

ここ数日、息子の大の仲良しのオージーのお友達H君が遊びに来ていました。
彼は、1年前にバンコクに引っ越してしまったのだけど、ご両親はイスカンダルに不動産物件やビジネスを持っているので、その雑務のためにママについて1年ぶりにジョホールに遊びに来ました。
しばらく見ないうちに10cmぐらい背が伸びて、一段とかっこよくなっていたH君。
ヘアスタイルと雰囲気が、ターミネーター2の子ども時代のジョン・コナーにそっくり。今も既にモテてるだろうけど、将来はもっとモテモテでしょうね。
もう、まさにこんな感じ。そっくり。
で、いつも彼が遊びに来ると、困るのが食事。
とにかく、食べられるもののストライクゾーンが狭すぎて、何をあげても「うーん、no thank you...」って言って食べない。
もちろん、焼き魚と納豆ご飯とお味噌汁が無理なのはわかってるから、パスタとかサンドイッチとか出しますが、パスタのソースが苦手、サンドイッチの具がダメ、とかで、
まともに食べるものはポテトチップとかアイスクリーム、チーズのみのピザぐらい。
ちゃんと食べてもらわないと心配なんだけど、
「大丈夫、気にしないで」
と、ひたすらポテチをボリボリ食べ続けるのです。
先日、彼のママと弟と息子とみんなでディナーに行ったので、ママにH君は何が好きなのか聞いたら
「うーん、、、まあ、好きなもののほうが少ないよね、だいたい野菜類は一切ダメだしねー。マルゲリータピザにのっかってるバジルすら食べないから。とりあえず、この子はフライドポテトがあれば幸せなのよね。」
それで、フライドポテトを2人前と、トマトソースとチーズだけのピザをオーダー。ピザはあまり食べなかったけど、ポテトはしっかり食べてました。
「他に大好物とかあるの?」
「バンコクでよく行く店のハンバーガーだけは大好きだけど、私が家で作っても食べない。
あの店のバーガーしか食べないの。 」
と、かなりの偏食ぶり。それでも兄弟ともに背はぐんぐん伸びてるし、栄養は足りている様子。
「学校でも、カフェテリアの食事がダメだから、毎日お弁当持たせてるの。チーズサンドと、ポテチと、フルーツとかね。そのぐらいしか食べないかな~。典型的なオージーなのよね!」
アメリカ人も、スクールランチといえばピーナツバター&ジャムサンド、生のニンジンスティック、ポテチ、あたりが定番ですが、オージーもそうだったのか、、、。
栄養のバランスをきちんと考えて、見た目も美しいキャラ弁を毎朝作る日本のお母さん達は本当にエライと思うし、それを残さず食べる子供たちもエライ!
昨日もH君が1日遊びに来たので、前日の夜、冷凍フライドポテトを大量買いこみ(笑)、ポテチと、一応冷凍ピザも用意して準備。
ピザはトマトがのってるのが嫌って食べなかったけど、フライドポテトだけは大喜びで平らげました。
晩御飯はさすがにちゃんとしたものを、、、とメイドちゃんがチキンと野菜をローストしてくれたけど食べず、
白いご飯におかずはフライドポテト、サイドディッシュがポテチ、
というめちゃくちゃな夕食になったそうな 。
色々な国籍のお友達が遊びに来るけど、ちゃんと出されたものを食べるのって、日本人やアジア系の子で、白人の子はとにかくまともなものを食べない、という印象です。(ちなみにうちの夫も白人だけど、日本食が大好きで、納豆も焼き魚も食べてくれるので有難い!)
特に日本人の子は、ご飯粒も残さず、野菜もちゃんと食べてくれるし、ほんとに小さい頃からの食育の成果なんだな、と思います。
うちの子らも、アレ嫌いコレ嫌い言いますが、食事のときは必ず野菜は出して無理矢理食べさせるし、ご飯粒も残さないように、けっこううるさく注意するし、H君に比べればかなり健康的な食生活かな、と変な自信がついたりして(笑)。
とにかく、フライドポテトとポテチとアイスクリーム。この3点アイテムはみんな万遍なく好きだな(笑)。
これからは、白人の子が来るときは、栄養のバランス云々はごちゃごちゃ考えず、この必須アイテムのみで勝負しようと思います。
長い長い、子ども達のインターナショナルスクールの夏休み。
毎回悩みは、どうやってこの長い2か月を凌ぐか、です。
夫も私も、せいぜい2週間ぐらいしか休みが取れないし、学校のお友達もみんな両親と里帰りしたり旅行に行ったりで、ほとんどいない。
車がないとどこにも行けないから、子どもたちだけで出かけるのも無理。
ヒマして、家にずっといて、ゲームばっかりやってたら、引きこもりになってしまう、、、
と危惧して、2週間ほどヨーロッパの夫の実家に預かって頂きました。
それも、私も夫も同伴せず、子供たちだけで飛行機に乗せて!
