これからの時代は、助け合いの心で行動できる地域や国だけが生き残って行くような気が私はしています。

「自分だけが助かればいい」という意識で行動する人が多い地域や国はだんだんと衰退して行くんじゃないかな。

先週、ニューヨークやサンフランシスコなどアメリカの大都市にあるブランド街が略奪や暴動を警戒して、すでに外側を木材のバリケードで囲っていることを書きました。私の住んでいる場所から少し離れたところでは、すでに閉店したマク○ナルドにバリケードがしてあって、それでも既にガラスが破られていました。

アメリカでは今のところ外出禁止令は4月末までということになっていますが、実際のところはカリフォルニアなどでは学校再開が9月。学校が再開しないことには親は実質は職場復帰出来ませんから、最低でも今の状態はあと5ヵ月は続くということです。でも、政府は国民が暴れないように、ちょっとずつ時間を伸ばしています。でも、お店を持っている人たちやお金持ちは、いずれ食べ物が買えなくなった人たちが略奪や暴動を起こすんじゃないかとすでに戦々恐々としています。

アメリカの都市部はもう、いつそういう状況になってもおかしくない。来月か再来月かというところでしょうか。日本国内の場合は、地震や台風の後でもそうですが日本人が暴動を起こすことは国民性としてないのでそこは日本の方がかなり安全でしょう。(チャイナの国家による海外滞在中の国民動員法が心配ですが。つまり、彼らは国からの命令でいつでもゲリラ化する。長野オリンピックの時にテスト済)

アメリカで今、警察への通報で一番多くなっている内容は何だと思いますか。

「うちの隣の○○さん、咳をしています。コ○ナじゃないでしょうか」という隣人を告発する内容です。

テレビのニュースでは、「警察を呼ぶのは本当の緊急時だけにしてください」と何度も繰り返し言う始末です。でも、警察は何か報告があればある程度は調査しなければならないのですよ。

これって、助け合いの精神どころの話じゃない。

私自身、近所の人たちに通報される危険が高いので、親しい人たちには、もう家の中や周辺では会えなくなっています。また、年寄りなどでも武器を所有しているアメリカ人は少なくないので、常に誤解を受けないような行動を心がけています。

通報し合う文化がメインの地域や国は、これからもっと大変なことがあった時に、助け合わずにお互いが疑心暗鬼になって武器を使い始めて、警察が無駄に出動して、最後には不必要な破壊がおきるでしょうね。ただでさえ、いろいろこれから大変なのに、人の意識と行動がそのレベルなので、ウイルスよりも人災によるダメージから回復するのが大変な気がします。