発達障害の方と関わることが多いのもあり、注意欠如・多動性障害(ADHD)、自閉症スペクトラム(ASD)アスペルガーについて知識を深めるために勉強していてます
発達障害についてわかったこと、そして理解が深まればと思いブログに書いてます
アスペルガーだからこそ私は私
~ 発達障害の娘と定型発達の母の気づきの日記 ~ 白崎やよい・白崎花代著
発達障害について知りたいと思って、当事者の方が書いた本を何冊も読んでいますが、これが初めて読んだ本です
この本はお勧めです!!
とても解りやすいです
アスペルガーの方の考えていることや行動の理由、苦手なこと得意なこと、今まであった事の中から1つ1つ例を上げて解説してくれています
男性と女性では持っている特性の違いがあったりしますので、特に女性のアスペルガーについて理解を深めたいならぜひ読んでみて下さい
この本でかなり理解が深まりました
発達障害と思われる方と接してきて、何かおかしいな、どうしてなんだろうと思っていたことの謎が全部解けました
私が読んだ他の本との違いは
当事者の女性、やよいさんとお母様とそれぞれの視点で説明などが書かれています
やよいさんが23歳の時に「典型的なアスペルガー症候群」だと診断されるまで誰も気がつかなかったのですが、それまでお母様が彼女を理解しようと向き合い守っていたこと
お母様の愛や理解があって一緒に乗り越えてきて、彼女は本のタイトルにあるように「私は私」と前向きになれたのではないのかと思いました
いじめや不登校にもなって「生きていくことが辛い」という思いがつきまとっていた時期が人生の大半をしめていたけど、アスペルガー症候群を抱えて生まれたことが解ったからこそ、様々な発見があり、日々の生活も充実していると思いますと綴られています
お母さんは、今までは、なぜこんな風に育ったのか、育ててしまったのかと悩んでいたので、診断がついて目の前の霧が晴れていく感じがしたそうです
医師やアスペルガーの方に勧められたのが自己分析
やよいさんがお母さんに自己分析について聞くと、
「自己分析すると言うのは、他人を知ることを含めて自分の理解を深めるということではないか。他人についてよく知らなければ自己分析しようがないし、自己分析をするにあたって他人のことも必然的に知ることにもなると思う。」
とお母さんは答えたそうです
ホントそうです
私自身もそうでしたし、カウンセラーをしていて思うのですが
自分の事は自分では良くわからないのです
他の人と何がどう違うのか、それが解って自分がわかってきます
それから、定型発達者(発達障害でない人)のことを観察したり、定型発達者と揉め事があった場合にはお母さんと協力して原因を究明するようにしたそうです
素晴らしい
これが楽しくなって自己分析と合わせて7年間ほど真剣に取り組んだそうです
このような内容が書かれています
◎言葉を「文字通り」に受け取る、文脈は読めない、比喩の理解は難しい
◎ああ言えばこう言う、説明がくどい
◎優先順位がつけられない
◎要点がわからない
◎予定が義務になる、予定通りでなければ気が済まない、予定が狂うとパニックになる
◎テレビが好きではない、周りの音の聞こえ方
家族の話し声や物音があるとテレビの音を満足に聞き取れない、人と話していても他に音があると聞き取れない
◎「どう?あれ、さっき、それ」などの曖昧な表現はいつのことなのか、どのことなのか、聞かれてることが何かわからない
◎感覚過敏・鈍麻(音、光、味覚、痛覚)
◎遅れてくる不快感
◎メモ取りマシン
◎過集中
◎狭く深い興味
◎社交辞令、暗黙の了解が解らない
◎心配かけたことが解らない
◎感謝の気持ちがわいてこなくて、「ありがとう」が言えない
◎「ごめんなさい」は、非常に重い意味を持つ言葉だから言えない
◎友達というものの考え方
◎自由という不自由、見通しが立たないものは常に不安
◎記憶力の偏り、覚えられないものがある
◎言葉の表現の細部にこだわる、言葉への拘り
◎第一印象で人を判断する能力がない
◎コミュニケーションの障害
この後に、お母さんの視点から書かれたものが続きます
娘さんとのやり取り、お母さんの思いが率直に書かれています
お母様の気持ちがとても良くわかります
いくらコミュニケーションを取っても話しをしても、アスペルガーがあるとわかっていて話しをしても、なかなか会話をスムーズにするのが難しい場面があります
お母様は長年の経験で、障害ゆえ上手く通じ合わない会話をムーズに話しが出来るように色々工夫されています
会話より文字でやり取りした方がわかりやすいみたい
私が、ADHDと受動型ASD(アスペルガー)を持つ方と接して思ったこと
彼女は大仰型アスペルガーも思っています
言葉を文字通りに受け取ってしまうので、普通になにげなく普段友達としている会話と同じようにしてしまうと通じてないことも多いです
遠回しに言ったり、冗談が通じない、比喩も伝わらないので
私の意図と違く受け取ってしまってたり、話しが理解出来ずにわからないまま、今までインプットしてきた言葉の中から、こういう時はこの返事かなとお返事が返ってきたりします
言い方によっては理解できないようなので、お互いの認識が合っているか確認が必要かもと思ったりします
どうだった?元気?さっき、あれ
こんな表現が解らないようで、いつのことなのか、何を聞かれていて何と答えたらいいのかわからないようで
普通だったら、元気って聞いたら、元気だよー、最近忙しくてなど返事が返ってきたりしますが、元気とは??体調のこと?かな?体調だったら元気ですみたいな感じで
昨日映画観たんだよねどうだった?と聞いたら
どうとは??
