私は

不妊クリニックの医師や

不妊鍼の鍼灸師さんや

不妊カウンセラーや

エージェントスタッフや

卵子提供支援団体などによる


「私は(僕は)卵子提供やっても良いと

思いますよ」という


このような

「個人の価値観を発端とした

卵子提供のアドバイス」は

トラブルの元になることがあるので

賛成していません


もう何人もの方のトラブル解決や

心のケアに従事してきました…


皆さん、おっしゃいます

◯◯クリニックで言われました

◯◯先生から言われました

◯◯鍼灸師の先生から言われました

◯◯さんから言われました


私は

「卵子提供しても良いと思いますよ」

などとは決して言いません


卵子提供はして良いとか

して良くない、とかで考えるものでは

ないからです


最優先に考えるのは

これから産まれてくるこどもについて

どこまで思いを馳せることが

できるか?どうか?だと思います


ここが足りないと人によっては

赤ちゃんが産まれてから悩み苦しみます


幸せになるために卵子提供をしたのに

何で幸せを感じきれないのだろうか…と

心がモヤモヤしてしまうのです


これから産まれてくるこどもについて

きちんと思いを馳せることができる方は

トラブルに巻き込まれることは

比較的少ない印象です


他人からのアドバイスを受けて

受け身のまま卵子提供にすすまれる

方は危険です


アドバイスする方は

「何が危険なのか」全く知りません

知ろうともしないのかもしれません


卵子、精子提供、やりたいと思う全ての

人ができるように


このような考えは非常に危険です

いつか産まれてきたこどもと親の間で

大きなトラブルになります


海外ではそのような例がたくさん

あります


告知しとけば大丈夫


これも非常に浅はかな考えです

私は全ての人にとって出自とは

自分の命と同じくらい大切なことだと

皆さんにお伝えしています


あなたは自分の出自(命)を雑に扱われたら

どう感じますか?


全ての親が必ずしもこどもに

「適切」に告知ができているかどうか

分かりません


大きくなって親から

「(医療機関で)告知しとけば大丈夫だって

言われたんだけど」

こんなふうに言われて嬉しいでしょうか?


告知は命と同じくらい大切に大切に

考えて伝えなければなりません

卵子、精子提供で家族になるということは

思っているより「簡単な」ことではないのです


赤ちゃんを産むことは医療の力を

借りれば誰にでもできます


しかし、卵子、精子提供で

家族として末永く幸せに暮らすことは

誰にでもできることではないのです


だから養子や里親は法律があり

行政の介入があり支援体制があるのです


法律も無く行政の介入もなく

支援体制の無い卵子提供について

おすすめのしっぱなし 

アドバイスのしっぱなしは

後々、トラブルになりやすいです


海外が良い例です


医療を受ける権利や自由はありますが

支援体制が皆無です…

最近は海外在住の方からのご相談が

増えております


国内の話しに戻しますね


おすすめしてくる医師が男性だったり

高齢の男性の先生だったりすると

ビックリするようなアドバイスや

なかには耳を疑うようなアドバイスを

された方もいらっしゃいます


男性医師や高齢の男性医師からの

卵子提供のおすすめは要注意です


逆に「先生、どれくらい育児されて

ました?先生イクメンなんですか?」

と聞いてみて下さい


きっと何も言えなくなると思いますよ


高齢の女性に簡単に卵子提供を

すすめてくるということは

自分は家事も育児もしてこなかった

あるいはしなくても良い環境で

暮らしてきたからだと思います


日本はまだまだ家事の8割りを女性が

しています

育児の7割りを女性がしています


そんな環境のなかで

卵子提供について十分な心の準備も

ない女性に育児や家事という負担の

かかる卵子提供で子を持つということを


あたかも良いことだと思って

診察室ですすめてくる男性あるいは

高齢の男性医師には注意して下さいね


不安を感じた方は私にメール下さいね

 

どうか一人でも多くの方が

「こどもが産まれて安心して

幸せに暮らせる」卵子提供となることを

心から願っています