うちの子らの自宅での学習は、もっぱらカーンアカデミーだけど、先日、息子にちょっと難しい問題をやらせてみようと、灘中の算数の試験問題をネットでダウンロードしてみた。

 

これが、あまりに難しくて、たまげた。チーン 大人の私にとっても相当難しい。まして数学音痴の私だから、まったく太刀打ち出来ない難易度。

日本一、算数の入試問題が難しいと言われる灘中。まさに聖域という感じです。

まあ、あくまでも小学生の算数をベースにした問題なので、かろうじて2問ぐらいはわかったけど一問解くのに10分ぐらいかかったし、、、。

そのような異常に難しい問題が13問ぐらいあって、試験時間は60分。こんなのを解ける小学生がいるっていうだけで驚きだ。

さすがにそれだけ難しいから平均点は50点程度なんだけど、データを見てると、100点取ってる子がちゃんと毎年いる。ガーン いったいどんなスーパーな頭脳なのか、お目にかかってみたい、、、。お化けレベルですな。

英訳して夫にも見せてみた。数学が大得意な理系夫にとっては大したことなく、スラスラ解いてたけど、それでも時々けっこう唸っていて、これが中学校の試験問題だということに驚いていた。

息子はまだ9歳なんで、さすがにまだ無理だろうと思って、これなら出来るかも、というのを1問だけ与えてみたところ、ものすごい苦闘して、1時間でやっと解けた。滝汗

一問解くだけでも、多様な算数の知識が必要で、論理的思考をかなり使い、創造性も試される。やっと解けたときの達成感はすごかったみたいで、かなり満足気で、「ママ、面白いクイズをありがとう!」とお礼まで言われた。(笑)

 

えー、じゃあ明日はこれやってみる?と以下の問題を見せた。

 

 

途端に「やだーー!こんなのできないー!」と退散してしまった。

 

こうやって見ると、難しそうだけど、順序立てて、コツコツやれば、決してそんなに難しい問題ではない。

 

灘中の算数、一問やるだけで、 数学的思考がものすごく鍛えられると思う。 ただ計算ができるとかでは全くダメで、応用力がないと解けない。トライアスロンやるみたいに、あらゆる分野の算数力を総動員して行うスポーツという感じ。

算数の特訓にはいいツールかもしれない!



子供たちがブリティッシュスクールに通って、もう2年半。

 

いいかげんに、やっと私も、イギリス式教育制度とはどんなものなのか、わかってきた。今さら、理解するのが遅すぎ!?

 

思うに、イギリス式教育って、あくまでも試験が中心で、義務教育修了のGCSE (Oレベル)と、さらにシックスフォームの修了試験(Aレベル)やIBディプロマといった試験で、いかに良い成績を収められるか、ということに重きを置いている。GCSEは、その成績がその後の人生でも一生つきまとうというから、なかなかのプレッシャーのように思う。滝汗汗

 

学校も、生徒たちがこれらの試験でどれだけ良い成績を残せるかが実績につながるから、高学年になってくると、とにかく試験のための予備校、みたいな雰囲気になってくるし、実際試験が終わったらもう授業もなく、生徒たちも何もしないで遊んでる。それなのに学費はフルに払わないといけないし、ヒマを持て余さないようにと学校主宰の旅行に参加させられ、その費用も何千リンギットもかかった プンプン、と上級生のお子さんを持つパパさんが憤慨してたけど、そういうのを見るとますます試験が全て感が否めない。

大学の入学についても、とにかくAレベルやIBの試験の結果重視だし。 さらにGCSEで選んだ科目はAレベルでも選択するケースが多いので、将来の進路を若い時からしっかり考えて、科目を選ばないといけない。後から変えたり、やり直したりは出来ないってことだ。

 

シンガポールの教育が試験ばかりの詰め込み、っていうけど、結局シンガポールもイギリスの教育制度にならっているのよね。そして、シンガポールのやり直しがきかないっていう制度も、イギリスの制度そのままではないの。

 

東南アジアは、やはりイギリスの影響を大きく受けているので、インターナショナルスクールなどでも、とにかくIGCSEやIBで、どれだけ好成績、高得点を叩き出せるか、みたいな風潮が多々あるように思う。これは、シンガポールに来てからすごく感じる。

 

アメリカ式教育を受けた私には、これ、かなり違和感!

