いつもブログを読んで頂き、
ありがとうございます。

このブログは2歳半の時に、自閉症と診断された
息子との日々を書いています。 

初めましての方はこちらから


2021年4月のことです。



4月になり、高校3年生になりました。



息子の中では3年になったら登校する。

リセットして、やり直す。



と決めていたようで、春休みに

何度か、そう口に出していました。



再試の時に学校に行った時の様子を見て

正直、難しいと思っていました。



新学期、初日、朝起こしに行くと



薬のせいで起きられない。

やっぱり無理・・・。



と、やはり布団から出てきません。




ところが、その日の夕方


クラスのメンバーがさー、

(同じ中学の)KとTとIと。

俺の席の後ろがKでさー!



友達からのLINEを見て

嬉しそうに話すので、


明日、行ってみたら?


と声をかけると、頷いたのです!



そして意を決して登校するために

学校の帰りに

ケンタッキーのバーレルを買うと決め

翌日、登校したのです!!



私も主人も先生も驚きました。

ビックリです。 



あれだけ行けなかったのは、

なんだったの?

学校、行けた!


大喜びでした。



学校が終わり、疲れたと言って

帰りにバーレルを買い

家に着き、ケンタッキーを食べて一言。



今日行けたからって

これからも行けるって思わないで・・・



の息子の言葉通り

翌週の実力テストから行けずに、

また寝込むことになりました。



3年生でたった1日の登校でしたが、

あの日のことを息子に聞くと



初のケンタッキーバーレル買いが

相当魅力的で(息子らしい)


またクラスのメンバーも担任の先生も

良かったから


登校できたと言います。



でもあの1日の登校で、


また勉強漬けで、気を使う

何の楽しみもない

苦しいだけの学校生活を送るのは

もう無理だとわかった


とも言います。



あの1日、

私たち大人がみんな喜んでいた日、



息子自身では

一つの区切り、

決心がついたのだと思います。