焦った。ものすごい焦った。

仕事中、体調を崩し自宅療養中の夫から、こんなテキストメッセージが、、、

「息子が、昨日H君の家の近くで、ウXXをしたらしいぞ!」

え!!!

なんでも、メイドちゃんから聞いたらしい。

息子とH君はいつも家を行き来する仲良し。昨日も外の公園でずっと遊んでいた。

「さっきH君のお母さんから聞いたんだって」

「ちょっと、、、それはマズイわ、、、ていうか、その、ブツを片付けないと、、、放置しておくわけにいかないよね、、、?!」

「もう、恥ずかしくて穴があったら入りたい気分だ。」

「どうしようかね、、、H君のママに謝らないとね、、、」

もうこの時点ですっかりパニックの私。戦慄が走るとはまさにこのこと。

だいたい、息子はなんでそんなことしたんだろう?

遊んでいる最中便意を催したものの、トイレに行く時間がない、と焦って思わずしたのか?

でも、H君の前でしたのかな?そんなことする、ふつう?

ママも見たってことは、H君の家のすぐ近くでやったんだろうか?だとしたら、すごい大迷惑!

何て言ってママに謝ろうかしら?彼女も相当呆れてるんじゃないかしら?

そ、その前に、まずブツを片付けないと、、、

このままだと、近所の誰かがブツの写真を撮って、Facebookの住民コミュニティーのページに投稿して

「犬ならまだしも、人間がこんなことするなんて許せない!」
「親はどういう教育してるんだろうね、まったく。」

なんて吊るし上げられちゃうかもしれないし! 

皆に「粗相の子の家」という烙印を押され、もうここでは暮らせないかも!


とりあえず、真相解明のために、恐る恐るメイドちゃんにテキストメッセージを送った。

「ねえ、息子がH君の家の近くでウXXしたって夫が言ってるけど、ほんと!?」

「、、、いいえ、マーム。坊ちゃんの自転車が見当たらないから、探しに行ったんですよ。H君の家の近くに自転車を置きっぱなしにしていたから、H君のお母さんが家に置いててくれたんです。」

「はぁ、、、」

「だんな様に、誤解だって伝えてください。そうでないと、坊ちゃん、叱られちゃいますからね。」

まったく、夫ったら!どうやったら、「自転車」と「ウXX」を聞き間違えるわけ!?インドネシア訛りの英語だから聞きづらかったのか、、、。

とにかく、ホッと胸を撫で下ろした私です。

息子も濡れ衣が晴れてよかったよね 



私の住む住宅街、Facebookのグループページがある。

「中古品売ります」
「いいエアコンメンテナンスやガーデニングの業者さん知りませんか」
とか
「今日のイミグレーションの渋滞どうですか」
とか、

住民が気軽に情報交換している。

次々と新しい家が完成して住民も増え、コミュニティーが盛り上がっているが、人が増えればその分色々とトラブルも摩擦も起きる。


最近ある男性が

「黙っていようかと思ったけど、もう我慢できない。最近シルバーのアウディをXX通りで乗り回してる人、あんたスピード出しすぎです!住宅街であんなスピードは許されないですよ、気をつけてください!」

と投稿。

他の住民も

「非常識だね!マメジメントに言って注意してもらったら?」
「ナンバー控えたら?」

とお怒りのコメント、ブーイングが飛び交う。

しばらくすると、何と当の本人が登場。

「そのアウディに乗ってるのは私で、車のナンバーはXXX-XXXXだ。君たち、何もこういう場で私を悪者扱いしなくても他に解決方法があるんじゃないか?私だって小さな子どもの父親だ。安全には気を使ってるつもりだし、子どもたちを危険にさらすようなことは決してしない。」

と怒りながらも自白。

確かに、住宅街でスポーツカーを猛スピードで乗り回すのは危ないし、告発した人の気持ちもわかる。

でも、告発された人は名指しですらないものの、車種まで書かれていたのだから、今後は小説『緋文字』の主人公女性のごとく、車を走らせるたびに

「あ!あの非常識なアウディの男だ!」

と住民にレッテルを貼られてしまうわけで、ちょっとそれってどうかと思う。

投稿した男性は

「悪者として祭り上げるつもりじゃなかった、ただ安全を促したかっただけだ、正直に名乗り出てくれてありがとう」

と書き込んで、とりあえずこの件は収まったかと思いきや、、、、


今度は別の住民が

「そういえば、すんごいスピードで飛ばしてる赤いポルシェがいるよね!」と投稿。

これに皆が一気に反応した。

「あ、知ってる!あの赤のポルシェ、こないだ100キロぐらい出してたぞ!」
「あの家はカイエンも持ってて、カイエンも飛ばしてるぞ!」
「とんでもない奴だ。俺んちの通りに住んでるぞ」
「小さい子どももいる家なんだよ、それなのに安全っていう概念がないのかね?」

ついには誰かがナンバーの見える写真まで撮ってきて投稿する顛末。

あのー、それってプライバシーの侵害では、、、。あせる

「管理会社に早く言いましょうよ!何なら私が言いに行ってもいいわ。」

やっぱりこうやって名指しで発表するのが一番効き目があるよね

なんて恐ろしいこと言ってる人も、、、。

そのポルシェ一家はうちのご近所さんなので私も知ってる。まだ30代ぐらいの若い夫婦で、ポルシェ2台にもう一台ドイツ車と、日本車も持っている。毎朝暗いうちからメイドさんがポルシェをピカピカに洗車してる。しかもシンガポールナンバーである。家もゴージャスにレノベーションしているけど、どう見積もっても、家より車のコストが圧倒的に高いな、、、などと思い眺めていた。

