結局
時折やんだり、時折激しくなったり、を繰り返して、一日を通して雨は降り続けました。
結構な量、降ったと思います。
今日は、自分自身が午後から用事で出掛けるのに加え、お一人の社員さんのお休みと、会長=親父さんの外出が重なる、現場的にとても苦しい日となりました。
電話もよく鳴り、しかもそのタイミングが重なるので、現場に注力できない間合いが続きます。
それでも、何とか午前中は主に現場で機織りをして過ごします。

こういう日なのでしょう、昨日から織り始めた、一反見本の柄替えのタイミングが見事に出掛ける時間にかかり、13時半の用事の予定時間前のギリギリまで現場にいることになりました。

またよく雨の降る時間帯と重なったので、慌てる自分と、出掛けるための持参物を用意しなくてはいけない自分とも交差して、しっちゃかめっちゃかの状態で出掛けました。

お昼ご飯も食べられず、高島晒二階へ出動です。
土曜日から向かう、台湾行きのためのサンプルブック作りという、大事な用事が待っていました。
自分の会社の現場も気がかりですが、時として、それ以上の大事な用事というものは存在します。
参加する事業者さんの「見せたい生地」のサンプルをA4の紙に貼り、会社の紹介と共にそれらを綴じて、ひとつの本のような状態にして、訪問先へ手渡します。

テプラ等、使えるアイテムはとにかく多用し、巻末には新しくできていた高島市のガイドを挟み込みます。
新しくできた高島市のガイドは、合併10周年を記念して作られたものをベースにしたもので、中国語や英語などが併記されており、今回の商談にはとても有用なアイテムとなります。
前回の海外で痛感したのは、わたしたちの業界のPR能力が低いなあ、という点です。
そして
それ以上にわたしたちが所在している、高島市そのもののPRをする必要があるということを感じていました。
また、それは
市役所の方々が同行いただいていた中、職員さん自身が感じていただき、必要なものとして対応された事象だったとも思えます。
海外展開をされたり、外国からの雇用者を増やされる予定の、市内の他の事業者さんにも必ず有用となると思えますので、市にはこのリーフレットを眠らせることなく、有意義に使用していただきたいと願います。

さて
作業の方は、先週のうちにおおよその企業さんがサンプルを集め、持ち込んでいたこともあり、あとはどう見せるか、という段階での工夫の作業と綴じ込みが中心だったのですが、約一名、川島織布の川島好行専務が、待てど暮らせずやってこず・・。
13時半を回った段階でどなたかが電話を掛けてもらった時点では
「14時半からだと思っていた」
という返事だったので、じゃあ14時半には来るのか、と思いきや来られたのは15時前。
想定外な男です。
彼の部分の作業を、補いながらほとんど終えていたのは美しい姿ではありますが、みんながみんな、そういう考えや行動では成り立たないのは団体行動の常ですので、とりあえずリーダーとして苦言を申し上げておきました。
決められた時間には来て欲しい、と。
川島くんの良いところは、要らないことを話さないし、こういうときでも言い訳をしないところです。
しかしながら、裏を返せば周りが彼の状態を察知しにくいという状況を生みます。
会話から類推すると、現場が忙しく、出られなかった、サンプル貼り間際までしていた、ということが浮かび上がってきましたが、今回は参加者みんなが仕事で忙しい中、時間を押してやってきていますので、みんな、同じようにそんな状態で、時間を作って参加しているという状態なのです。
彼も既に齢を重ね、わたしと同じ45才ですし、多分そんな当たり前のことには気づいているでしょうし、わたしが怒る必要も全くないのかもしれません。
ですが、この作成作業の意味は?と言われると、作業を通して培うチームワークと、より多くの人の手を掛けて作ったサンプルブックをお渡しすることで、我々の商材に念を込める、ということなのです。
怒る必要がなくても、その一体感を損なう可能性がある行為には、指摘をしなくてはいけないという責任が、わたしにはあります。
気を害されたらお許しいただきたいですが、ものごとへ本気で向かっていく時には、特に団体での時には、その時々のストレスを溜めておくほど無駄なことはありません。
違う会社の人々が集まって事を為そうという今回のような場合は特に、わたしはその考えで対処しますし、今後も対処していくつもりです。

愚痴はさておき・・
完成し、綴じ込んだものを眺めるメンバーさんの顔を拝見しつつ、わたしはとても良いブックになったなあ、と考えました。
同業者若手のメンバーが、このブックを見る相手を想像し、工夫を重ねて出来上がったものです。

そして
より良いチームになったことを、ひしと実感しました。
台湾での「高島帆布」「高島ちぢみ」展開プロジェクト、何とかやれそうです!
作業後、高島晒で用事を済ませ、明後日の出張のための電車のチケットを買いに行き、帰社。
予定が入っていたので、バタバタしている現場で機織りに足掻きつつ、18時で工場を停め、市内安曇川の名店「魚仁」さんへ寄せていただきました。
今夜は
ロータリークラブの方を中心とした集まりなのでした。
お魚料理を堪能しつつ、なぜかわたしは楽しみにしていた、カツ丼をいただきました。

うまい!
何となく、日本らしい料理を頂いていると、カツ丼が食べたくなったのです。
ごちそうさまでした。
また、清水忠昭さんと杉橋真和くんと、さらにはわたしを加えた3人の誕生月ということで、ケーキもいただきました。

ごちそうさまでした。
皆さん、祝っていただきありがとうございます。

喜ぶ清水忠昭さんと、祝辞を述べる岸田皓介くん。
おめでとうございます。
そんなわけで
朝から晩まで、終始バタバタしていたわたしなのですが、何となく、生きているなあ、と実感した次第です。
明日からも
頑張ります。