息子はもう11歳、娘は9歳。私も、11歳のときアメリカの親戚を訪ねて1人で飛行機に乗ったので、11歳ならもう大丈夫だろう、と思い切って決断しました。
ほとんどの航空会社には、未成年者向けのいわゆるアナカンサービス(Unaccompanied Minor)があるので、そちらを利用。
チェックイン後、エアラインの人が税関での出国手続きも付き添い、ゲートまで連れて行ってくれて、無事に飛行機に乗せたら、今度は機内ではスチュワーデスさんが色々と面倒を見てくれます。
現地では、またスタッフが入国手続きに付き添い、荷物のピックアップも手伝ってくれて、迎えに来た義妹に引き渡してくれました。
初めての子供たちだけの旅行が、いきなりシンガポールからの長時間フライトだし、途中イスタンブールで乗り継ぎがあったので、思い切って行かせる決心したものの、出発が近づくと色々心配になってしまいました。
飛行機の中では特に問題ないだろうけど、もしハイジャックにあったらどうしよう、事故があったら、イスタンブールだし、空港でテロがあったら、ISISに誘拐されたらどうしよう、
などなど、色々余計な心配してましたが
統計学的に考えて、飛行機よりバスや車での旅行のほうが事故の確率は高いんだから、大丈夫大丈夫、、、と自分に言い聞かせる。
実際、乗り継ぎのトラブルもなく、そして事故ももちろんなく、無事に行って帰ってきました。機内では、行き帰り共に夜行便だったので、2人ともほとんど寝ていたようだし。
現地では、義妹がちょっと英語ができるぐらいで、おじいちゃんおばあちゃん他親戚のみんなとも言葉は通じないのですが、グーグル翻訳を使ったり、従姉弟たちは片言で英語ができたので、なんとかコミュニケーションは取れたみたいです。
それどころか、言葉もちょっと覚えて帰ってきたし、やっぱり子供の環境適応力はすごい!
夫の実家は田舎なので、犬猫はもちろん近辺には動物がいっぱいいるから、毎日動物たちと戯れ、バーベキューしたり、近所の子らと庭でサッカーに明け暮れ、お城に観光に行ったり、とかなり楽しかったみたいで、親のことなどすっかり忘れて(笑)大満喫した様子。
何千マイルも離れているから、ふだんは気軽に会えないので、やっぱり小さいうちに遠いヨーロッパのファミリーたちと時間を過ごしてもらいたい、との思いがあったのですが、皆にたっぷり甘えさせてもらって、本当にかけがえのない経験ができたようで、旅をさせてよかった!
帰ってきてからしばらくの間、娘は優しかったみんな、楽しかったひとときを思い出して泣いてました。
今回、子供だけで長い空の旅をしたことで、自信もついたでしょうし、
、、、そして、なんといっても、私もゆっくり休めた!
2週間も子供たちと離れたのは初めてだったので、寂しくなるな~、、、と思っていましたが、意外にも自由な時間を満喫させて頂きました。
子どもたちがいると、やっぱり「あれしなさい、これしなさい」と神経を尖らせてしまうし、色々とフォローすることが多いし、気が付かないところで気を張っているんだな、と実感。
週末、ゆっくりショッピングやマッサージ、ネイル、レストランに行こう、、、!と思ってたのに、急に自由になって緊張がほぐれたところでふだんの疲れがどーっと出たのか、どこにも出かける気にならず、結局ゴロ寝&家飲みだけで終わってしまいましたが(笑)。
私にとっても子離れの第一歩になったし、子どもたちも、ガミガミうるさいママから離れて、息抜きできたんじゃない?