こんなマレーシアの田舎の住宅街で真っ赤なポルシェなんて乗り回してたら、まあとにかく目立ってしょうがないのである。もし彼らが、プロトンやマイヴィーやホンダなどの、フツーの車に乗っていたなら、ここまで野次も飛ばなかっただろう。赤いポルシェだから、なんか腹が立つんじゃないかしら。

当の本人たちは、自分たちの知らないところでこんな風に写真を撮られたりして、ちょっとした有名人(?)になっているなんて夢にも思っていないだろう。それとも投稿を読んで冷や汗タラリだろうか。

それにしても、住民も大人気ない。本人の家も知っていて、写真まで撮るぐらいなら、なにもFacebookで吊るし上げなくっても、本人に直接言えばいいんじゃない?!

と思うのは私だけだろうか、、、。

いや~、恐ろしや!まさに村社会である。

どこで誰が見ているかわからないし,、知らないうちにFacebookで吊るし上げられるかもしれない田舎の住宅街。目立たないように、慎ましく静かに暮らすのが一番、と実感するのであります、はい。得意げ


順調に進んできた工事ですが、ここに来て問題発生!

先日、デザイナーがサイトをチェックしたところ、プールと擁壁の工事で、設計図と全然違うことを勝手にやっていたことが判明し、大激怒。もちろん施主の私たちも激怒ですが。

現場監督のおっちゃんの話によると、

「設計図通りにやってたら危ない工事だったんだ、確認取ってる時間がなかったし、オイラの判断で変更した」

まあ、確かに現場にいる人間にしかわからないことが工事にはあるんでしょうが、それにしても、デザイナーやエンジニアの許可無しに勝手に変更しちゃうとは、、、。

今後は独断では絶対に変更するな!デザイナーにかなりこっぴどくお説教されて、おっちゃん、ショボンとしてました。

でも、建設の途中でいろいろ変更が出るのは、シンガポールの大きな建設プロジェクトですらわりと当たり前のことです。

日本では設計図に忠実に建築を進めるのが当たり前で、絶対に現場で変更が出ないように、設計だけで2年とか費やして、徹底的に細部まで詰めてから建築に入るのですが、

こちらでは「設計図なんて現場では変更が出て当たり前、走りながら考える」って感じで、かなり行き当たりばったりです。

ま、今回の件はそれほど家全体に影響があることではないんで、いいですけど、キター、やっぱりマレーシアか、、、!と実感。

私たちも頻繁に現場に通って、しっかりチェックしないといけないですね!ま、素人なんで、実際は何もわからないんですけど。

擁壁とプールは、多分一番難易度の高い工事でしたが、それが一通り終わったので、後は柱と壁、屋根まで一気に進みます。



今日、会社帰りにサイトを覗きに行くと、なんと、プールのコンクリート打設がもう完了してました!
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もう原型が出来ています!手前が深さ50cmぐらいの子供プール、奥に14メートルのラッププール。

つい4日前行ったときは、まだこんな状態で、コンクリート流し込みの真っ最中だったのに!


この作業中に現場監督のおっちゃんと話したら


「そんな大きくないよね~、このプール

なんて呟いてましたが、充分すぎるほど大きいと思うんですけど!カメラのフレームにおさまりきらず、パノラマで撮ったもん。そりゃオリンピックプールには及ばないけど。

さらにおっちゃん、

「まあこの調子で行けば9月ごろにはほぼ完成かな」

と自信満々!DASH!

確かに、9月には家自体は建って、あとは内装やペンキ塗りだけっていう状態にはなってそうです。

ここまで出来てくると、現場に行くのが楽しみで、毎日でも見に行きたいですね~。

しかし、本当に皆さんよく頑張ってくれて、頭が上がりません!
先日、ついに行って参りました、噂のジョホール初日系美容院Nagomiに!

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窓から緑が見えて、インテリアもナチュラル&エレガントで、とっても素敵なサロン!広尾で通ってた美容院がそのままジョホールに来たみたいで、信じられない!

スタイリストの鈴木さんは美容院の聖地(笑 ) 表参道でサロンを開いていらっしゃるそうで、そんな方がこのジョホールに来てくれるなんて、もうホント夢みたい!ニコニコ

お値段もとっても良心的で、縮毛矯正が300ドルもするシンガポールと違って、パーマもカラーもお財布を心配することなくできます。

ショートボブにもちょっと飽きたし、月一回カットしなきゃいけなかったり縮毛矯正も大変なので、久々に少し伸ばすことにしましたが、結果は大満足。伸ばしかけでもきれいにまとまるように、とっても上手にカットしてくれました。このところ、節約でセルフカラーばかりだったけど、今度からカラーもお願いしようかしら♪

カットが終わったら、なんていうのかな、すごく久しぶりに、ゆったりしたひととき、女性として忘れてはならない「キレイ」になるキラキラな時間 を味わった気がする、、、!こちらに来てから、そういう感覚って美容院で味わってなかったからね。シンガポールの美容院でも、日本人スタイリストさんがいても、どうも雰囲気が忙しなくて、味気ないのよね~。

やっぱり日本の接客や、おもてなしの心、日本人のデリケートさっていいな~、、、と、ちょっとホームシックにすらなりました。

これから末長くお世話になりたいサロンです!