北キプロストルコ共和国(国連加盟193ヵ国のうち192ヵ国が非承認)、カルパス半島より
北キプロスに関する情報は少なく、事前に入手できる情報は日本語でも英語でも非常に限られていました。
その限られた情報の中で、私を特別に惹きつけた場所があります。
それは・・・
Karpaz Peninsula (英語ではKarpasと綴ります)
(カーパス半島/カルパス半島)
海辺ではウミガメの産卵が見られ、
野生のロバが生息する、
手つかずの自然が残る半島
ということになっています
そんなことを知ったら、
行かないなんていう手はないですよね
カルパス半島、ゴールデンサンズビーチ(黄金の砂浜)と呼ばれるビーチ
北キプロス入りして以来、
”首都”ニコシア(レフコシャ)はもちろんのこと、キレニア(ギルネ)でも観光案内所やホテルで尋ねていました。
「カルパス半島に行きたい!どうやって行ったらよいの?」
しかし・・・
「車がないなら無理。 別の場所にしたら?」
と別の場所を勧められる始末・・・
中には、こんないい場所もあるよ、と自分で撮った写真を見せてくる人も・・・(苦笑)
しかし、そう言われれば言われるほど、行ってみたくなります。
だって、人が行かないところ大好きなんですもの
誰もいなかったりしたら、最高です
というわけで・・・
キレニア(ギルネ)の観光案内所のお兄ちゃんをドライバーとして雇うことに!( ´艸`)
普通、観光案内所に勤めている人は、特定客のためにガイド兼ドライバーになったりはしませんよね。
これにはちょっとしたエピソードが・・・
止められても行きたい私は、ドライバーさんを探すことにしたのです
(国際運転免許証を所持していなかったので、レンタカーを借りるという選択肢はありませんでした)
**キレニア(ギルネ)の観光案内所にて**
観光案内所のお兄ちゃんが、言いました。
「ドライバ-を探すなら、ついて行ってあげるよ。ぼったくられるといけないから」
そして、
仕事中なのに、しかも、お兄ちゃん1人しかいないオフィスなのに、鍵もかけずに出てきちゃいました・・・
「いいの?」
「どうせ、だれも来ないよ」 確かに。観光客は皆無だった
「じゃなくて、鍵!」
「そんな悪い奴、いないよ~」
前からわかっていたことですが、
この国、かなりゆるゆるです
とりあえず、その辺に車を停めていたタクシーの運転手たちに声をかけました。
「カルパス半島までいくら?」
「100ユーロ」
「110ユーロだね」
(金額が大きいものは、トルコリラでなくユーロで言ってきます)
100-110ユーロが相場のようです。
「ちょっと、待って。このおねえちゃん、観光目的だから、半島の先端まで行ってあげてね。で、あそことここには寄ってあげてね」
と口を挟む、お兄ちゃん。
「それなら、130ユーロだ」
「150ユーロ」
(130‐150ユーロが相場のようです)
私は、「130ユーロ」と言った、タクシーの運転手の名刺をもらい、
観光案内所のお兄ちゃんと案内所に戻りました。
「で、いついくの?」
「できたら、明日!」
善は急げです!
「明日かぁ。明日は、電気工事なんだよね」
「は?」
「家の電気配線の工事が・・・」
「だから、何の話?」
「いやぁ、実は明日から休暇に入るんだ。よかったら、120ユーロでどう?って思ったんだけど・・・。帰りはファマグスタ(次の目的地)でもイスケレ(別の都市)でも好きなところで降ろしてあげるよ」
私がこの話に乗ってくると確信している様子
結局、南極・・・
お兄ちゃんはその場で電気工事屋さんに電話をし、工事日をずらし、私はこのお兄ちゃんとカルパス半島へ行くことにしたのでした。120ユーロで
ギルネ(キレニア)のタクシーの運転手より、観光案内所に勤めるお兄ちゃんのほうが詳しそうですもの。
良い人っぽいし
3秒だけですが・・・
カルパス半島ドライブのお裾分けです
まる1日、前にも後ろにも車はなく、
対向車もありませんでした
最高に気持ちいいです
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