こんにちは
ぶきっちょたまちゃんです
診療放射線技師をしています
たまちゃんってこんな人→★
診療放射線技師という職業について20年
いやー(^◇^;)
いつの間にかそんなに時が流れてたんだなー
これだけの年数、技師をやってると
どんだけの人数のマンモグラフィを撮ったんだろうなー
まぁ数をこなしたからって
ポジショニングが上手というわけではないんですけどいろんな被写体には当たりました。
お乳が大きい人、小さい人
鳩胸の人、漏斗胸の人
皮膚が伸びやすい人、伸びにくい人
お乳の形もさまざま
だからそれなりに教える事は出来るようになりました！
先日、大分の病院からマンモグラフィを撮り始めたばかりの技師さんがマンモグラフィの研修に来ました。
もうとっても初々しくて可愛かったー
私にもあんな時があったのかしら
今では相手が院長だろうが地区の医師会長だろうが言いたい事は言えちゃう人になってしまった私
ほんとにほんとにまだ独り立ちして
数人しか撮ったことがないんです…
というSちゃん
まだまだ自分の手技もおぼつかなくて
患者さまとコミュニケーションを取る余裕がないんです
そうだよねー
マンモグラフィって
人の脇を遠慮なくガシガシ触るし
お乳もグイッと引き出すし
うにょ〜って手や指でお乳を広げたら
ウィーーーーンってこれでもか！ってくらい板で挟む
脇を触ってしっかりのせる→大胸筋
お乳をグイッと引き出す→乳房全体を引き出す
お乳を広げる→乳腺の重なりを減らす
板で挟む→乳房の固定、被曝低減
しかも左右対称になるように
右手も左手も同じように動かさなければならないんです！
ただでさえ
意識してやらなきゃいけないことが多いマンモグラフィ
痛みを伴う検査だし、
デリケートな部位を対象とする検査だから
患者さんとのコミュニケーションも大事
うんうん、分かるよ！大変だよね
大丈夫！無理してコミュニケーション取らなくていいよ
えっ
いいんですか？
いいんですか？うん、取らなくていい。
その代わり自分が今から意識してやらなきゃいけない事を自分に言い聞かせるように声に出してやって！
今から脇の奥を触ります。
ココを機械の角っこに合わせます。
（機械の高さを合わせる）
お乳を後ろからグイッと引き出して持ち上げます。
手で広げます。
機械で押さえます。
自分がやるべき手順を声に出すだけで
患者さんに今からやる事を伝えられるから。
無理してコミュニケーション取らなきゃ〜！なんて思わなくていい
ね！これなら出来るでしょ
そして、台の高さや角度の合わせ方などいくつかレクチャーしました。
うわぁ〜
早く実際に患者さん、撮ってみたいです
研修受けた直後はみんなやれる気になるんだよねー。
私の役目は自信をつけてもらう事。
彼女に教えた事は実は私自身がスランプに陥った時にやっている事なんです。
調子が悪い時って写真も悪いし、患者さんはいつも以上に痛がるし、苦情を言われることも多くなる。
どこが悪いんだろーって色々考えても仕方がないから、初心に戻って、一つ一つの動作を意識しながらやってみるんです。するといつの間にかスランプから抜け出してる
って事が多い。
って事が多い。基本の動作を意識してやっていけば、それなりに写真は撮れるはず。
そのうちいろんな人撮っていくとまた壁にぶつかる
そりゃ、そうだよ！
20年以上撮ってる私だって上手く撮れないときあるもん。
そんな時にまた頼ってもらえるように
LINEも交換してあげました。
頑張れ！Sちゃん
道は険しいぞ
でもあなたは1人じゃない。
貴女の成長を見守ってくれている先生もいるし、先輩もいる。
もちろん私も応援してるよ。
またわからない事があったらいつでも頼ってね。
私ね、人に教えるのってちょっと苦手なんです。
だから、マンモの研修に来る！なんて言われるとめちゃくちゃプレッシャーに感じるんですけど、
一生懸命に学ぼうとする彼女の姿を見てると
自分が持ってる知識や技術を惜しみなく伝えてあげようという気になりました
初心に戻る機会を与えていただいて感謝です
今日も最後まで読んで頂き
ありがとうございます
