旅の目的地としては”マイナーカントリー”に分類される国々を好んで旅してきましたが、それでも、「日本が大好き！」という人たちに結構な確率で出会ってきました。
”マイナーカントリー”イコール経済的には恵まれていない国であることが多々あって、実際に日本を訪れたことがあるかというと、それは別の話です。
「日本を訪れたことがあって日本を好きになった人」 「日本を訪れたことはないけれど、日本が好きという人」 様々ですが、日本人の私としては嬉しい限りです
北キプロスとなると、日本に来たことがあるキプロス人も、北キプロスへ行ったことがある日本人も少ない国の１つかもしれません。
そんな、北キプロスで見てしまったのです
この方のこの腕を
六角堂っぽい建物です。
梅と龍も描かれていました。
龍は中国っぽい？
でも、桜吹雪は日本っぽい。
なんとなく、日本の気がするけど？
中国のだったりする？
「あのぉ。そのお寺は日本のお寺ですか？」
声をかけてしまいました
「そうですよ」
お兄ちゃんが答えてくれました。
「あぁ、やっぱり！私、日本人なんです」
「こんなにも離れたところで、日本っぽいタトゥーを見るなんて思わなくて、つい話しかけちゃいました」
「そうだったんですね！」
「僕は、サムライ文化とかゲイシャ文化にずっと憧れていて、彫りだしたらこんなにもたくさんになってしまったんです」
彼はそう言って、腕まわりをグルッと見せてくれました。
こちらの腕を最初に見ていたら、100％日本だと判別できたわ！
「わぁ、すごい！」
「写真を撮らせてもらってもいいですか？」
「もちろん！」
「これは、キプロスで彫られたのですか？」
「そうですよ。体中、日本だらけです」
「太ももには、すごいのがあるんですよ。見せられなくて、残念」
彼はそう言って、「すごいもの」が彫られていると思われる、太ももに手をやった。
「そうなんですか！」
（さすがに、太もものは見せてもらうわけにはいかないわ
ここでジーンズを下ろされても困るし いや、ここでなくても、困るかも）
「いやぁ、すでにすごいものを見せていただきました！」
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しばらく日本文化について話が弾みました。
彼は、日本に来たことはないそうです。
「いつか、行ってみたい！日本料理もいっぱい食べたい」
と言っていました。
全身に日本の入れ墨を入れるほどに日本文化に惚れた彼が、いつか日本を訪れたときに、「行ってみたら、さらに良かった」と思ってもらえる日本でありますように
思い切って、
声をかけてみてよかったぁ
世界のどこでどんな人と巡り合うかわからないものですね！
だから、やっぱり、旅は楽しいです
ではでは、また明日
Ciao!
カルパス半島に生息する野生のロバたち。
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