ここは、キプロス共和国、ラルナカ。
一昨日、イエスが生き返らせたラザロに由来し、ラザロの聖遺物を保管する教会、聖ラザロ教会をご紹介いたしました。
キリスト教徒にとっては大切な意味をもつ教会と感じますが、ラルナカは、イスラム教徒にとって大切な聖地、ハラスルタン寺院(ハラスルタンテッケ寺院)を有する都市でもあります
ラルナカ市街から南へ7キロほどのところに位置するハラスルタンテッケ寺院、どのくらい大切な寺院かといいますと
1番 メッカの神殿
2番 メディナの神殿
3番 エルサレムのアル=アクサーモスク
4番 ハラスルタンテッケ寺院
なんだそうです
ということで・・・
イスラム教徒ではありませんが、4番目に大切と言われる巡礼地を訪ねてみました!
出発前にホテルの人たちが「あそこは、猫の聖地よ」と言っていましたが、びっくりするほどの猫はいませんでした。
残念なことに・・・(^^;
門をくぐると・・・
鳥たちのさえずりが響き渡る、とても気持ちの良いところでした
モスクの外観です。
鳥のさえずりを聞いてみてください
タクシーの運ちゃんのお友達がここで働いているとかで、2人の話し声まで入ってしまっていますが(^^;
靴を脱いで中に入ります
どのモスクもそうですが、中はシンプルです。
緑色が目立ちます。
イスラム教においては、大切な色ですね
ハラ スルタン(本名は、ウンム・ハラム・ビンティ・ミルハン)は、預言者ムハンマドの母親の乳姉妹であり、ムハンマドの乳母であった女性です。
彼女はイスラム教初期の頃からのムハンマドの信者の一人でもありました。
ムハンマドはアラブが領土を広げムスリムが地中海域を制覇するビジョンを見たことをハラスルタンに話し、その際彼女が貢献してくれるだろうことを伝えたとか
そのことを覚えていたハラスルタンは、アラブ軍がキプロスに侵攻した際、夫と共にキプロスに来たのだそうです
1700もの軍船をもって攻め入ったキプロス侵略は成功し、勝利を祝うパレードにおいてハラスルタンには特別にロバがあてがわれました。他の貢献者は歩いたそうです。
そのパレードでジェノバ軍の攻撃を受け、ハラスルタンはロバから落ちてしまいます
落馬したハラスルタンは首の骨を折り、亡くなりました
そして、落馬した、その場所に埋葬され、その埋葬地に建てられたのがハラスルタンテッケ寺院です
どうやら、この中にハラスルタンの棺があるようです
おじゃまします・・・しずかーに、そぉっと
この柵の向こうに安置されているのが、棺ですね
棺のある部屋の周りは回廊になっていました。
静かに、ぐるりと一周してみました。
2階は女性信者のための祈りの場だそうです。
階段で上がってみます。
見事に誰もいない・・・(^^;
貸し切り状態です
ハラスルタンの棺をお参りするには、左手に見える入り口から奥へ進みます
ハラスルタンテッケ寺院は、ギリシャ系キプロス人の住むキプロス共和国ラルナカにあります。
このような大切な場所が、ムスリムであるトルコ系キプロス人から来にくいところにあるなんて皮肉なものですね
それでも、ラマダンの時期には約2000人の信者が国内外から訪れるそうです
ところで、ここハラスルタンテッケ寺院の敷地には、先史時代の居住跡とされる場所がありました。
こんな感じでした
今回も1つの記事にまとめてしまいました。
この忙しい時期(今週末、センター試験、来週末英検←準会場として実施)に長い記事を書いている場合ではないのですが(^^;
センター試験(英語)当日の明日はブログをお休みし、生徒の皆さまの受験がうまくいくよう祈りつつ、仕事時間の調整をすることにします
【お詫び】
前回の記事で、ラザロが亡くなったのが649年になっていました
ラザロを勝手に700年近く生かしちゃってます
イエスと同時期に生きた人ですからあり得ません(^^;
649年は、ラザロのお墓が行方不明になった年です。
編集の過程で書いたり消したり、付け足したりしているうちに誤った操作をしてしまったようです。
文字装飾の際も気づかず、スルーしているなんて
いくら時間に追われているからといっても、情報に誤りがあってはなりません。
Mガッツさんが1桁おかしい?と指摘してくださったおかげで気づけましたが(大感謝!)、気を付けます!!
きっと、おかしくない?って気づいてくださった方、ほかにもいらっしゃいますよね
そんな失敗をやらかしましたが
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