今回は特に主観的な話
BABYMETALっていうか神バンドも含めての話
モモバンギャーの紙芝居でも言ってた「西で生まれ東へやってきた」
これってBABYMETAL自体にも言えることだよね
Su-METALは日本音楽地政学上の重要地点広島で育った
父親は元バンドマンで音楽や芸能に明るい家庭
Perfumeを輩出した名門養成所でトップの成績を誇った逸材だった
そんな彼女が若くして可憐Girlsとしてデビューし、解散したコンサートは東の地である埼玉スーパーアリーナ
その時にその場でSu-METALという才能に出会ったKOBAMETAL
そしてファンとして会場にいたYUIMETAL
僕自身が西の人間であり、東つまり首都圏に対しては夢を掴む場所であるという認識が今もある
MOAMETALも愛知から若くして東の地に降り立った才能
この二人に共通してるのはある種の地方からみたスターへの憧れ
そういったものが根底にあるように感じる
Su-METALはアーティストへ、MOAMETALはアイドルへのそれぞれが憧れを抱いて東へやって来た
そこにより洗練された都会っ子的なYUIMETALが加わった(主観だが)
それを大都会でエリート街道から外れたメタルオタクのKOBAMETALが上手くデザインしたのがBABYMETALだろう
神バンドも青山神以外は皆地方からやってきた
特にBOH神以外は皆関西だ
同じく地方出身者として感じるのは、ある種の夢を抱き続ける流浪の旅芸人的なクヌルプ精神の存在
KOBAMETALも若い頃は海外を放浪するのが趣味だったらしい
こういったメンバーが主要であるが故に長く旅をし、さながらクヌルプの様に行く先々の地で人々にその芸術を通じて喜びや安らぎを与えつづけられる
そんな気がしている
一人離れたYUIMETALが東のマインドだったのも偶然では無いような気もする(あくまでも気がするだけ)
そしてそれはそれで素晴らしい人生の選択でもある
鞘師里保も広島から来た東で成功し、そしてまた放浪し自分を見つめ直し向き合った先に今がある
僕と同年代の神バンドの面々は特に分かる気がする
いつまでもいい意味で垢抜けないイノセントさがSu-METAL、MOAMETAL、MOMOMETALそして神バンド達からは感じられる
そのインセントなマインドを理解出来るKOBAMETALが上手くそれを演出し、まとめあげた
豊かでもあり、時に残酷なまでの格差や競争に早くから晒される東の地
そういった価値観とは少し外れた地方の持つ良いバイブス
そんなものをBABYMETALからは感じたりしてる
ある種頑固な迄にメインストリームに染まりきらないその独自性はこういった側面があると考えるのも面白い
説明してなかったがクヌルプってのは昔読んだヘッセの小説の主人公
もはや余裕で古典だがその普遍性のある精神と魂の生き方をしたいなぁと思うし、BABYMETAL はあのビッグバジェットでありながらもその魂を持っているように思う
だから皆理屈じゃなく好きに