去年の6月に映画館で観て、原作を読んでみたいと思った作品です。
最後に分かる主人公・文の病気のことが、
どうも不自然に思えて「こんなことってホントにあるの?」
という思いが拭えなかったのです。
原作はどんな風になっているのかな?
2020年の本屋大賞に選ばれている本。
すぐに予約していたのがやっと順番が回ってきました。
原作を読んで、納得できることってやっぱりありますね。
映画が、原作の空気感にとても忠実に作られていることがわかりました。
先に映画を観てしまったので、もう私の中では、文は松坂桃李くんだし、
更紗は広瀬すずちゃんなのでした。
亮は、横浜流星だし、文の恋人の谷さんは多部未華子。
本屋大賞に選ばれるだけのことがある作品でした。
映画の中で引っ掛かったことも、文章として読めば、不自然でもなく、こういうことがあるんだな~と物語を辿ることができました。
最後に明かされる文の病気は、本の中で読むと不自然な感じもせずに納得できました。
それにしても、こういう病気があること自体がかなり衝撃的ではあります。
凪良ゆうさんはBL小説の作家さんだと紹介されています。
BLって何?
ボーイズラブ小説だそうです。
ふ~ん、いろんな分野があるんですね。
細やかな心理描写が丁寧で、よく伝わりました。
読みだしたら止まらない感じ。
描いている世界は特殊で、心がざわざわする世界ではありますが、
また他の作品も読んでみたいと思いました。
図書館の予約を見てみたら、どの作品も数十番待ちです。
人気の作家さんなんですね。