 

アメリカの場合は、大学入学において、もちろんSATなどの試験の結果も大事だけど、普段の成績がかなりのウエイトを占めるし、そもそも試験や成績だけで自分を評価するな!という風潮があると思う。何が得意で、その得意分野を通してどんなふうに世の中に貢献できるのが重要で、あらゆる角度から、自分はどれだけユニークな存在かアピールする能力が大事だ。

 

学校や教師は権威ではなく、あくまでも自分の長所やクリエイティビティーを発揮するための場所だから、そのためのサポートをしてくれ、というのが学校に対する生徒や親の期待だ。だから、学校との距離も近い。先生を名前で呼んでも平気だったりする文化も、そういうベースがあるからなのだろう。

 


総じて、イギリス教育は思ったよりずっとシステマチックで、あまりフレキシビリティーがないのだな、という意外な発見をした。大学に入るずっと前から自分の専門を絞り、大学入学時点で何を専攻するか決めていなければならない。気が変わった、他のことをやりたくなった、と途中で変更は出来ない。

アメリカの場合は最初の2年は教養科目を取って、後半2年で専攻を決めてもいいし、たとえばアートとビジネスがやりたい、音楽とプログラミングを一緒にやりたい、と異なる分野を勉強したい場合でも自分で好きなように専攻をデザインしてもいい。 その生徒の自主性次第という自由がある。

どちらが良いとは言えない。どちらにもそれぞれ長所がある。

 

でも、学校でのゴールが試験にパスすること、っていうのが、ちょっと残念というか、味気ないなー、、、と思ったり。

 

シックスフォームに進んだ後は、自分の得意な専門に絞れるし、余計なことに時間を割かなくていいので、合理的でいいなとは思うけど。

 

ま、私が学校行ってるわけじゃないんで、ブリティッシュ式が実際どういうものかはわからない。ただはたから見てると、けっこう試験試験で大変よねー、と感じる。

ま、子供たちも今はまだ小さいから、とりあえず学校は楽しい、で済んでいるので、ヨシとしますか。ニヤリ

 

昨日は母の日だったけど、結局子供サービスデーだった。朝から、息子にずーっと行きたいとねだられていたんで、息子の友達も連れて”キャプテンアメリカ・Civil War”を観に行った。

 

先月は「スーパーマンVSバットマン」に連れて行って、あまりのつまらなさとしょーもなさに呆れたが、キャプテンアメリカもしょせん漫画映画、きっと同じくらいつまらない(&くだらない)に違いない、、、あー、こんなのに貴重な日曜日を無駄にするなんて、、、とタカをくくっていたのに、これが意外や意外、予想に反してすごい面白かった!ニヤニヤ

 

アイアンマンとかアベンジャーズとかちゃんと見てれば、もっとストーリーが楽しめたのかもしれないけど、全然見てない私でも充分楽しかった。もちろん、漫画映画であることに変わりないけど、そこは割り切って、純粋に漫画として楽しむべし。

 

スーパーマンvsバットマンは、漫画として割り切ってもつまんなかったし、ストーリーがわけわからなかったけど、この映画はストーリーがしっかりしていたのが良かった。

 

とにかくキャストが超豪華で、特に中盤、アイアンマン、キャプテンアメリカ、スパイダーマンなどスーパーヒーローがうじゃうじゃ一斉に出てきて、その能力を惜しげなく披露し、戦いまくる戦闘シーンは、もうラスベガスにいるかのような、これぞ超・ド急、出血大サービス、ザッツ・エンターテイメント!という感じ(笑)で、実に爽快で痛快でした。DASH!

 

なんと150分もある映画なんだけど、エンドロールが出たときは、「エーっ、もう終わっちゃうの!?」と残念に思ったぐらいで、年甲斐もなく子供たちより楽しんでたりして(笑)。

 

もう一回見てもいいなー、なんて思ったりして。

 

 

そんなわけで興奮気味で映画館を出ると、近所のママからSMSが。

 

「ねえ、あなたの隣家、大変なことになってるけど、またAirbnb?」

「え?確かに昨夜はAirbnb連中がまた泊まっててうるさかったけど、、、」

「なんかお宅の前で殴り合いの喧嘩してるよ、、、」

 

わざわざその様子をビデオにおさめて送ってきてくれた。

 

前日、20代ぐらいの若い男女たちが来て、ドンチャン騒ぎをしていたけど、どうやらチェックアウト時に、管理をしているエージェントと口論になったのか、映画みたいに、男女が入り乱れ殴り合い、引きずり合いの喧嘩をしているではないの!しかもウチの駐車スペースで!きっと若者たちは騒いで家の中を滅茶苦茶にして、エージェントが弁償しろだのなんだの言って揉めたんじゃないかな。

 

家に帰ると、隣の家の前にパトカーが停まっていた。

 

