そもそも、目は、レンズの役割の水晶体の厚さを周囲の筋肉がコントロールすることにより焦点を合わせています。
① 【筋肉が弱くなる+水晶体の原料のコラーゲンが減り弾力性を失う】ことにより、焦点が合いにくくなってきます。
② 【体の乾燥により、涙の量が減ってくる】ことで、疲れやすくなったり、かすんだり、光をまぶしく感じることが多くなってきます。
目の老化にはいろいろあります。
老眼は、水晶体が弾力性を失い焦点が合いにくくなる現象、白内障は、水晶体のたんぱく質が変性して濁ってくる病気、飛蚊症とは目の前を常にゴミの様な浮遊物がユラユラと飛んでいるのが見える状態。生まれつきのもの、病気によるもの、老化によるものとがありますが、殆ど老化が原因で起こる事が多いです。緑内障は、眼球内の圧力が上昇するなどして視神経が圧迫され視野が狭くなってくる病気。
これらの病状・症状は《眼精疲労》から始まります。
《眼精疲労》
中医学では目=肝と言うくらい肝臓との関係が深い部分です。肝の血液が足りないと、目に養分が行き届かず、眼精疲労につながります。
肝の働きを助けるおススメ食材は、にんじん、クコの実、豚肉、お酢、セロリ、菊の花、トマトなど。疲れ目には、山芋、ごま、黒豆、松の実などを足してください。
《老眼》
年齢を重ねるにつれて、筋肉が弱くなる+水晶体の原料のコラーゲンが減り弾力性を失うゆえに、焦点が合いにくくなります。
《白内障》
白内障は、水晶体のたんぱく質が変性して濁ってくる病気。
老眼も、白内障も、水晶体の老化を防ぐ組み合わせがおススメです。
それは、手羽先+小松菜、白きくらげ+生姜。
手羽先:水晶体の弾力を保つのに欠かせないコラーゲンたっぷり
小松菜:コラーゲンの吸収に必須のビタミンCと、粘膜を健康に保つビタミンAが豊富
白きくらげ:粘膜の乾燥を防ぐ
生姜:体を温め血行をよくして代謝を促す
《飛蚊症》
目の老化も体の老化も同じで、肌の衰えが目立って来たのと同じタイミングで飛蚊症になる方も多くいます。故にアンチエイジングに働く組み合わせがおススメです。
それは、豚レバー+トマト。
黒きくらげ:血を補い 乾燥を予防。カルシウムが豊富。
豚レバー:毛細血管を拡張して血液の流れを保つので、目から視神経への血流を改善する。
トマト:ビタミンCが豊富、コラーゲンの代謝を改善、抗酸化作用、肝臓の働きを良くする。
《緑内障》
緑内障は、眼球内の圧力が上昇するなどして視神経が圧迫され視野が狭くなってくる病気。
故に眼圧を下げるものを摂る組み合わせがおススメです。
それは、酢+豚肉の赤身+にんじん
酢:筋肉内の乳酸を分解し、やわらかくする→目の周囲の筋肉の緩和
カルシウムやビタミン、ミネラルの吸収を促進する→ストレス軽減
抗酸化作用、抗糖化(※)作用
豚肉の赤身:体の潤いを増やし、血を補う食材。体の組織や細胞に活力を与え、老化防止に働くだけでなく、神経の機能をスムーズにし、眼圧を高める原因となるストレスを解消、情緒安定に働く。
にんじん:増加した血管浸透性、減少した体液生産と房水の流出を改善し、それらの共同作業によって眼圧を下げる。コラーゲンの代謝を改善する。
※糖化とは・・・
食事から摂取した糖質(炭水化物、ブドウ糖、果糖)は体内のタンパク質と結びつき糖化して体内に蓄積されます。糖化をどんどん溜め込むと、肌、骨、血管をどんどん老化させていく。
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