来週にやって来る新しい織機のため、場所を確保する工事をする日となりました。
ここ数年、織機の老朽化が、特に進みました。見た目がそんなに古くない織機が、電子制御や、基板の傷みのために使えなくなっていくことが多く、不本意なことではあるのですが、新しい機械をいれなくてはいけません。
新しい機械にするためにはお金も要りますし、使うための勉強もすることになりますし、他にも色々大変なことがあります。
ですが、新しい機械がもたらすものが必ずあるという前提のもと、将来も機屋を続けていくためには、いつかは通らないといけない道が「織機の入れ替え」であるなら、今回のような作業は避けることはできません。
午前中に、出す織機を外に並べることが出来ました。

中は、スッキリしております。

約27年、平成が始まったときと同時に購入され、活躍してきた織機を、今度は出さなくてはいけないのか、と思いながら眺めていると、複雑な心境になります。

織機には感情がある、とよくいわれます。
織り手である人間を助けてくれるときもあるのですが、大概は織れてほしいとき、織ってくれなくて困らせます。
それでも、今まで支えてくれた大事な設備ですし、残業や朝の機織りを共に過ごした仲間のような感覚があります。
それが、(一部ですが)撤去されるという瞬間が、今日なのです。

色んなことを考えつつ、夕方までで終わった作業に安堵しつつ、まずは今まで有り難う、と織機たちに対して思います。
これからもその分、頑張らないといけません。

思ったより早く終わったので、上の子と一緒に髪を切ってもらいにいきました。
下の子は、未だ丸刈りするには早く、サイドだけ切る?と聞いてもうなずかなかったくせに、散髪屋さんに着いてきました。
帰って、家族でご飯を食べました。

魚が(ぶりの照り焼き)美味しかったです。
子どもたちとお風呂に入り、久しぶりにゆっくりと過ごしましたが、その後は、棚上げしていたヨメの携帯電話の交換作業に踏み切りました。
データの交換だけでもかなりの大変さでしたが、色んなことができてスッキリした一日でした。
そんな月末日。
来月も、よい一ヶ月でありますように。