顔をする会長。

 

 

普段、電話やパソコン、ネットのことのややこしそうな電話の場合はことごとくこちらに振ってくるくせに、そんな会長の隙間を狙った巧妙な電話の話し方と、話の進め方がその担当のひとにはあったんでしょう。

 

 

結局

 

その人たちには来てもらわないようにお願いして、事なきを得ました。

 

 

引っかからないコツは、とにかく向こうから掛けてきたタイミングでは話に乗らないことです。

 

 

本当に要る時、必要なときにはこちらから116か何かにかけて、手続きすればいいのです。

 

 

その結果、大きな得を失っていたとしても、さらにそれ以上の損をする可能性がある時は、話に乗ってはいけないと思うんです。

 

 

会長=親父さんの今回の応対力を見ていて、ウチの会社が伸びない理由がよくわかった気がしてしまいました。

 

 

頑張ろう。

 

 

帰宅して、夕食を頂きました。


 

ヨメはおそらく、風邪の中、作ってくれたんやなあ。

 

 

感謝。

 


 

 

どちらかいえば無理するタイプのヨメなのでしばらくは心配ですが、うまく乗り切ってほしいものです。

 

 

明日は金曜日。用事も、来客も、会議も、夜には酒席もあります。

 

 

頑張ろう。