面白かったと聞けば、面白かったとか感想を言ってくれると思いますが
文脈や人の表情や話し方声のトーンなどから感じ取ることができないので、人の感情や気持ちが汲みとれず解らないので、初対面の人の印象がないようです
どんな人だったと聞いても、どんな人って言われても解らないのだそうです
友達の話をしても、友達って言うのが何なのかわからないようで、どこからが友達なのかもわからないようです
独特な言葉や物事の解釈でこだわりが強いです(厳密さ)
普通だったら気にしない言葉を、何でそこがそんなに気になるんだろうと不思議ですが
しっくりこない言葉があると、その言葉にとても拘わり、これはこういう意味で使うものだからこの言葉の使い方は間違ってるとか、とても強く主張します
こうだからこうだよと説明しても、理解が難しいようで、上げ足を取るような感じで間違ってると主張し続けます
嫌な感じで中途半端に話しが終わってしまうことも
話しを続けても溝は埋まりません
予定の変更が苦手なようで
予定の変更は、その理由がどうかによって、じゃあこうしようとなったりしますが
予定が義務になり、やらなくてはいけない事になってしまうようで
理由がどうとかではなく、決めたことなんだからその通りにしなければいけない
みたいな感じです
大仰型の特徴として、過度に礼儀正しく丁寧な言葉を使います
仲良くなってもずっと同じです
それを変えることが出来ないようです
人とのコミュニケーションで、何とか上手くやり過ごすというのか、相手が言ってることや行動が理解できないことも多いので、何を言ったらいいのかわからないものあるので、それをカバーするために、怒らせたり変だと思われないようにとても丁寧にしているんだと思いますが、逆にとても不自然になっています
何度も会ってるのに、いつも帰りに深々と頭を下げたりして、何だかとても変な感じがすることもあります
いろいろ発達障害アスペルガーの特性からきているものなのですが
用事がないと自分から話さなかったり、自分のことは聞かないと話さないし、感情の表現があまり感じられず、何か冷たい、拘りが多い、融通が利かないと思われてしまうかもしれません
なかなか理解し合うのは難しいかもしれません
お互いの違いを知る努力が大切ですが、正直そう簡単でもなく
発達障害を持っていることをわかっているなら伝えてもらって、伝えられた側も理解していければいいんだとうなと思います
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Sacred Spirit
カウンセラーのマリーナです
東京の自宅サロンで対面とオンラインでセッションをしています
ご自分のこと家族のこと、霊感・霊視・霊聴を使って、あなたの人生をサポートしている守護霊・指導霊(ガイド)と通信して、お悩みを解決へと導くためのアドバイスをお伝えします
誰よりも、あなたよりもあなたを知っているガイドが、今あなたに伝えたい「今あなたに必要なメッセージ」も一緒にお伝えします
過去から現在について、そしてこれから
人生をもっとスムーズに充実させるために、あなたらしい幸せとは、魂が望んでいること、才能を活かす方法など様々なことを伝えてくれます
一緒に暮らしているペットさん、虹の橋を渡り天国にいるペットさんとお話します
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