8月5日、家族旅行二日目。 | 滋賀・高島の機屋・サダ杉岡のブログ

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滋賀の高島という地域で機屋をしている今年53歳の男のブログです。
仕事のこと・家族のこと・日々の日常で感じたことなどを綴っております。
大したことは書いておりませんが、それでもよろしければご覧ください。

二日目の朝は五時過ぎに目覚め、二人の子を温泉につれていくことから始まりました。




汗を流すはずが、大汗でしたが。



景色のキレイなお風呂でした。空いてましたし。

この日にパルケ・エスパーニャに行くことになり、電車とバスで向かいました。





私自身は何年ぶりかのパルケ・エスパーニャ。子ども達はもちろん初めてで、人の多さと乗り物の感じ、日除けの場所等を考えると本当にウチの子ども達に合った場所だと思いました。




かき氷が最近好きな上の子。




せんべいをむさぼり食う下の子。

兄弟同じ場所を回っても過ごし方も違いましたし、感じ方はさまざまだとは思いますが・・遊ぶだけ遊び、14時過ぎにバスで鳥羽に向かうためパルケ・エスパーニャを出ました。

鳥羽湾を眺めながらのバスの旅は、自分が運転しないという意味でも格別でした。





鳥羽から電車に乗り、駅弁を食べ、乗り換えました。





楽しい旅で終わるはずでしたが、乗り換える駅で事件は起きました。


上の子が駅内ののホーム→ホームの階段を降りるときにつまずき、前のめりに転んだあと一回転した(ヨメ談)ようで、前歯あたりから血を出してしまいました。私は前の方で下の子を抱き、ヨメは後ろの方で荷物を多く持っていたので、最近しっかりしてきた上の子に注意はしてても、手をつなぐことを怠っていたということで親の完全な失態です。

他に打ったところもあるかもしれなかったのですが、上の子の性格上、とにかく落ち着かせないとなにも出来ないので座らせて数分様子を見ていました。

その間、泣き叫ぶ子どもの口元のタオルに血がついているのを見かねて色々親切で言っていただく人のなかで


「駅員にも言わずに親が黙ってみてるだけで子どもがかわいそうやんか、早く対処したれや」


的な、少し物言いがキツイおばさんがいて(文字に起こすとそらそうやな、とも思うのですが)、思わず

「少し家が遠いんで、ちょっとどうしようか考えてるんです。ありがとうございます。でも黙ってみてるだけではないのですみませんがほっといてください。」

と私がいってしまったのをきっかけに夫婦喧嘩も始まりました。

私は小人物なので、私が何か事を起こそうとおもっても、いつもヨメの意思で決まるのもイラっときますし(今回の場合は降りよう、と言っても逆の意見を言われたり、病院行こうと言っても京都まで帰ろうと言われたりという小競り合い・・・)


何もしてないわけでもないのに、そんなことを言い放つそのおばさんの言い方にイライラしたのが重なったということです。


見ず知らずのおばさん、ありがたかったですが迷惑でした、ありがとうございます。「せっかく私が言うたってるのに、そんな言い方ないわ!」という気持ち・声大きめの捨て台詞も駅全体の注目を集め、傷口に塩という感じで素敵でした、ありがとうございます。


そのあと凍りついたホームの中、近くに医大病院もありますよ、と見かねて教えていただいたお姉さん、暑さと汗と混乱で困っていた家族をほっとさせてもらってありがとうございました。

ホームの片隅がそんな状態でも駆けつけても来ない近鉄の駅員さん、だから駅員さんに言うという選択をしなかった私達は正しかったのかもしれません。お騒がせしてスミマセンでした。


しかしとにかく、上の子は電車に乗ることを自分で選びました。早く家に帰りたいのと、病院に行きたくないのもあるでしょうが、徐々に出血も止まり、同時に涙も止まったようなので、自分の意志を伝えることが出来たのでした。

その後も夫婦喧嘩をする私たちを見かねて

「とうちゃんもかあちゃんもわるくない、階段さんが悪いんや」

という上の子(自分が悪い、とは言わない性格・・・)に救われながら、その後1時間半の旅程を無事に終え、地元駅に到着することが出来ました。


旅行の思い出が一瞬にして血の色に染まりはしましたが、今回もだらしない親の姿を子どもに救ってもらうという体たらくではありした。

色々ありましたが、素敵な旅でございました。今回の経験でまた、少し親らしいことが出来たような、足りない部分を子に補ってもらい、改めて「親にさせてもらった」ような、そんな気のした二日間になりました。


少し懲りましたが、機会があればまたどこかへ連れて行ってやりたいと思います。