田村先輩は、青年海外協力隊として南米ボリビアに渡り、極真空手の普及に尽力した方だ。
現在はJRに勤務されている。
私が宮城支部に在籍していた当時は、仙台駅新幹線改札にいらっしゃった。
田村先輩の言葉で忘れられない事がある。
新幹線が止まってダイヤが乱れた時などは、空手の稽古を思い出すんだよ❗
新幹線が止まった時の駅の様子は容易に想像できる。
・責任を抱え仕事をしているビジネスマン
・家族が危篤で帰省する方
・コツコツ貯めたお金で海外旅行に行く方
・絶対に時間厳守の案件がある方
・遅れる事で人生が狂う方
等々
様々な方の思いの矢面に立たされる仕事である。
その時に空手の稽古を思い出す。
どんだけの稽古をやればそう思えるのだろう。
稽古を仕事に活かす。
自分は情けない。
大したことじゃない状況下で稽古の事を思いだし、最悪の状況下で活かせる稽古もしていない。