筋筋膜性腰痛の鍼灸治療 | 治る力

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鍼灸・マッサージを生業にしている者が思うことを
綴ります。ときに前向きに、ときに後ろ向きに

圧痛点に刺鍼(置鍼10~15分)します。

圧痛がよく見られるのがカリエの「腰痛三角」(沢田流小腸兪)。

鍼を刺された筋肉は最初緊張(鍼をギュッと掴む感じ)しますが、

後(数分以内)に弛緩します。

 

刺鍼した後、効果を上げるために運動鍼を行います。

①患者さんに痛む体位(多くは上体前)をとってもらい、

痛む部位を指で示してもらいます。

②この部位(表層筋膜下)に刺鍼します。

③上体の前屈運動を5回程行います。

④鍼を抜き、次にどこが痛むかを指示してもらい、

再び実施、繰り返します。

 

別法として、伏臥位で刺鍼した後、足を踵にぶつけるように

バタバタさせる方法もあります。