明日からは、第2弾で、家族4人で旅行です。
ほんと、夏休み長いな~、、、、。
先日の夜、住民のwhatsapp チャットグループで、近所の人がこんな写真をアップしました。





いきなりマハティール首相の
「キャンセルする!何のメリットもない!」
との爆弾発言で中止になるかと思われた、シンガポール・マレーシア高速鉄道計画。
その後、結局、やっぱり、というか予測通り、またどんでん返しが、、、。
「実はアレは、キャンセルではなく、延期という意味だったんだ。」
「いや、、、メリットはあると思うよ、でも、今の予算じゃ高すぎるんだよなぁ~、、、。うちら、お金ないし、、、。」
「半額ぐらいだったらやってもいいよ。実際、半額で出来るってオファーも、来てるんだから。(←おそらく中国から?)」
などと言い出して、今のところは、
「中止したら違約金払わないといけないし、やるしかないのはわかってるよ。やるよ、やる。
でも今はお金ないからね~、、、
延期だ、延期!」
と、シンガポールの意見も聞かず、勝手に延期、ということで落ち着いている。
しかも、マレーシア側は今だにメディアでこういう発言を繰り返して周囲を振り回しているだけで、政府として何も公式に表明していない。
先月は
「うーん、まあ、今月中には、ちゃんとシンガポールと話し合おうと思ってるよ。ちゃんと大臣派遣して。」
と言ったもんだから、シンガポール側もしびれを切らして
「あのね、こっちはちゃんと契約に従って作業進めてるし、お金もたくさんかかってるし、
いい加減に白黒つけてくれないかな!?
で、やめるならやめるで、ちゃんと違約金払ってよね、こっちは大損するんだから。
言っとくけど、そういう”契約”で、アンタもそれにサインしたんだからね、わかってる?!
7月31日までに話し合いたいから、さっさと返事くれない?!」
と正式に書簡を送ったにも関わらず、7月31日になっても何の返事もなく、完全にシカト(笑)。
問われると、
「え~、だって、今色々議会とかで忙しいしね、、、
わかってるよ、7月中に話し合いしたいんでしょ?
でも、あっちの都合で、こっちは応えるって言ってないよぉ。8月上旬には、時間取れるかなぁ~。
え、違約金?そりゃ、中止になったらちゃんと払うよ、当たり前じゃん、約束だもんね!(←大嘘)」
などと言って、全く煮え切らない態度。
シンガポールが真面目に取り合っても、すぐこうやってはぐらかされてしまうのだ。
この調子では、話し合いは年末ぐらいまで延々と引き延ばされることだろう、、、。
ティーンエイジャーの恋愛の駆け引きごっこでもあるまいし、まったくマレーシアって、何やってんの!?
しかも、マハティール首相は、
「シンガポールへの水の値段を上げるかもしれない」
などと発言。
資源がないシンガポールは、水の供給はマレーシアに頼りきりで、
マレーシアから水を安く買わせてもらう代わりに、シンガポールの浄水場で水をきれいにしてマレーシアに返す、
という条約を1962年に締結している。
それを見直す、と。
当然その狙いは、
「高速鉄道中止にしたら違約金払え、なんて野暮なことは言わないよな?それならこっちだって、水の値段上げるぞ!」
というヤクザさんも真っ青な脅しだ。
まあ、よくもこんな子どもの駄々みたいなこと出来るなぁ、と呆れたを通り越して感心してしまうけど、
そこはさすが百戦錬磨のマハティールだ。
呆れられようがなんだろうが、全く動じず、爆弾発言を繰り返し、周囲を振り回す。
ほんと度胸の据わった爺さんだなと思う。
あ、よく考えたら、この手法ってトランプと同じじゃない!
でも、これでマレーシアの国際社会からの信用度はゼロになったと思うなぁ。
もう誰も、マレーシアと真面目に契約を交わそうなどと思わないだろうし、恐ろしくて投資もできないだろう。
国際条約に調印しているのに、ただの口約束じゃあるまいし、いきなり
「やっぱお金ない、や~めた♪」
なんて言われては、たまったものではない。
結局、なんとか半額ぐらいで高速鉄道を実行させる、というのが狙いで、そのためにゴネてゴネて、みんなを振り回しているのでしょう、、、。
ほんとに、ビックリ仰天なことが起きますよ、マレーシアって国は!