こんにちは

ぶきっちょたまちゃんです
診療放射線技師をしています


たまちゃんってこんな人→


久しぶりに放射線技師ネタ流れ星


8年ぶりくらいに乳がん検診を受けられたガリ子さん


お名前から想像できるように
肋骨が浮き出て見えるようなとてもガリガリな人



検査着に着替え、撮影室に入って来て
すぐにおっしゃられたこと…


私、マンモはお乳が!というより骨が痛くてショボーン
だいぶ前にも受けたけどそれ以来ずっと骨が痛いから受けてなかったんですぐすん






撮影装置は機械ですから硬いです。

できるだけ痛みを感じないようにと丸みを持たされてますが、痛いものは痛いおーっ!



ガリ子さんの訴えと体型から

なるほど!

肋骨が装置の角に当たって痛かったんだなー

と予測できました。



なのでガリ子さんの訴えに対してこう答えました。


あー、分かります。
肋骨が機械のヘリに当たって痛かったんですよね?
マンモグラフィという検査は挟んだところしか写ってこないので、なるべく、お身体と機械が密着してて欲しいんです。
なので、もし今からお写真撮るのに肋骨が当たって痛いなどあったら、遠慮なくおっしゃってください。


脇を合わせ、お乳を引き出し、体を引き寄せ
装置のヘリに肋骨を沿わせる。


どうですか?今は大丈夫ですか?


はい!今は大丈夫ですOK


ではここからお乳を抑えていきますよ。

お乳を広げ、体が逃げないように支えながら抑えていく。抑えながらも大丈夫ですか?大丈夫ですか?と何度も聞き、受診者の痛みの限界を探る。


1枚目の撮影終了。


こんな感じでやっていこうと思いますが痛みは大丈夫ですか?


いやー、今日は全然大丈夫です。
痛みをわかってくださる方がいて良かった。
ほんと私はお乳は痛くないんですよ!でも肋骨が痛くて、それがイヤでずっと受けてなかった…



それは良かったです。
先ほども言ったように、挟んだ部分しかお写真には写ってこないので、前、撮影を担当された方はちょっとそこに必死になりすぎて、体を抑えすぎちゃったのかもしれません。
今日みたいに最初に肋骨が痛いので…とおっしゃってください。
私たちもいろんな体型の方を撮らせていただいてますので、その一言があればその方に合わせてやらせていただきますので、遠慮なくお伝えください。


残りの3枚も同じように声掛けしてひとつひとつ確認しながら撮影。


無事終了。



受診者様よりお褒めの言葉を頂きました!

今日は受けに来て良かったです。
今度からここで受けます!!


ありがとうございますハート
ぜひお待ちしてます♪



ただでさえマンモグラフィは痛い検査!という認識がある中、診療放射線技師の態度、行為ひとつでこんなに受診者の受け取り方が変わる。


検診は継続しないと意味がない。
精密検査でも検診でも力の入れどころはちょっと違うけどもっと受診者に寄り添った丁寧な検査をしていきたいな照れ


そんなことを思った出来事でした。


今日も最後まで読んで頂き
ありがとうございますおねがいラブラブ