今日は、「悪い猫」について書いてみようと思います。
誰からも愛された愛犬メイと正反対だった、このネコ
私にとっては、かわいくて仕方のないネコでした。
私が小学生だった頃に家族の一員になったメイと違って、モグワイ(名前からして、ヘンテコ。妹がつけたんですけどね)は、私が18歳のときにやってきました。
ある日、生まれて間もない子猫を父が連れて来たのです。
ちょうど、私が「生まれて初めての海外、かつ初めての一人旅」に出かける直前でした。
早速思いっきり遊んで、思いっきり引っ掻かれました
モグワイの愛情表現は、相手を”引っ掻く”ことでした。
だから、嫌われるんだよ~
こんなふうに「かくれんぼ」して、
誰かが近くにやってくるのを待ち構え・・・
襲い掛かるのです。
メイが通りかかろうものなら、上から飛び乗りました。
その度にメイがキャーンと鳴くのです
人間の頭にも飛び乗ってきますから
こらーっ
と誰かがどこかで叫ぶ声が絶えない家でした。
経机の上でくつろぐモイ(モグワイの短縮形)
そこに乗っかったからって、
経本のように大切にはされませんよ~
日頃の行いが悪いから( ´艸`)
そもそも、そんなヘンテコな名前を付けられたばかりに、
私と妹以外からは「シロ」としか呼ばれません
かわいそ~に
メイは、お腹が空くと近くの中華料理店に出かけては、チャーシューや唐揚げをご馳走になっていましたが・・・
モグワイは鳥を仕留めに出かけます
スズメをくわえて帰ってくるなんて可愛いもので
鳩の日もありました
外で食べてくるならまだしも、誇らしげに獲物を持ち帰り、
家の中で堂々と食べるのです
すると、その辺りは羽根だらけに・・・
私や妹は、一目散で自室に逃げました
母か祖母が飛び散った羽根の後片付けをしてくれ、
完全に綺麗になった頃、
娘たちは自室から出てくるのでした・・・
しょっちゅう野良猫たちとケンカして、
皮は剥がされ、筋肉や骨が丸見えになるほどの怪我をして帰ってきました
2週間くらい動けなくなっていたことも。
こんな猫だったので、厄介者扱いされてばかり・・・
我が家にはメイというアイドル犬がいたから、なおさらです。
誰かが常に「こらーっ」と声を荒げ、
母が、「あっちに行け!」と叫んでいました。
ティッシュ箱を見つけようものなら・・・
しかし、モグ(別の短縮形^^)にはヒミツがあったのです。
私の部屋へは、よく遊びに来ていたのです。
ドアを引っ掻く音が合図でした。
カサカサと音がすると、そこにモグがいて部屋に入れてもらえるのを待っていました。
私の部屋で悪さをすることはありませんでした。
基本的に眠るためにやってくるからなんだけど(^^ゞ
悲しいときは、いつも一緒にいてくれたモグ。
背中を向けて・・・
この距離の取り方が、この猫らしいところでした。
散々「悪い猫」と言われ、
死んじゃってからも「悪い猫だったね~」と言われたモグワイですが、私にはとってもかわいい猫でした。
たくさん引っ掻かれたけど
もし、お手間でなかったら、
経机の上でくつろぐ”悪ねこ”を「こらーっ!」と叱るか、
なでなでして
ここから降ろしてください
引っ掻かれるかもしれませんが、
それは彼女の愛情表現です
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