旦那は映画には行かず家にいたので、この珍騒動の一部始終を見ていたに違いないと思いきや

 

「へ?そんなことがあったの?全然気づかなかった、、、」

 

と拍子抜け。

 

とにかく外にポリスがいたので、出て行って話をしてきた。

 

「なんの騒ぎですか?」

 

「いやー、殴り合いの喧嘩があって来たんですけどね、困ったもんですよね。」

 

「またAirbnb連中ですよ!もう迷惑きわまりないんで、いい加減にしてほしいんですけど、、、!二度とここに入ってこれないようにしてくれませんか!?ムキー

 

と文句を言いまくってきた。

 

するとエージェントが家から出てきたんだけど、殴り合いで額にあざが出来たらしく、氷枕で額をおさえながら出てきた。

 

まったく、この前は結婚式、今度は殴り合いの喧嘩。これで2回目の警察沙汰。しかも、このエージェント、結婚式騒ぎの件で抗議したパキスタン人家族に対して逆切れして、ある夜車で乗り込んできて、そのパキスタン人の家の前でクラクションをブォーーーーーと鳴らして、

 

「オレらがこの家をどう使おうが、オレらの勝手だ、お前らは黙ってろ!口出ししたら承知しないぞ!」

 

と怒鳴り込んできたという、とんでもないチンピラ男なのだ!ムキー

 

あの夜は、よっぽど外に出てって加担しようかと思ったけど、ほんとにチンピラでバックにヤクザなどがいたら恐ろしいのでやめておいた。

 

でも、あとちょっとで我が家も引っ越し。この非常識連中ともやっとお別れだけど、引っ越す前に、瞬間接着剤を鍵穴に入れるとか、プールに犬のウ○コうんち入れるとか、これまでの恨みを晴らすために何か嫌がらせの一つや二つでもしてやろうと密かに企てている今日この頃です(笑)。ドクロ

 

 

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久々のブログ再開なので、書くことがいっぱい溜まってます。(笑)

 

いよいよ、完成が近くなってきたマレーシアの我が家。思えば土地を購入したのは2012年の暮れだったから、そのときから数えて今年で4年、、、いったい何年かかってるんだ、、、。本当にここで家を建てるのは並大抵のことではないですな、、、。チーン

 

あと少し、と思っても、あちこちで間違いが発生したり、修正が入ったりで、五十歩百歩の状態でここまで来たけど、いよいよラストスパートかも、、、?

 

そんなわけで、最近は照明やシーリングファン、エアコンなどを選びに毎週末JBを駆けずり回っていて、大忙し。

 

先月は子供たちの春休みだったので、バリに行って、チーク家具をたんまり買い込んできた。

 

最初は、アウトドア用の家具や、キャビネットなどピンポイントで買うつもりだったんだけど、ワードローブやテレビボートなど、ビルトインにしようと思っていたものも、一式全部オーダーすることにした。

 

マレーシアで思ったより高いのが、ビルトインの家具なのだ。子供部屋用のちょっとしたワードローブでも、せいぜい、一つ2000リンギットぐらいだろうと思いきや、平気で6000リンギットぐらい(日本円で16-17万円?)の見積もりが来る。いろんなところで見積もりを取ったけど、どこもそのくらいなのでこれが相場なんだろう。マスターベッド用の大きいのだと、10000リンギ近くもするし、これが数部屋分になると、ものすごい出費。バスルームのキャビネットだけでも1500リンギとか!テレビボードにしても、なんでもビルトインの家具は先進国並みに高い!ガーン

 

イケアのワードローブなら一つ200ドルぐらいで買えるんだから、いっそイケアにしようか、、、とも思ったんだけど、あんな重たいものを家まで運んできて、さらに組み立てるっていうのがまずどう考えても地獄で、夫婦揃って寝込むこと間違いなしだし(笑)、数年でガタついて扉が閉まらなくなったり壊れるのがイケア家具の落とし穴。

 

そこで、バリで見つけた家具屋さんに聞いたら、チークのすごくオシャレな、カスタムデザインのワードローブやテレビボードを、ビルトインの半額以下で作ってもらえることが判明したので、全てそこで調達した。

 

輸送費を払っても、こちらで作ったり調達するより安上がりで、しかもチーク材の素敵な家具が手に入って、かなり嬉しい。

 

ところで、今回知ったけれど、いわゆるバリ家具と言われているものは、実はジャワ製。バリでは作っていなくて、全てジャワ島のスラバヤ近辺に工場がある。そこで作ったのをバリまで送って、工房で塗装などフィニッシュをしてからお店で売っているのだ。だから、バリで買う家具は、ジャワ島より割高なはず。

