こんにちは。シリコンバレーはやっと夏。ちょっと前まで肌寒い日もありましたが、最近は割と夏らしい日が続いています。最近、私が凝っているのが染色にも使われる「柿渋」です。日本に住んでいた頃は、この渋さを素敵と思ったことがないのですが、何かアメリカに住みだしてから、競争社会とハイテク社会に疲れてきたのか、身の回りの物でも何か素朴でほっこりする物を好むようになりました。


(柿渋で染めた洋服)

昔から、日本の酒袋は柿渋で染めてあったようです。最近、柿渋で染めた古い酒袋から作ったポーチを買って、愛用しています。派手さや可愛さはないのですが、なぜか心が落ち着きます。「なんだろう?なぜこんなに落ち着いて、柿渋に惹かれるんだろう?」と思って、よく調べてみると、なんと日本では、電磁波対策に家の壁に柿渋を塗っている業者もあるということを知りました。柿渋に含まれるタンニンが効果を発揮してくれるらしいです。



「柿渋の効能と電磁波をブロックするコンクリートと木造建築の違い」
https://bach-iruka.com/%E4%BD%8F%E3%81%BE%E3%81%84%E3%81%AE%E3%81%93%E3%81%A8/12679/

https://www.alphakobo.com/blog/2015/09/28/post_1130/

素敵ですね〜!!!

最近、柿渋入りのせっけんとかもアトピー対策に知られてきていますね。以前、このブログで取り上げた建築家で発明家の上森三郎さんがご家族のアトピーをなおすのに、柿渋を塗らせたことを話しておられました。しかし、これはかなり臭いので体に塗るのは相当な覚悟がいるらしい…。確か、上森氏のお話の中で日本では、古来よりイカ漁では、とれた後でイカが傷つかないように柿渋を塗っていたことが出てきました。普通に漁をしていると、獲った後に保管しておくときに、これをしないとどうしても傷がついてしまい、活きが悪くなるようです。昔の人たちの知恵ですね。

去年くらいから電磁波対策のアイテムを作っていますが、柿渋もちょっとだけ入れてみようかと思います。