地中海に浮かぶ島、キプロスより
しばらく、チーズの話題が続いていましたが、
ニコシアの街歩きに戻ります。
ニコシアは英語名で、南のキプロス共和国ではレフコシア(ギリシャ語)と呼ばれます。
北キプロスのニコシアは、ニコシャ(トルコ語)と呼ばれます。
※ややこしいので、このブログではニコシアで統一し、それぞれを南ニコシア、北ニコシアとします。
今日は、南ニコシアからです。
キプロスでは、日本のコンビニと同じくらい(と言ったら言い過ぎかもしれませんが(^^;)、あちこちで教会を見かけます。
あっちにも、こっちにも教会、教会、教会・・・
人の数より教会が多いのでは?←いくらんあせなんでも、あり得ません!(^^ゞ
と思いたくなるほど、教会があります。
ここ南ニコシアでも、そうでした。
美しい鐘塔(ちなみに、英語ではBell Towerそのまま^^)です
しかし、どの教会の鐘塔だったか、わからなくなってしまいました
なぜなら・・・
現地で入手した「ニコシアの宗教マップ」を誤って、捨ててきてしまったようなのです(お土産をスーツケースに詰めるときに、いらなくなった紙類を捨てた、あの作業が怪しい)
そのマップに訪れた教会にはぐりぐりと印をつけ、簡単なメモを残したのですが・・・
ない、ない、どこにもない!
ショック!
どの教会を訪れたのか今となってはわかりませんが、その辺の教会に適当に入ってみるだけでも、
まあ、びっくり
となること、間違いないです!
その豪華さ、美しさ、
イコンの素晴らしさ、
人々の信仰・・・
目の当たりにして、言葉を失うことでしょう。
この教会は、ギリシャ正教の教会です
ギリシャ国旗が掲げられているのでわかりやすいです。
いろいろな情報をかき集めて、The Holy Church of phaneromeni (聖ファネロメニ教会)であることがわかりました!
そして、おそらく、画像が残っている順番から推測して、
この教会の内部
間違いないです!確認が取れました!
祭壇には、おびただしい数のイコンがずらりと並んでいます。
正教(英語では、Orthodoxオーソドックス)は立体像を禁じています。
木製の美しい説教壇'(Pulpit)が左手上部にありました
ローマカトリック教会であれば、彫られていたかもしれない聖職者の姿が、ここでは描かれていますね。
この煌びやかなイコンがあったのは、座席後方部でした
マップがないので、この聖者がだれかわかりません
天井です
ギリシャ正教は、マケドニアやブルガリア、アルメニア、ロシア共和国など旧東欧諸国を中心に広められ、西欧のローマン・カトリックはギリシャ正教から発展しました。
街を散策中、雨が降り出したので、この教会に入ってみました雨宿り~(^^;
私が入ると、灯りをともしてくれました。
お外は地味でも、中は煌びやかです。
誰もいない教会
突然現れた外国人←明らかに信者ではない(^^;
しかし、灯りをともし、何か見たいのだろうと察したのか、
教会内を案内してくれました。
雨宿りのつもりで入ってしまったの・・・などとは言えません!
わざわざ見学に来た人ふうを装っておきました
祭壇に掲げられていたたくさんのイコンの中の1つです
様々な形をした大きな蝋燭を見せてくれたり、
銀製の宗教的な食器や刺繍を見せてくれたのですが、
私はギリシャ語が混じる英語を理解しようと必死で
写真を一枚も撮らなかったようです
キプロス共和国(南)の人たちは、
基本的に親切で観光客と接することに慣れています。
そして、かなりの確率で英語が通じます。
※旧イギリス領という歴史的背景も影響していると思います。
一方、北キプロスでは英語通用度はぐっと低くなりますが、
観光客慣れした親切さでない、
あたたかさを感じることが多かったです。
教会の入り口近くにいらした美しい天使さま
久しぶりのラザロさん
イエスによって生き返ったという聖人ラザロは、キプロスのラルナカで30年過ごしました。
今日ご紹介した教会はギリシャ正教会ですが、
彼が主教をつとめたキティオン(現在のラルナカ)にある、聖ラザロ教会は、キプロス正教会でした。
(関連記事はこちら→聖ラザロの聖遺物を保管する聖ラザロ教会)
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