スカッとした朝陽がこの国ではあまりみられないのか、朝は何となく、曇り空で目覚める感覚です。

台南市での初めての朝は、やっぱり曇り空でしたが台北の宿と違って良い景色が窓からみられて嬉しかったです。
ホテルのレストランで食事をとります。


ごちそうさまでした。
「台南市役所」さんへ向かうのが、本日の午前中の、予定です。
その前に、記念撮影をとりました。

そろそろ記念撮影にはなれてきた感じです。
本日も、バスにて移動をします。

台南市役所(市政府事務所)はピラミッド上の建物となっており、とても立派でした。

歓待をいただいた科長さんは陳さんという女性の方でした。

相変わらず慣れませんが、わたしの位置からはこういう風に景色が見えます。


このあと、事業者と参加者から自己紹介をさせていただき(無茶振りスミマセン)、台南の紹介を丁寧なしていただきました。
そのおもてなしぶりに、少し感激した次第です。
今回の案件のメインにして孤高なコンサルタントの堤さんがとても大事にされてきた(だろうと思われる)、台南との縁を使わせていただいているのだな、という恐縮した気持ちで、このご縁をいただきました。
帆布の生産地域であり、同時に地方都市の成功例に見えるこの台南には、色んな学ぶべきことがあります。
そして
前述の堤さんや、今回対応いただいた役所の方々など、今まで色んな思いを持たれて関わってこられた方の思いをくんで、取り組んでいかねばと思います。

(撮影 高島市役所戸田さん、ありがとうございました)
市役所から参加の両氏も、色んなことを学ばれたのではなかろうかと感じました。

その後
群馬県水上町から出向(国際出向!?)されている阿部さんにご紹介いただき、台南市の展示ルームに向かいました。
台南市には、多くの行政が視察に訪れており、そしてまた友好都市をとても多く結ばれてもいます。
滋賀県からも、大津市からも、既に視察に多くこられています。

そのお陰か
昨年の台南地震の際には、有り難いことに支援を多く迅速にしてもらえた、と阿部さんはおっしゃっていました。

見せ方が上手な点や、友好都市を多く結ばれている点は、二年前に高島経済会でお邪魔した、富山市役所を思い出しました。

色んなことに感心しつつ、最後に記念撮影をして、市役所をあとにしました。

お見送りまで、恐縮です。

色んなことを見習わないといけません。
ありがとうございました。
バスは台南市内を走り、昼食会場へ向かいます。

水がとても美しい街です。
マレーシアのムアールをおもいだします。
(わたしは、すっかりクリス・リー氏のようになってしまいました、追い付けませんが・・)
お昼は、阿義飯店というお店で台南料理をいただきました。

アップルサイダーで喉を潤します。

とても美味しいです。

揚げ物。

増田くんの気遣いにより、写真撮影も好調です。

蟹と餅米の蒸したもの、しいたけなど。

変わったところで、穴子の煮物。

白身魚と豆腐のネギと油でじゅっとしたようなもの。
デザートは

プリン、かき氷の入ったみつ豆。
本当に、どれも美味しくて困ります。
ごちそうさまでした。
食後まもなく、「合成帆布」のお店へ行き、見学をかねて買い物をしました。

わたしからみても、ものはよく見えますし、駒田くんと細井くんはとても興味津々として見ておられました。

買いやすい価格で勝負されているなあ、という感覚です。

勉強になりました。
旧台南市役所の建物前から、バスに乗り込みました。


(バス内で、細井くんと帆布カバンについて語る駒田くん)
高速道路を経て、40分ほど走ったあと、午後からの目的地である、台南市の大規模スポーツテキスタイルメーカーの「宏遠興業」さんへ到着しました。
織機1100台を持つだけでも驚きなのに、紡績、整経、生地整理までをされるということに、口が空いたまま塞がりませんでした。
日本では、あまりない例で、あったとしても三社くらいの連携でのものの実例しかないような気がします。
ところがわたしたちは
「アパレルの工場をみる」
ということを聞いており、ここまで大きな会社を見学するのは
「聞いてないよ」
的な感覚でした。
(まあ、調べていないわたしたち事業者が悪いのですが。)

またしても、リーダー席は前となり、中華圏ではうっかり団長と言われるのはアカンな、と感じながら、今回の訪問の目的と、事業者の紹介とをわたしからさせていただきました。

歓迎されているのは、いるのですが、向こうの方からすれば
「なぜ日本からお前らは来たのだ」
という感覚だと思います。当然です。



わたしを含め、緊張感溢れる訪問一団です。
「EVERTEK」の商標でブランド活動に取り組んでおられるようです。

展示ルーム、検査ルーム、研究ルームがとにかく充実していて、エコロジーにも積極的に取り組まれています。

今回の訪問を請けてくださった、副社長との記念撮影です。

工場見学後、意見交換、質問等の時間を思ったよりもかなり多くとられ、逆にわたしたちの様子を聞かれることになりました。
他のアジア、アフリカの国へ生産移転をされるなど、世界展開されるなかで、日本の生産現場がとても気になったようです。
増田くんからは一本整経機の仕組みについて。
本庄くんからは織機台数について。
平山くんからは水など、公害対策について。
川島くんからは一日の労働時間について。
駒田くんからは、織機の種類についてそれぞれ質問をしてもらいました。
逆に大いに、質問をし返されたりして、時間はかなり遅く終了しましたが、こちらが何者かということが理解できた先方は、多いに満足されていたように思えました。

快くお迎えいただき、また遅くまで応対いただき、本当にありがとうございました。
何となく、産地メンバーのスキルが上がった気がしました。

機会は機会として、この日感じたことをどういかすか、本気で頑張って取り組まないといけません。
台南市の宿付近まで戻り、夕食は「福楼」さんでいただきました。
こちらの料理は、今まで食べたなかで一番日本人の味覚に合うと感じました。

(疲れを食で癒すメンバーの皆様)

(市役所戸田さん、平井課長をトークでもてなす本庄くんと、どこにいっても自分のネームプレートがないことに凹む信友大阪の藤井氏)
この食事から
滋賀銀行の下村新旭支店長も合流がかない、食事は賑やかに行われました。

イカのやいたもの。

ゴーヤと卵の炒め物。

あげた豆腐だったか、なんだったか。

コラーゲンのありそうな、白身魚入りのスープ。

皆さんが絶賛された牡蛎のオムレツ?卵とじ?

カレー味のあげ豆腐。

デザートはタロ芋とさつまいものハードな大学芋。
こちらも
どれも美味しかったです。
ごちそうさまでした。
そろそろ折り返しが近づき、明日は市内の百貨店に向かい、生地だけでなく、最終製品の提案などを目指して商談いたします。
その時々で出来る、最大限のことをして、やりきった気持ちで帰る日まで、わたしは目の前のことに全力で取り組もうと思います。