こんにちは、話し方コミュニケーションコンサルタントの櫻井直子です。
まずは、目標設定をしましょう。と、
プレゼンテーションの研修やコーチングなどでお話するのだけれど、
自分自身で、それが目標設定になっている・・と、
気づいていないケースって意外に多いんじゃないかと思う。
これは、わたしの自戒もこめて書いているのだけれど・・・。
目標設定がないと、私たちの脳はその方向に興味を示さないので、
ちゃんと、脳がその方向に意識してくれるように、目標設定するわけです。
ところが、逆もしかりで、
あらぬ方向に目標設定してしまっていると、その方向に向いてしまうわけです。
先日も、とあるセミナーで受講生の方が
「いろいろと仕事先で言われるんですよ。これができてない、あれができていないって・・。
すきあらば・・って感じで。信頼されていないっていうか・・・・。
文句を言われないようにするには、どうしたらいいでしょう。」
実はこの方が、無意識にされている目標設定は
「文句を言われないようにする」なのです。
もちろん、ご本人は気づいていないと思います。
でも、これをしてしまうと・・・
「文句を言われないように」、ということにばかりフォーカスしてしまって、
結局、「信頼される良い仕事をする」ってことに、
フォーカスできなくなってしまうんですよね。
そうすると、どうなるのか・・・。
当たり前のことですけど、周りに認められる良い仕事ってできなくなります。
せいぜい、文句を言われないレベルの仕事になってしまうんだと思うのです。
自分が無意識に感じていること。
それが「目標」と意識していないのに、「目標設定」になってしまっている。
しかもこの場合
「文句を言われる」ことが前提になってしまっている表現。
「失敗しないでおこう」というのも、まさしく同じこと。
もちろん、ファーストステップで、まずはノーミスを目指すというのは、ありなのかもしれないし、
仕事の種類や、手がける対象によっては、取りこぼしを徐々に少なくしていくという
段階を作っての目標設定も、ありなのかもしれない。
でもネガティブ要素の「~しないでおこう」を無意識に考えてしまうと
それより、良い結果には繋がりにくい。
そのとき「あれっ」って思いながら、
きちんと伝えられなかったので。
このブログ、見てくれていたらいいなぁ。
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