 

また、バリで家具を買っても、デンパサールから世界各国の港に行く船便って数が極端に少なく値段も高いので、一度スラバヤ港に送って、そこから各国への船にチェンジして出荷する。このスラバヤへの出荷費が余計にUS700ドルぐらいかかるので、輸送費がすごく高くつく。

 

だから、バリ家具はジャワ島のスラバヤで買うのが断然お得なはず。直接現地に足を運ばなくても、オンラインでオーダーできるショップもあるし。

 

私たちもそうすればよかったなぁ~、、、 まあ、バリで遊ぶのも兼ねての買い物だったし、マレーシアやシンガポールで調達すること考えたら、かなりコストが浮いたのでヨシとしますが。もしまたチーク家具を調達することがあれば(もうこれ以上家具は買わないと思うけどね、、、)スラバヤにGOですね。

 

しかし、何だかんだ、ホントにお金かかるなー、、、死にそう、、、。滝汗

 

 

すっかりご無沙汰してしまいました!なんか仕事が忙しかったり、家もいよいよもうすぐ完成間近でいろいろ準備に東奔西走したりして、ブログから遠ざかっていた、、、

さて今日はちょっとショックなことが。

最近3年目の契約を更新した家のメイドちゃん。

一昨日、ふと

「あのう、マーム、最近眼がちょっとおかしいんですけど、病院に行ってもいいですか?」

と言う。

「え、なに?モノモライか何か?どうしたの?」

「なんか、片目が見えないんです。影みたいのがあって、、、」

え!!!なんですって!!!ガーン

「ちょっと前からおかしいな、って思ってたんですけど、、、」

「それ、おかしいとか言ってる場合じゃないわ。大変だわ。大至急病院へ行ってちょうだい。手遅れにならないうちに!」

その日はレーバーデーでお休みで、翌日も近所のクリニックは予約が取れず、今日やっと行ってきた。

すると、、、

なんと、既に右目の視力は80%失い、もう回復の見込みが無いと言われたらしい。

先天的に問題があって、どうも細菌感染で視神経が死んでしまったらしい。

そんなことってあるの? ! 網膜剥離とかならわかるけど、細菌感染で失明?


よく話を聞いてみると、一ヶ月ぐらい前に、夫が何かを彼女に渡したとき、その渡したものが見えなくて、手で掴もうとしても掴めない、ということがあったらしい。

さらによく聞くと、1年ぐらい前から、なんか視野がおかしいとは感じていたらしい。

それが、1週間ぐらい前から急に悪化して、とうとう右目は光をぼんやり感じるぐらいで、何も見えないという状態になったというのだ。

気がつかなかったのか、気がついていたけどそのうち治ると放置していたのか、、、

でも緑内障などは、まったく気がつかないうちに症状が進んで気がついたらほとんど見えなくなっていた、ということがあるように、意外と、片目が悪くても自覚がないのかもしれない。

いずれにしても、もう右目は失明ということだ。

残された左目をしっかりケアして、温存してゆくしかない。

かわいそうに、、、なんともいたたまれないな~、、、まだ若いのに!

もっと早く、おかしいと思ったときすぐ病院に行っていればきっと回避できただろうに、、、。

家族にそういう傾向のある人はいるの? と聞くと、もしかして母親がそうだったのかもしれないが、自分が赤ちゃんのとき突然死で他界してしまったからわからない、と言う。家族に仕送りしていると言ってたから、てっきりお母さんがいらっしゃるのだと思っていたのに。父親は再婚した女性と暮らしているけど、彼女は母方のおばさんに引き取ってもらい育てられた、父親ともほとんど会っていないのだと。そんな生い立ちだったと初めて知って、さらに胸が痛んだ。

でも、救いは去年結婚した旦那さんがいること。

今年に入って、旦那さんはジョホールで職を見つけて引っ越してきていて、契約更新してしばらくしたら、二人で部屋を借りて暮らしたいので、通いでもいいですか?と聞かれた。

いつもしっかり仕事してくれるから、家で寝泊りしなくても全然かまわないし、遅くなってわざわざ家に帰るのが疲れたら泊まっていけばいいし、本人も旦那さんと一緒に暮らせるならハッピーだろうし、ということで承諾した。

でも、大丈夫かしら、、、。片目しか見えず、旦那さんの面倒も見て、家に通って仕事って大変じゃないかしら。

あんまり無理しないでね、メイドちゃん、、、!

そして、たとえ片目を失明しても、ちゃんと面倒みるからね!